人間の思考パターンから、イヤな氣持ちを消す技術を紹介していました。
2021/01/25 06:27
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:まお - この投稿者のレビュー一覧を見る
著者のファンである友人に勧められて購入。人間の思考パターンから、イヤな氣持ちの成り立ちや、消す技術を紹介していました。イヤな氣持ちが消えるなり薄くなれば、先延ばしや未経験を減らせると思うので、有益な内容だと思いました。
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自分がイヤな気持ちを作り出している。自分の身に起きることは自分の責任である。その他、アンカリングで気持ちいい状態を引き出す方法など。
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読んでよかった。
悩み癖があり、よく不安に駆られる自分にはとてもありがたい本だった。
各章のなるほど
第1章 なぜイヤな記憶ばかりが蘇るのか
記憶のインプットとアウトプットのしくみ、そして、失敗の記憶がブリーフシステムでアウトプットされ、自律神経、脳幹にも影響を及ぼすしくみがよく分かった。
次にそれたのしくみを踏まえて、記憶を引き出さなくする方法。慣らすことと前頭前野を介入させること。
特に前頭前野の介入が有効であるように思った。
第2章 記憶とは何か。それとどうつき合っていくか。
過去の出来事に対するこだわりを捨てること
現在は過去にベストの選択を積み重ねて出たベストの結果。
IQ(前頭前野を働かせる)を高めれば怒りを鎮めることができる
現実でもない未来に不安を感じることは意味がない。
過去の記憶とのつき合い方の基本
①結果論で過去の出来事を後悔しない
②前頭前野を働かせてそれを評価する
③前頭前野側からの介入に上達する
④わざわざ自分に不利になるように統合しない
⑤後悔は無意味ということを知る
⑥過去の記憶はすべて娯楽にする
第3章 あなたの自我があなたを不幸にする
その人の知識が重要度を決め、人は重要度の高いものしか認識しない。目の前の世界は、その人が重要だと思うもので成り立っている。
イライラの原因は自分で重要度を高めているものが多すぎるとうこと。
第4章 悲惨な体験をトラウマにしない。
最悪な事態を知ることが心を安定させる。
第5章 うつ病は一瞬で治る!?
「何事も自己責任だ」と考えて選択と行動を行うこと。
喜怒哀楽のすべての記憶を娯楽にすればいい。
=過去の記憶を現在の自分は切り離すこと。
第6章 イヤな気持ちから自分を解放するために。
①高い抽象度で考える
②イヤな出来事に、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、誇らしい」とう情動を結びつける。
③脳を自己発火させる。(アファメーション)
アンカーとトリガーを自分で自分に仕掛ける。
精神安定方法
・リラックスしていること
・抽象空間に対する興味を持つこと
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記憶やトラウマに関して結構本格的に書かれており勉強になる。特に鬱病に関しては、脳機能科学的に詳しく解明しているが、きっと反発あるだろうな。バッサリ切ってますが同感です。
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イヤの気持ちを消すには…
他責ではなく自責。イヤな気持ちを抽象化すること(より大きな視点から捉え直すこと)。
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記憶のメカニズムと、精神疾患の関係性をわかりやすく説明している。
そのうえで、悩みは全て自分が生み出しているものと位置づけながら、ポジティブであるためにどうすればいいかを簡単に説明している。
内容の比重としては、記憶のメカニズムについてが7割弱、対処方法が3割強といったところか。内容がとても良いだけに、構成をもうすこし工夫すればもっと売れるだろうな、と思った(追記:けっこう売れてるみたいです)。書かれていることはタメになるし、良書だと思う。CDCのクライシスサイコロジーについてははじめて知った、こんなのもあるんだなあ。
煩悩の刷り込みシステムのことを「電通」と呼んでいるとのくだりで笑った。
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嫌な気持ち、記憶から具体的な方法で自分を救う手だてが書いてある。最終的にすべてが自己責任であると考える私にとっても、とてもためになる本だった。一読ですべてがわかったわけではなく、再度読み直し中。ようやく求めていたものに一歩近づけるのではないかという期待感が膨らんできた。
一つ上から自分についてみることができるようになる。良書。
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イヤな現実や記憶にとらわれるのは,脳の使い方が悪いだけ。ではどう脳を使えば良いか―それが詳しく述べられた一冊です。
「とても強烈なイヤな体験をして,それがトラウマになってしまう人と,あっさりその体験を乗り越えてしまう人と,人間には2タイプいることも事実です。(中略)じつは,両者を分けているのは脳の使い方です。」(「はじめに」より)
かなり専門的な言葉も出てきますので,初心者向けではないところが★3つです。ただ,ここに書いてあることを実践出来れば,イヤな気持ちから解放されると思います。
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この本を読んで、「現在は、過去にベストの選択を積み重ねて出た、ベストの結果」であったり、「未来の因果で現在の善し悪しは決まる」といった発想を実践することで、それ以降幾分か楽しく生活することができていると感じています。
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人間はマイナスの出来事を記憶する事で、失敗しないようにする。
他人の煩悩を自分の煩悩と錯覚してしまうことで心が満たされない。
前頭前野の動きを高め(IQを高め)、抽象度を上げて不感することでイライラをなくす。
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自我は過去の記憶によって成り立つ
扁桃体が海馬に強く思い出せと命じると、人間は過去の出来事を強烈に思い出す
成功を覚えていたからといって、次に起こるかもしれない生命の危機を避ける役にはたたない
心から自分で望んで選択したからことからは後悔は生まれない
現実の結果よりもいい結果を想像して公開するというのは、人間が抱く様々な後悔に共通しています
現実でもない未来に不安を感じることも、同じくまったく意味がないのです。
過去の記憶はすべて娯楽にする
イライラの原因は、自分で重要度を高めているものが多すぎること
自分が重要だと思っている情報が外から刷り込まれているということは、自我も他人からつくられていることにほかありません
自我を変えるには、自分にとって重要な情報を変える
まずテレビをすてる
テレビを見ない生活を一ヶ月も続けると、自分にとって重要なことが、どんどん変わっていくのを感じる
CDC
緊急事態が起こった時、まず最悪の可能性を伝え、それが時間とともに改善している数字を伝える、不確定性を伝え、その問題を解決するプロセスを伝える、プロセスが進んでいることを数字で示す、恐怖を認め、人々の眼の前の恐ろしい事態に関連する文脈情報を伝える
おれがすごいやつだと思っている人に、うつ病はいない
未来の因果で現在の良し悪しは決まる。過去の因果で現在の良し悪しが決まるわけではない
人間がイヤな記憶に囚われてしまうようになるのは、その際の情動的記憶が長期記憶化していることが原因です
イヤな記憶を思い出すたびに、嬉しい、楽しい、気持ちいい、清々しい、誇らしい情動感覚をセットにして出すようにすれば、扁桃体はその記憶の増幅を弱々しいものにものにします。
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チェック項目6箇所。あなたはこの本を読むことで、自分の記憶をコントロールするための脳の使い方を学ぶことができます、過去に起きた悲しい体験、辛い体験から自分を解放し、人生を健やかに前進させるために、私の方法があなたにおおいに役立つことを願ってやみません 。あなたの頭の中には、それが正しいことであり、そうあらねばならないという”信念”があるわけです、その信念を相手に否定されることによって、「決して許せない」という強い怒りの感情がわくわけです。本来、マイナスの出来事の記憶は、生きていくことに役立ちこそすれ、人間から生きる力を奪うものではありません、実際、私たちはイヤな記憶を持ちながらも、ふだんはそれをすっかり忘れ、元気に生きています。イヤな出来事、悲しい出来事、恐ろしい出来事の記憶を”忘れる”、あるいは「大変だったけど、いい体験をした」とプラスに評価できるようになれば、自我は大きく円満なものになり、それはあなたに前向きで囚われない思考をもたらしますs。そもそも人間は、イヤな出来事をよく記憶するようにつくられています、とくに強烈な怒りや悲しみなどの情動をともなう体験をした場合、人間の脳はことさら強くそれを記憶にとどめようとします、その理由は、次に同じようなことが起こりそうなときに、それを避けなければならないからです、なぜ避けなければいけないのか、そこに生命のリスクがあると感じるからです。海馬は失敗駆動型でゲートを開き、失敗の情報をせっせと側頭葉に投げ込んでいきます、それは、失敗の記憶を持つがゆえに人間は生命の危機を避けることができるからであり、海馬は長い間、種の保存に必要な仕事を忠実に実行してきたといえます。
【NEXT READING】
(「重要だ」という情報がイライラさせるとはどういう事?)……「重要ですよ」という刷り込みが何年、何十年も行なわれ続けると、それが人間の前頭前野のパターンをつくり出します、「マスコミが取り上げていることは重要度が高いことだ」というパターンがつくられると、他人の煩悩をどんどん受け入れられるようになっていきます、私たちの消費活動はそうやって生み出されます、タンスの肥やしのひとつひとつは、何か動機があって購入した物です、しかし、買って数日もたつとまったく関心がなくなり、ふと気づくとこうにゅうした 動機さえわからなくなっています。
(情動を消し去る3つの方法とは?)……①高い抽象度で考える、②イヤな出来事の記憶に、「嬉しい、楽しい、気持ちいい、すがすがしい、誇らしい」という情動感覚を結びつける、③脳を自己発火させる。
(抽象度を上げると? その効果は?)……若い国会議員が不良青年だった自分を誇ったように、いま自分の中で動いているマイナスの情動が大きければ大きいほど、未来においては「それがいい影響を与えたのだ」というプラスの認識に変わっているわけです、「現状からだ」ということを、いまいいか悪いか決めることなどできないということです。
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自分で選択してないと思ってるからイヤな気持ちになるってことは、なんとなくわかってはいた。
どんな人生でもハッピーでいたい。
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脳の記憶の仕方を科学的に分析して、
実際に応用できるよう丁寧に書いてある。
この本を読んだだけでは、イヤな気持ちを消すには
熟練がいりそうだ。
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嫌な記憶の付き合い方の基本
1.結果論で過去の出来事を後悔しない
2.自分に不利になるようにしない
3.後悔は無意味
4.過去の記憶はすべて娯楽