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人間の脳を大きく4つに分類し、それぞれの機能、特徴も、それぞれどう使えば良いかをまとめた本。
とても面白かった。人間は感じる事が出来る考える生き物ではなく、考える事が出来る感じる生き物である。キャラ1の考える左脳、キャラ2の感じる左脳、キャラ3の感じる右脳、キャラ4の考える右脳があり、それぞれが連携して対応する。
緊急事態が起こったらBRAIN(呼吸に集中する、認識する、正しく評価する、尋ねる、舵を取る)して、一旦リセットする。とても奥が深い内容である。
自分はキャラ1とキャラ4が強く、キャラ3がかなり弱そう。キャラ3を強化出来てたらいいなと思います。
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脳 4つのキャラ
1ペルソナ 2シャドウ 3アニムス/アニマ 4セルフ
キャラ1 考える左脳
整理整頓 分類 メカ好き 身だしなみ 計画性 権威主義 完全主義
リーダー:成果主義 自己批判的 高度組織化
キャラ2 感じる左脳
左偏桃体 「過去の経験と照合」 言葉 人格 好き嫌い
怒り 騙す 罪の意識 恐怖絶望 自己中心的 独善的
リーダー:不信 要求 脅し
キャラ3 感じる右脳
右偏桃体 「今この瞬間」に集中
寛容 畏敬 遊び心 共感力 創造性 好奇心旺盛 自分のスタイル 経験的
リーダー:グループが好き 一人でも可能 非計画的
キャラ4 考える右脳
バランスをとる接着剤 1と2がヴァイオリン、3がチェロ、4はヴィオラ
気づき 広がり つながり 受け入れ 本物 寛容 明晰 意図
リーダー:全体の大局的評価 相談役
右脳 女性的 陰 いまここ 宇宙意識としての自分自身
左脳 男性的 陽 個性と過去の経験に基づいた自己中心的な特性
ベビーブーマ世代 1946-1964年生まれ
キャラ4の人間関係よりキャラ1の物質的報酬
X世代 1965-1976年生まれ
キャラ1+2 個として生きる キャラ1秩序+キャラ3創造
ミレニアム世代 1977-1996年生まれ
ブーマー世代の親のキャラ1の過保護=不安なキャラ3 個1よりも群れ3
キャラ2未発達で過敏
Z世代 1997-2010年生まれ
生物学的にも文化的にも全脳(ホールブレイン)型世代
テクノロジー普及と孤独感の相関
キャラ1とテクノロジーと共存 キャラ3の価値観で生きる
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神経解剖学者のジル・ボルト・テイラーさんの最新刊。
彼女が37歳の時に脳出血を起こし、それから8年のリハビリを経て復活し、その体験を語ったTEDの講演が世界中の賞賛を得たことで有名な方。
原題は「WHOLE BRAIN LIVING」。
邦題は「ホール・ブレイン 心が軽くなる「脳」の動かし方」
神経解剖学者さんの本だから、きっと科学寄りの内容なのだと思って読み始めたら、違いました。脳出血によって、一時的に左脳の機能が完全にストップした経験から、人間の脳の中には4つの性格が潜んでいるというのを説明し、そして、その4つのキャラを見極めることで、人生をより良く生きるにはどうすればいいのか、という、むしろ心理学的というのか、人生訓的な本でした。
左脳にある考える部分が「キャラ1」、左脳にある感じる部分が「キャラ2」、右脳にある感じる部分が「キャラ3」、右脳にある考える部分が「キャラ4」。
右脳は基本的に「今、この瞬間」だけを生きていて、左脳は基本的に時間の流れを見渡して分類したり予測したりする。几帳面で機能的な「キャラ1」と臆病で不安症の「キャラ2」が左脳、脳天気で幸せを生きている「キャラ3」と世界と繋がって全てを包み込む「キャラ4」が右脳。
人はそれぞれ、脳の中に4つのキャラが存在して、キャラが交代しながら暮らしている。なので、自分の中の脳のキャラを把握して、適切な場所で適切なキャラを出せれば生きやすくなるよ。大変な事態が起こった!なんて時は、90秒間深呼吸して、そして「脳の作戦会議」を開けるようにすればいいよ。 ということが書いてある本でした。
ともすれば、ちょっとスピリチュアルな匂いもしそうな内容だけれど、実際に脳を研究していた研究者で、数年間の「左脳の機能を失った」経験のある著者の言葉には説得力がありました。
私の中の4つのキャラを切り分けることは難しいけれど、何かの時に、思い出して、今はどのキャラが考えているんだろうか?と考えてみてもいいと思いました。
キャラ1とキャラ2がメインで、たまにキャラ3がはしゃいでるって感じかなぁ。マインドフルネスとかをやれば、キャラ4に会える気がする。
(そして、実は「奇跡の脳」を読んでいないので、これから読もうと思っている私であった。TEDも今一度見直してみました。何度見ても泣ける〜。)
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客観的に自分の状況を把握するのに役立つ
4つのキャラの声を聴く
①左脳大脳皮質(ペルソナ):細部を考える、計画
②左脳辺縁系(シャドウ):不安を感じる
③右脳辺縁系(アニマ):喜びを感じる
④右脳大脳皮質(真の自己):全体性、繋がり
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ハウツー本になってしまって面白さ半減。
実践できれば素晴らしいんだろうけど、4つのキャラ分けは難しい。
奇跡の脳を読んだ後のような感動がない。
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脳内に4つのキャラがいるという考え方は面白かったし参考になった。もうちょい4つのキャラとの付き合い方や脳内会議について具体的な話があると良いと思った。
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脳内神経思考回路のスイッチングか。
思えば、
9歳頃左おでこを強打し、小学校の間はその影響で強度の斜位が発生し
世の中がぐるぐる回っていた。場所的にキャラ1+2が沈黙したのか、言葉を発することが極端に少なかった。と言ってキャラ3や4を感じるでも無し。。。
↓
中学となるとどちらが先なのかわからないが、思春期の胸の奥からこみ上げる怒りと共にキャラ1+2が立ち上がって来た気がする。斜位も完全ではないが、焦点が合うようになり弱くなっていった。2次性徴で再配線された?
↓
高校のある時事件が起こって、感情の大爆発を起こし大号泣と共にキャラ2が吹き飛んで宇宙の晴れ上がりを感じた。これはキャラ3かな?同時に斜位だった焦点も完全に合うようになった。
恐怖を感じると、キャラ2の心臓がドキドキするが、ドキドキがいつのまにか、あれ?ワクワクしてる?と勘違いしキャラ3にすぐにスイッチするようになってしまった気がする。
ただこの頃から受験もあってか、キャラ1思考が優勢。
↓
仕事を始めるとますますキャラ1思考が強くなった。
しばらくして過重労働によって鬱キャラ2へ沈んで行ったのだが、少しの運動でも心拍が上がってドキドキするとすぐにキャラ3へスイッチするので、これは助かった。鬱には運動が良い。
ある時、龍安寺の「吾唯足るを知る」というつくばいを見て、これだ!とグッと来た。この考えを実践すると過去にまとわりついていたキャラ2が段々と現在に戻ってきて「今」を感じるようになった。そうなるとありがとうという気持ちが芽生えてきて「感謝」を思うようになった。
ありがとうの気持ちと共にキャラ4の背中を見たような気がしたが、まぁ今のところここまで。
キャラ1、2、3思考はなかなか理屈に合うなと思うしキャラ4思考へのスイッチも、あり得ないこともないなと感じた。
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4つの脳のキャラクターのどれがどんな状況で活動するか、自分の癖を知ること。
左脳の不安キャラが優勢になったら、90秒呼吸に集中し4キャラ会議。右脳の楽しみキャラ、安心キャラが活動しやすいよう、自然との関わりや純粋な楽しみを大切にしたい。
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おもしろくて一気読み!
TEDをみて購入。
自分の脳を内側から観察できるなんて。
右脳、左脳が本当にぱっくりと
綺麗にわからているのはTEDを見て知った。
そしてこの本を読むと
右と左で全く違う処理をしていることが
よくわかる。
頭の中の4人の自分。
この本を読むと
どんな話をしてるのか、
俯瞰的に眺めることができそう。
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WHOLE BRAIN. ジル テイラー NHK
脳には左脳と右脳それぞれに思考と感情を司る四つのキャラが潜み
それを読み解いた稀有な体験を持つ
ジルテイラーは実に幸運な人である
神経解剖学を通して人間の何たるかを
見つめていた彼女は
釈迦に次ぐ大冒険の快挙を
意図せずして楽しく成し遂げ
無限大のお土産を手にし九死に一生を得て
帰還することができたのである
居合わせた私たちも思わぬお土産にあずかり
同じ幸運に浴せたと言えるだろう
誰もが持つ一つの脳内に
左脳の三次元時空間に偏った
五感による部分感と
右脳の無限を視野にした唯一無二の
全体観を並列させて
そのそれぞれに思考と感情の個性を備えた
四つの分身による共同作業で
私の一瞬一瞬を描きだしていく構造に
付帯する気づきをもたらしたのである
ジルテイラーは緩やかな脳内出血によって左脳が休眠状態となり
右脳を通して無限なる集合意識に浴する
チャンスをものにしたらしい
ある種の臨死体験と言えるのかもしれない
私たちは四つに分断された体験から学び
全体観を目指す成長の過程にあり
この私の脳内にある四つの個性が
お互いの機能に気付けずにいがみ合えば
競い争う混沌状態となり
お互いが俯瞰し合うことで
相手を知り輪になれれば
切磋琢磨が起こりその相乗効果は
計り知れない幸運をもたらすだろう
惜しいかな
日本語の文脈になっていない翻訳のまずさで読みにくいのが難点だ
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脳の仕組みについて、左脳が麻痺した経験のある脳科学者が体験をもとに分析。
脳には、考える脳と感じる脳の領域が左脳、右脳にそれぞれあり、4つのキャラを演じている。
人間関係において、この4つのキャラとどう付き合って行くが大事。また、ミレニアム世代、Z世代など世代別のキャラの特徴を捉えるなど、人間の特徴を捉え対応するのに、4つのキャラの理解は、人生を生きやすくする。
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脳出血で左脳の機能が停止し、右脳優位になって至福の時間を過ごした経験のある神経解剖学者が書かれた本。
人の脳には4つのキャラがある。今まで無意識にそのうちの1つのキャラに引っ張られ不幸だった人に、意識的に他のキャラを選ぶ事によって幸せになる事を勧める。ある負の感情に襲われた時に、自分の思考の癖に気づく良いキッカケになりそうだ。
英語の和訳本は冗長なことが多いが、この本もご多分に漏れず。まず最初に訳者あとがきを読んで、気になった箇所の本文を読むと時間セーブになると思う。
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面白かった。筆者の考えでは、自分自身のキャラは左脳的なキャラと右脳的なキャラだけでなく、左右それぞれを皮質と辺縁系のあたりを境として上下に分割することで、上下と左右の組み合わせから成る4つのキャラに分けられるのだという。これらのキャラは、解離性同一性障害のような精神疾患ではなく、誰もが実感できるものであり、状況や状態によって目まぐるしく変化していることがわかる。
『奇跡の脳』でユングに触れられていたため、本書でも序盤から期待しながら読んでいたが、やはり4つのキャラは元型(ペルソナ・シャドウ・アニマ/アニムス)および自己と対応しているとのことで、我が意を得たりという思いである。
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アウトプット部より
左右それぞれのの脳に「思考」と「感情」のキャラをもつ計4つの部位があると考えた著者。
部位にそれぞれ名前をつけたのも面白い。
(ちなみに、著者は脳出血に襲われて、左脳のキャラ1とキャラ2は重篤な損傷を受けて、完全なオフラインになっている)
翻訳書特有の冗長さはあるので、
訳者あとがき→それぞれのキャラの特徴(第4章ー7章の終わりの方)を一読すると理解しやすい本。
それぞれのキャラを理解するためのワークのようなものもついている。
自己理解、他者理解にもつながる本。
本書が著者にとって2作目の本のようなので、処女作も読んでみたい。
・脳は3つのことしか起きていない
①何か考える
②感情を抱く
③考えたり感じたりしたことに対して、生理的反応を起こす
・左脳は一つ一つじゅんばんに考える能力がある
右脳は並列プロセッサのように機能し、複数のデータを同時に取り込んで複雑な経験の瞬間をあらわにする
・4つのキャラ
キャラ1考える左脳
いわゆるちゃんとしている感じ
キャラ2感じる左脳
ここが強い人は、他人のやる気を信じていない
厳しい要求をし、脅しをかけて納期や締切を強要する
(キャラ1は
失敗したら何もかもが終わり
という感じだが
キャラ2は
このままじゃおしまいだという感じ)
ルールを絶対曲げない
一度に複数処理できない
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【人間は考えることもできる「感じる生き物」】
著者はふたつの学問分野を利用してこの着想を説明している。
「脳の構造を研究する神経解剖学」と「心と精神を研究する心理学」
左脳も右脳も、感情的な大脳辺縁系の細胞群を均等に分かち合っており、
左脳、右脳各2つずつの合計4つのキャラの特徴などの説明が記載されている。
「考えるキャラ1」左脳の大脳皮質
●順序だてて物事を考える。
このキャラがいないと日常的な自分の身の回りのことや仕事はうまくできなくなる。私たちの体を「乗り物」と考えている。
「感じるキャラ2」左脳の辺縁系
● 危険の警鐘を鳴らす
脳の最も原始的な部分。今現在の経験をすぐに過去の経験と照らし合わせ、安全かどうかを判断する。常に欠乏感を抱えてるキャラなので突発的に反応しやすい。私たちの体を「責任」と感じている。
「感じるキャラ3」右脳の辺縁系
● 今ここでの歓喜に浸る
「今この瞬間」についての感情を「今ここで」体験している。未来も過去もないため、「今、ここ」に五感を通して体験を楽しんでいる、夢中、というイメージ。私たちの体を「おもちゃ」と感じている。
「考えるキャラ4」右脳の大脳皮質
● 宇宙、無限とのつながりをもつ
悟りの域に達したもしくは近い視点のイメージ。自分が思う「偉大な存在」。私たちの体を「魂の神殿」ととらえている。
【脳の作戦会議のステップ】
BRAIN(脳)の頭文字順で作られている。
・Breathe = 呼吸に集中する
→特にキャラ2が暴走して危険検知モードになるのを防ぐのにとても有効的
・Recognize = 識別する、気づく、認識する
→どのキャラが反応したかを観察する、意識する
・Appreciate = 正しく評価する、感謝する
→反応したキャラに寄り添う、そして他の3つのキャラも見守ってるイメージしてホッとする感覚を見つける
・Inquire = 尋ねる、意見を出し合う
→各キャラの視点の意見を出し合ってみる、もしくは反応したメインキャラにもう少し質問をしてみる
・Navigate = 舵をとる
→全員の意見を元に最終的な合意ポイントを決め、みんなで協力していくことを進める
【感想】
今のこの感じ方、考え方はどの脳の部分(キャラ)なんだろう?と意識と観察をするようになったのがとても新鮮で、何か嬉しいコツを掴めた気持ちになったのでこまめに脳の作戦会議を開催したいと思いました!