令和の神田左京になれるか?
2022/07/31 20:53
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投稿者:大樹パパ - この投稿者のレビュー一覧を見る
神田左京の『不知火・人魂・狐火』と同じように、人々に面妖な気持ちを思い起こさせる現象に科学的考察を行なっています。
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投稿者:のらねこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
が、「呪い」を「科学」してはいません。
著者の博識には感心しますが、どのトピックにしても、
裏付けや深掘りが、全くありません。
興味をもったトピックについは、また別の本で
調べてみる必要があるでしょう。
まるで小学生に向けたかのような文体も度々鼻をつくので、
さっさと他のきちんとした「呪い」を「科学」する
本を探した方がよいです。
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前半はふむふむと呪いを科学的な話をもとに書かれていて面白かったのですが、後半から呪いから離れたなと感じました。
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科学的な説明の部分は
専門的用語が多くて、難しかった。
個人的には
どっちみち、説明の部分は詳しく説明しようとするとキリがなくなるから
呪いの例の量を増やしたり
身近な呪いをもう少し取り上げてたら
もっと楽しめたかなー。
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「呪い」という言葉に釣られて読んでみましたが中身は医学エッセイ。呪いというよりは不可思議だとされてきた様々な症例とその治療をメインテーマに置いています。はじめて知る症例がいくつかあって面白かったのですが呪いとの関連は薄いかなと感じました。初の単著という事で今後に期待したい所です。
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図書館で見つけ、少し興味を惹かれたので借りて読了。
「科学」とありますが堅苦しい感じでもなく、サラサラと読める本ではと思います。
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未知に対する恐怖、隔絶された世界にはびこる病、見えない敵、思い込み。呪いを現代で科学的に見ると正体が見えてくる。科学が発達していない時代にはさそがし怖かっただろうなあ…正体がバレると呪いなんてこんなものかあという感想。さらりと読了。
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呪いを科学的見地から解き明かそうと試みた革新的な書、今後の新たな著作に期待したいと思う。
京極夏彦さんは、言霊はネコや机には届かない。言霊は人間だけに効くと解き明かす、呪いとは何か、文化にも深く根ざす気がする。
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全く、驚くほど、1mmも呪いを科学していないどころか、新書の体すら成していない雑文集。著者というより編集の責任。
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『呪いを科学する』
著者 中川朝子
ディスカヴァー携書 2022年
呪いと聞くと怖いというイメージはどうしてもつきまとう。まず文字からして不気味な感じがするのは私だけではないはずだ。フォントをおどろおどろしく変えれば、この文字だけで怖がらせることができるはずだ。この本はそんな呪いを科学、主に医学的な方面で解明していこうとするのがテーマである。著者の中川さんは2022年時点では現役の医大生であり、この本の内容は第17回出版甲子園準グランプリ受賞作品である。
本書は3章仕立てであり、1章では外の呪いとして主に世界各地を騒がしたいわゆる社会的な呪いを取り上げている。2章では内の呪いとして人体の内部で起こる呪いを取り上げている。3章では未知の呪いとして現代や近代に焦点を当てて、今後起こるかもしれない呪いに触れていっている。
私自身が面白いと思った呪いの話をいくつかピックアップしよう。
1鬼が生まれた背景には死後の人体で生じる現象である晩期死体現象がある
2ハプスブルク家の顎が長い原因は近親婚を繰り返したものによるものである
3交通事故を通して性格が変わってしまうのは高次脳機能障害によるものではないか
4舞踏病の正体の一つはハンチントン病である
5予言の多くは多様な解釈ができ、人間それにまつわる認知バイアスなどによって信じ込んだり、もっと言えば、今のSNSの時代は簡単に発言を削除、編集できるので、それによって当たったと思い込ませることができる
と、このように著者自身がいろんな呪いを暴いているが、見てわかるように「これって呪い?」と思ってしまうものもある。これに関しては最初の方で著者が呪いの定義を「新物その他不思議なものの威力を借りて、災いや病気などを起こしたり、またのぞいたりする技術のこと」(参考 デジタル大辞泉)としているので、こうなっているのだろう。
最後に面白いと思った箇所を引用する。
彼らの主張をまとめると、不安や恐怖などの「感情」が、実際に体調に影響を及ぼすかもしれない、ということです。
呪いを受けたことを呪われた本人が知ったとき、当人には莫大なストレスが降りかかることが予想されます。そして、その緊張状態の持続が、心臓や血圧に負担をかけ、当人の生命を脅かす……というわけです。
社会の中では、言語的・非言語的コミュニケーションが必要以上の力を持っています。そしてそれは実際、人を殺める可能性を有するのです。
現実味のない話のようですが、昨今加速する誹謗中傷や、それに伴う自死などの報道を見ると、あながち間違いとは言い切れません。人と人との関わりにおいて、文化や言語が大変重要な力を秘めています。
…呪いって複雑なようで案外単純なのかもしれない。
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正直「呪いを科学する」というタイトルにしては物足りない内容でした。
失礼を覚悟で書きますが、参考文献から要所要所を抜き出して繋げて文末だけを変えただけのレポートを読んでいるような気分でした。
文章も急に話が飛んだようになる部分があったり、なにかと引っかかる部分が多く、一応最後まで目を通しましたが個人的には非常に読みづらかったです。ごめんなさい。
特にマルファン症候群についてのコラムで、
「あくまで後世からの憶測であるため真実と断言することはできませんが、もしこの2人がマルファン症候群でなかったら、私たちは素晴らしい曲の数々と巡り会えていない可能性もあるのです。」
とあったのですが、最初に真実と断言することはできませんと言いながらマルファン症候群であると断言しているかのように書かれている部分が非常に気になりました。
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非科学的な事象は科学的に解明できる可能性があるのでは、という仮説を集めた内容。過去に解明されてきた不可思議な出来事が紹介されている。
ある病気が引き起こす症状を見て、過去の人々は非科学的な事象に照らし合わせて解釈していたのではないかといった考察が主。オカルトの延長という感じで楽しむことをおすすめする。
後半は疾患により起こりうる人体への影響についての記載が多く趣旨とは少し離れてしまっている印象。
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Twitterで見かけて読んでみた本。呪いの類と思われているものは、実は科学で説明がつくということも多いと書かれていて気になった。
メディアのオカルト特集についての
"たとえトリックや仕掛けが暴かれたとしても、後に残るのは喪失感と、騙されたことに対する怒りだけです。私たちは「オカルトの魅力を見出し、適切に楽しむ」べきなのです。"
という文章が興味深かった。
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病気のことが多く触れられていて勉強になった!
筆者の方が国家試験や実習を控えられてるそうで...がんばれー!
イエティが実はクマだったり、呪殺はストレスなど...納得はできるし、そうなんだ、、!って思う自分とショックな自分がいるので、自分はファンタジー脳なんだなと思いました笑
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イメージしてた日本の呪いの解説ではなかったかな。特にこの呪いは…と取り上げて解説されたものではなかったのでしっかり内容を確認してから手に取れはよかったと思った。