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「今昔」での、妖たちの過保護っぷりでにやにやし、「はるがいくよ」でちょっぴりほろ苦くなり、短編集はやっぱりいろんなお話があって楽しいなあ、というのが感想です。
「はるがいくよ」は最初は後味悪いなー、とちょっぴり思いましたが、後から思い返すとじわじわと心温まり、いい話だなー、と思いました。
最後の若だんなの「ごめん」が切なすぎて後からきゅんきゅんします。こんな思いをいつも兄やたちにさせていたんだね、ということで。若だんな優しすぎます。
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巻を増すごとにおもしろくなってくる気がする。
今回は短編集。いつも通りほっこりする話もあれば、ちょっとハラハラしたりしんみりしたりする話もあった。
物語の中の時間がゆっくりでも確実に進んでいるので、先々も楽しみになる。
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日本全国にとどろくほど病弱な若旦那。
とうとう賽ノ河原で………!?
さらりと読めました。
そして、読後が温かく、若旦那の成長が見てとれます。
徐々に成長していく姿、他人を思いやる姿、そんなところにひかれます。
個人的に「はるがいくよ」がおすすめです。
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あいかわらずほのぼのとしていて安心する。でも、それだけではなくて、生と死、出会いと別れ、といった核心的な問題にも分け入っていて、若だんなの成長を感じさせるとともに、今後の展開を期待させる。シリーズのひとつの転換点となったのでは?
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超病弱箱入りな、江戸の若旦那(妖怪のクウォータなのに)の奇譚。
怪しい術で悪い妖怪を退治するわけでなく、
寝付いた離れで、少しづつ成長するのは、何回読んでも
心温まります。
今回は、ご両親の馴れ初めも。
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大好きです。しゃばけシリーズ。
早速新しいものが出たので購入→読んじゃいました。
若だんなが主役の、妖(あやかし)がたくさん出てくる短編集です。
今回は感動系が多かったかも。
特に一番最後の話「はるがいくよ」は切なかった…。
命のはかなさや、それに対する人間の無力さが
ひしひしと伝わってきます。
この本の名前にもなっている「ちんぷんかん」は
いつものような若だんな視点ではなく、
若い修行僧の視点からあやかしたちを見ているのが
とってもおもしろかったです。
毎回思うんですが、しゃばけシリーズって、
文庫本になるの遅くないですか?
単行本はもう2つ後まで出ているのに…
と文庫本大好きな人のつぶやきでした。
早く新しいの出ないかなー。
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今回は短編集だけど一巻通して繋がったお話。一話目でお江戸の火事に巻き込まれて、長崎屋も被害に遭ってから立て直すまでの時間軸の中で、若だんなが三途の川を渡りかける話や、兄・松之助の縁談話、母・おたえの過去の話、それに関わる妖の話、桜の花びらの命の話が繋がっている巻。
しゃばけシリーズらしい穏やかなペースで時々コミカルに進みながらも、芯のあるテーマが今回の短編にはある。
特に最後のお話の桜の花びらの話は、桜の花の命の短さに例えながら、長命である妖たちと、短命な人間との時間の流れについて語っている。しかし、このお話だけでなく、読み返してみると「命の短さ」=「別れ」だけでなく、「人との別れ」を描いている。
松之助の縁談による兄との別れ。幼馴染みの栄吉が修行に出る時の別れ。様々な人と人の別れ。
読み終わった時のしんみりとした静けさ・重さは、最後のお話で若だんなが思い抱いた感情と同じものなのかもしれない。
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このシリーズ、
回を重ねるごとに微妙になっていくような気が…ww
3作目くらいまでは楽しく読めたけど…
どっちかというと一太郎以外の話の方が面白くなってきた。
登場人物いっぱいいるんだし、
そういうスピンオフストーリーがもっと盛り込まれるといいなぁ。
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「しゃばけ」シリーズ第六弾
星4
初めは、ちょっとパワーダウンかなと思いながら、それでも面白くさくさく読みすすんでいたのですが、小紅の可愛さ、いじらしさ、純真さの美しさに、もう胸きゅんしてしまいました。この「はるがいくよ」が、タイトルの響きから受けるイメージと、この話の内容の切なさの組み合わせが、本当に秀逸でした。
これで「しゃばけ」は6冊目になるのですが、変わらないようで、それでいて時間とともに緩やかにひっそりと変わっていっている若だんなとその周りの様子が、浮き彫りになった点でも、6冊目、好きになりました。
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定番『しゃばけ』シリーズの第六弾です。
まぁ、若だんなを筆頭にレギュラーキャラクターは相変わらずいい味です。
今回も初っ端からほぼ半死状態の若だんな。
お約束通りキャラクターを裏切りません。
そして仁吉と佐助のあの手この手な過保護っぷりも相変わらずでこれまた裏切りません。
若だんな大事!が過ぎて「はるがいくよ」では神の庭へ行ってはどうか?と言い出す兄や達。
このお話しはちょっと深くてとても切なかったです。
「虚弱でいつも死にかかっている」と、死についてわりと軽いトーンで書かれるコトの多いこの作品ですが「はるがいくよ」では明るい色合いながらも胸にキュッときました。
死にかけの若だんなが無事この世に戻り、そして小紅と切ないお別れをする間に、まじめな牛蒡は何かを悟り、若だんなのおっかさんのキュートな娘時代が語られ、松之助兄さんの縁談があれれ?というまとまり方をしました。
一連の流れも素敵です。
続きが文庫化されるのはいつでしょう?
楽しみに待ちたいと思います♪
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兄や達の活躍も少なく、少々地味な展開の巻でしたが。
「はるがゆくよ」で若だんながいうような展開が、今後訪れるのでしょうか。
そう思うと少し切ないです。(2010年1月11日読了)
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マンネリ化してきたように思えます…それと、若だんなは「三途の川を見るほど病弱で不幸だけど、心優しい良い子に育っている」という設定だと思うのですが、どうしても「世間知らずな幸せ者」にしか見えません。なのに、恵まれない身の上から心がひねくれてしまった悪人に対しての(兄やたちが下す)処罰が厳しいので、救われない話が毎回多いなと思います。
とは言うものの、おたえと藤兵衛の馴れ初めの話は面白かったですし、作者が女性なせいか、お香奈ちゃんの性格がリアルでした。小中学生くらいにいそうな感じ。
そして、いつも通りお菓子が食べたくなりました。
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いくつかのストーリーがあり、どこかつながって
いるようないないような。笑えるような話が多く
楽しく読めました。他にもでているみたいなので
読んでみようと思います。
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待ってましたの文庫化!
今回のお気に入りは表題作の「ちんぷんかん」と「はるがいくよ」
「ちんぷんかん」は寛朝さまのお弟子・秋秀さんが初めてクローズアップされるお話。この師弟いい味出してる。寛朝さまはだんだん名僧になってます。
「はるがいくよ」は電車の中で泣きそうになりました。これまた寛朝さまの名言で。あと、若だんなの最後の一言で。仁吉と佐助が途方に暮れている顔が目に浮かびます。
もちろん☆は5つ。このシリーズはもう、時代劇のように定番・お約束化していいと思う。
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しゃばけ」シリーズの第6弾です。
今回は短編が数本入っています。
今回は主人公の若旦那の話と若旦那の母親と父親の出会いなども入っています。