紙の本
サスペンスフルな終盤
2023/12/23 20:12
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投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
サスペンス的でスリルもあって面白かったです。親子ともども腐っていて、どうしようもない悪人に対して、姉妹がお互いを思いやりながら立ち向かう姿が印象的で、良かったです。特に終盤の展開は、先が気になる展開で、ちょっぴりハラハラさせられました。
紙の本
壮絶な姉妹の復讐劇
2022/11/20 15:09
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投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっぱカリン・スローターはこうでなくっちゃ。上巻は少しおとなしめの展開だったが、下巻ではサイコスリラーの様相を呈してきた。目を背けたくなるような暴力シーン。シリアルキラーとの騙し騙されつの駆け引き。薬物依存症の壮絶な人生。レイプ被害者や幼児虐待被害者のトラウマによる苦悩。様々なテーマを盛り込みつつ、被害者姉妹による壮絶な復讐劇が繰り広げられる。妹のキャリーが可哀想過ぎる。姉妹の選択は果たしてこれで良かったのだろうか?
紙の本
偽りの眼(下)
2022/10/07 09:19
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
非道なレイプを繰り返す男の弁護を引き受け無罪を勝ち取らなければならないリーは、過去に被害にあった妹と共に悪に立ち向かう。
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弁護士のリーが担当する凄惨な事件を調べ始めると自分の過去とのつながりが見えてくる。依頼人の目的はリーへの復讐のため。過去に何があったのか。それが残酷な描写をもって描かれていく。被害者の感情と事件を経ての感情、その後の人生。それが痛みとなって読み手に迫ってくる。特に後半の展開のスピード感と家族への思いが溢れてくる描写は読み応えがある。いつもながら著者の作品を読むことは痛みや辛さが伴うけれどそれでも読んでしまう面白さと、読まなきゃいけない、知らなきゃいけない現実がある。
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リーは弁護士。突然上司にレイプ犯の弁護を担当するように命じられる。なぜ?
※ちょっとだけネタバレ、でも80頁ぐらい読めば分かること
そいつはアンドルー、大金持ち。リーと妹のキャリーが昔ベビーシッターをしていた時、その家の父親に姉はセクハラされ、妹はずっとレイプされていた。姉妹は彼を殺し、遺体はバラバラにして隠した。アンドルーはその殺された男の息子だった・・・
キツイ性的虐待など読んでいてツライが、それを上回るヒリヒリする感じ。リーの立場で読むとひたすらドキドキする。
またドラッグ中毒のキャリーの内面描写もすさまじい。
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著者の作品を初めて読んだ。厳しいアメリカの現実がフィクションの形をとって描かれている。「クスリ」「犯罪」「貧困」「コロナ」「差別」どの切り口からもふだん目を背けている現実がある、と感じた。もちろん、サスペンスとしてもハラハラ、疾走感に感心する。読んでよかった。
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話は面白かったけれど登場人物に好きなやつがいない…と思ったけどシドニーは好きだったかも。
内容は姉妹(姉は弁護士、妹はジャンキー)の物語。
ベビーシッター先の父親から姉妹は性的虐待をうけ殺して完全犯罪を成し遂げてしまう。しかしその数十年後、シッターとして世話していた息子が成長しレイプ犯として姉(リー)に弁護を頼む・・・という話。
少し前に「姉妹殺し」という小説を読んでしまったので、きっと数年後には2つの話が混じってわからなくなってしまうので、内容をここにメモしておく。
翻訳に九州の方言が唐突に出てきて和んだ。
カリンスローターの描く登場人物がどんどん嫌味でしかなくなってく。なぜなの。
今後読むのはウィルトレントシリーズだけにしておきます。
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そうだったのか、、
(まあ予想はしていたけれど)
というところで上巻が終わり、
翌日に下巻を一気読み。
弁護士である姉のリーと
薬物依存の妹キャリー。
母親から虐待、放置されていた姉妹は
お互いだけが頼りだった。
リーは全ては自分のせいだから
自分がなんとかしないと、と
思い込んでいるけれど、
キャリーはリーが思うよりも
自立していたし問題を解決しようとしていた。
異常者のアンドルーと
その婚約者でやはり異常者のシドニーが
本当に本当に嫌な存在で
早く死んでほしいと思いつつ
ページを繰っていた。
キャリーと動物病院のドクターの
会話の場面で心があたたかくなり
ジーンとしてしまった。
(あんこうの話は強烈)
悲しい結末だったし、
リーの姉妹がしたことを
アンドルーの母親が知っていて
それを言ってくれればこんな結末には
ならなかったのに、、と
やりきれない気持ちだった。はあ。。