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紙の本
戦争前夜
2022/07/26 07:49
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投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
前巻から幸子さん追いが深かまっていたのですが
今回色々と詳らかにされて昇華されていく気がしました。
(桜の木、住職さんの死、幸子さんの娘を描くことことで)
英二郎は自分を閉じ込めていたところから出て
「死者」を題材にする画家としての自分をきちんと認識するのだ。
義則くんの画学校受験、カヲルくんの将来の葛藤、
道子さんの恋心・・・英二郎の周囲の人々の思い
関東大震災がずっと物語の中にあったので、
私はこの物語は戦争直前あたりで完結するのかと思っていたら
がっつりその時代に突入するらしい。
「この先もっと死がぞんざいに扱われるでしょう」
依頼人の言うとおりそんな時代に英二郎がどんな絵を描くのか
(あるいは描けるのか)
彼の周囲の人々はどうなるのか、心が漣たつような感じです。
☆4.5
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