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紙の本
自分の幼いころがあざやかによみがえる
2002/07/25 18:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:麒麟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一年生になったばかりの、たえちゃんとなおこちゃん。
クラスは別々ですが、毎朝いっしょに学校に通う、仲良しの二人です。
そんな二人がある朝、ちょうちょを追いかけて、すみれの咲く草原へと来てしまいます。
あまりにきれいなすみれたちに、ふたりは夢中になってすみれ摘み。
学校のことなど、きれいさっぱり忘れてしまいます。
小学生だったころの自分を、とても鮮明に思い出してしまいます。当時の気持ちがよみがえるというか。
それだけ、ここに出てくるたえちゃんやなおこちゃんの心が、子どもの心そのものだということなのでしょう。
小学生のころ、特に小学生になりたてのころは、なにもかもが重大問題でした。
今から考えると、たかがそんなことでこの世の終わりみたいな考え方しなくても……、と思うのですが、当時の自分にはすべてが「この世の終わり」の大問題だったのですね。
そんな、いつもスリル満点に生きていたころの私を、思い出させてくれた一冊です。
生きた小学生が、この物語には登場するのです。そして、物語の中で、ほんの少しずつ、少しずつ、成長してゆくのです。
紙の本
みちくさ…って楽しいね。悪いことだけど。
2000/09/05 08:15
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投稿者:かれん - この投稿者のレビュー一覧を見る
入学式から10日、今日もウキウキした気持ちで二人一緒に学校へ行きます。
背中には、新しい赤いランドセル。まだ、ちょっと大きめ。
初々しい1年生の感じがとてもよく出ていて、微笑ましく思えます。
でも、まだ幼稚園気分が抜けない二人、学校へ行く途中ですみれを見つけます。
すみれでレイを作ったり… < 学校に遅れるよー。読んでいる方はハラハラ。
二人が、学校へ行くことを思い出した時には、もう通学路は誰も通っていません。
一生懸命走り、転んでも泣かずに頑張って走り…
学校へついた時は、もう授業が始まっていました。
誰もいない廊下を歩き、そして、教室のドアを開ける…小さな胸はドキドキして張り裂けそう。
今は、幼稚園バスなどで送り迎えをしてくれる幼稚園が増えてきています。
小学校への通学は、初めて子どもが自分の足で歩く経験かもしれません。
子ども同士で歩くと、いろいろな発見があるはず。
すみれも 大人の視線では目に入らないかもしれません。
この本を読んで、自分自身の子どもの頃を思い出しました。
悪いと分かっていても、「みちくさ」は楽しいものです。あっという間に時間が経ってしまいます。
入学したばかりの新一年生に是非。
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