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13歳が読んでも興味を持てなさそう
2023/01/07 15:26
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投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
父親が子どもにお金を稼ぐ・節約する・貯める方法を,子どもにもわかりやすいよう身近な題材を用いて説明した本。コンセプトは悪くないと思いますが,何しろ面白くない。子どもが読んだら退屈して最後まで読み通せないように思いました。かといって大人が読むには,挙げられている例が子ども目線なので,あまり実態に即しておらず,やはりあまり面白くなかったです。個人的には,お金を稼ぐうえでは「世の中はいつも正しい」と考えようという指摘は収穫でした。理不尽であろうと下らないと思おうと,世の中がそれを評価しているなら,それを受け入れて稼ぐ方法を見出す必要がある,と。
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お金の役割と重要性を知り、その上でどう稼ぎ、減らさず、貯めるかをやさしく教えてくれている本です。
ビジネスでは、稼ぐことが目的化してしまうことが実は多いのですが、本来のお金の役割は、人を喜ばせ、生活を豊かにするための手段です。
それを知って、お金を稼ぐことに真剣になることで、そのために必要なスキルも身につきますし、実は日本に多くのお金が回っていることにも気づけます。
「13歳からの」というタイトルですが、本当は大人にこそ知ってほしい内容の1冊ではないでしょうか。
【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「ビジネスでは『世の中で答え合わせをする』ことが超大切。商売やビジネスでは、世の中がいつも正しいという前提に立つ。世の中が受け入れない時は、世の中が間違っているのではなく、自分のやり方が間違っていると考え、それを直すという姿勢を持っておくことを忘れない。」
「ビジネスは繊細で、『お客様が何に困っているか』を敏感に感じ取り、『どうすれば喜んでもらえるか』を細部までよく考えて商品・サービスを開発して実現する。身のまわりのちょっとした変化に気づくことが大切。常にアンテナを張って、『何か変わったことが起きていないか』と身のまわりをよく見ておくだけでいい。」
「お金がないならないなりに、どうやって世の中に自分の売り物を知ってもらうか、必要な仲間を集めるか、まわりの協力を得ていくのか、『お金を使わず何ができるか?』という発想を持つと、稼ぐのが断然ラクになる。」
→「13歳からの」という言葉がタイトルにありますが、大人でも実は知らないことが多い、ビジネスに関する大切なことが書かれています。世の中、つまりニーズに合っていなければよいものでも売れません。ニーズ=困りごとを常に探すことが大事です。ヒトや情報があれば、カネは後からどうにかなっているケースは実際にとても多いですよ。
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・①お金を上手に稼ぐ、②お金を減らさない工夫をする、③お金を賢く貯める、という3つのサイクルを回していけば、お金の苦労から解放される。3つを実践する上では「お金に好かれる」ことが前提となる。
○まずは「お金に好かれる人」になる
・お金持ちになりたいなら、お金の悪口を言わず、好きになる。ポイントは、人を喜ばせ、生活を豊かにするという「お金の果たす役割」を正しく知ること。お金を稼ぎ、使うほど、たくさんの人に貢献していて、その人たちを喜ばすことができる。たくさん稼ぐと、たくさん使えるので、世の中に大きく貢献できる。
・お金を稼ぐことに真剣になると、世の中の困りごとをリサーチする「観察力」、お金をもらえる商品・サービスを開発する「企画力」、商品を売り切る「営業力」、すべてを1人でできないので多くの人と協力できる関係性をつくる「コミュニケーション力」などたくさんのスキルを学び、経験をすることで成長できる。
・お金を稼げない人は「世の中にはお金がない」、稼げる人たちは「世の中にはお金がある」という前提でいる。統計的には日本中で2000兆円のお金が出回っているが、大事なのは、世の中に回っているお金をどうやって自分のところまで持ってくればいいかを考えること。
○「お金を稼ぐ」には、世の中の「困りごと」を見つける
・お金は「困りごとを解決してくれる人に集まる」。困っている人がいないか、まわりを見て探してみて、どうしたらその困りごとを解決してあげられるかという考え方が、一生役に立つ。
・ビジネスでは「世の中で答え合わせをする」ことが超大切。商売やビジネスでは、世の中がいつも正しいという前提に立つ。世の中が受け入れない時は、世の中が間違っているのではなく、自分のやり方が間違っていると考え、それを直すという姿勢を持っておくことを忘れない。
・ビジネスは繊細で、「お客様が何に困っているか」を敏感に感じ取り、「どうすれば喜んでもらえるか」を細部までよく考えて商品・サービスを開発して実現する。身のまわりのちょっとした変化に気づくことが大切。常にアンテナを張って、「何か変わったことが起きていないか」と身のまわりをよく見ておくだけでいい。
○「お金を減らさない」には、お金が「漏れている」穴をふさぐ
・やりたいことをやるのに、お金があるなしは関係ない。どんな成功者も、最初はお金がなかった。自分の夢を実現できたのは、お金がなくてもやれることを知っていたから。人間というものは面白いもので、限られたお金で、なんとかやりくりしようと思えば以外とできるもの。
・お金がないならないなりに、どうやって世の中に自分の売り物を知ってもらうか、必要な仲間を集めるか、まわりの協力を得ていくのか、「お金を使わず何ができるか?」という発想を持つと、稼ぐのが断然ラクになる。
・節約する方法は調べればわかるが、調べなければ永遠にわからない。大切なお金を守りたければ「情報弱者」になってはいけない。常にアンテナを高く張って、いい情報は貪欲に取りに行く。
・ゴールにたどり着くためには、仕入れた情報が正しいかどうかを判断しておく必要がある。フェイクニュースが紛れ込んでいて、すべての情報が正しいとは言い切れない。稼げる人は、情報に対してとても慎重。ポイントは3つ。①「伝聞」に気をつける。自分が見たもの、聞いたものの中にしか正しい情報はない。②「推定」に気をつけ、情報が裏づけられるデータがあるのかを確認する。③「事実」と「意見」に気をつけ、分けて考える。
○「お金を貯める」には、「計画」と「仕組み」をつくる
・貯める金額=夢の実現に必要なお金。「夢とお金はセット」なので、夢を語るなら、お金の話から逃げてはいけない。
・貯金はいまできる金額から、すぐにはじめればいい。先送りしてしまう人には、真面目な人が多い。貯めるとき、不都合なことは必ず起きる。「不都合な真実」は、文字通り不都合だが、対象不可能な真実ではない。目をそむけなければ、実はそんなに怖くない。あらかじめわかっているなら準備ができる。
・「貯金の残高」を定期的にチェックする。想定外のことは必ず起こる。当初の計画通りに貯まっていなければ、原因を調べる必要がある。1つひとつ調べるのは面倒なので、多くの人はちゃんと調べないが、調べないと対策の打ちようがない。毎日5分の���ェックでよい。
○守るべきこと
・お金を稼ぎたいなら、「感情表現が豊かではない人」になる。感情に振り回されてはいけない。目の前のことに一喜一憂せず、感情のコントロール力を身につけ、冷静に物事を判断し、行動する必要がある。
・「みんなと同じ」ことを考え、していると、「みんなと同じ」結果になる。違うことをすると、周囲の反応が気になるが、成功したいなら、自分で考え、そして自分で行く道を決める。
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主にお金の貯め方について書かれているものの無闇矢鱈に貯めるのではなく効率や貯め方の手段、欲しいと思ったものに対してとるアクションの選択肢など大人でも大事なマインドが書かれている。
長ったらしくなく簡潔にまとまっているのも良かった。
お金との向き合い方は人生の向き合い方と同じだと実感できる。大人が読んでもいい本。作者は現役のコンサルのようで表現は易しいもののコンサル!な中身だった。それが良かった。