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う〜ん。
翠の気持ちが知りたくて、翠の章を楽しみにしてたんだけど、いまいち分からなかった。
三浦しをんの本を読んで、3冊目にして気づいたこと。この人の本は、「その後」を読者に想像させるパターン。
結末をはっきり知りたい私としては物足りないのかも。
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結構苦手かもしれない。
女の怖さはすき。
ただ女の気持ち悪さは嫌い。
思春期の女の子って多感で?繊細で?
なんだかそういうのが、すごく気持ちが悪かった。
いい意味でも悪い意味でも。
ただここまで、気持ち悪さを味わえたのは
文章の素晴らしさのせいなのかもしれない。
結構色んな連作は読んだけど、一人称の表現のすごさを知った。
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三浦しをんのなかでは非常に、観念的&思索的な作品になっている。各章を代表する3人の少女の、一人称で描かれる心理描写が細かくかつ重く、思春期特有の感情と思考の入り交じったダークな厭世観をはらんでいて、私などはちょっともう勘弁してよって思わずにはいられない面があるんだけども、感じる人はたまらんだろうなあ。解説の「現実に対する感受性の狂い」という切り込み方は非常に鋭いと思った。
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これも女の子だけのお話なのだけど
だからこそ見えるなにかというか
男の子が余り出てこないこそいいなあと
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080516
しんどい気分で生協に行き、裏のあらすじを見て、ぴったりと思い購入。
単位落としてるから休みを決め込もうと思ったががんばって出た授業中に読む。
わかりにくい。
でもまあ、雰囲気は楽しめたかな。
翆のような女子高生がいたらいやだけどwなりたいかもね。
でも自分の息苦しさにちょっと近かったかな。だからしんどいときには良かったです。
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趣味っちゃ趣味なんだけどとりあえず保存棚。
女子高モノ、それもここまで叙情的なものはあまり好きじゃない。んですが。
ちょっとしたきっかけで手にとって、このところ毎日のように読んでいます。
マリみてくらいありえない設定というか、あそこまで軽いと大分さくっと読んでいけるんですけど。
学校で逃げ場つったら屋上ですよね。
そして那由多の声が魔女の宅急便のジジの声でしか浮かばないという。笑
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懐かしさでいっぱいになる。
どうしようもないくらい。
取り壊されてしまった、走るときしむ校舎。
屋上への行き方、ウォークマン見つからないようにもってあがった屋上のあたたかさ。
美術室のオイルの匂い、廊下の感じ。
帰りたくなった。もう戻ることはできないのに。
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三浦さんの作品にしては珍しく、女の子が主人公。というか、女子高を舞台にそれぞれの女性を鋭く冷たく描く。
でも、女子高生ならではの冷たさと、恐さ、痛みってあるよなぁとおもいました。吉田秋生の「櫻の園」と合わせて読まれるのをお勧めします。(◆)
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那由多、翠、淑子。
私はそれぞれに感情移入しきれなかったけど、閉鎖的な学校の描写は「わかる!」ってのが多かった。
生徒が煩いとシスターは静かになるまで黙る。というところなんかそのまま。
あんなに簡単にはさぼれないけどね。
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素直に好きだ、と言うには躊躇いがあるけど。それでもたぶん私はこの作品が好きなのだ。
このどうしようもない、どうにもならないような、生ぬるい水の中でもがいているような空気が。
もしくは渇ききった大地の上で途方に暮れるような。
求めているものがあってでもそれは決して手には入らなくて。自分では埋めようもない欠落を満たしてくれる人を探す。
諦めるくらいなら死んでしまう方がいい。
割り切ったり諦めたり、そういうものが許せない時期。痛いほどの孤独を実感する時期。
なんだか読んでると、心がざわざわと毛羽立つ本です。
上手く言えないけど、私はこんな思春期のざわざわとした不安に満ちたお話が好きみたい。
楽しい話じゃないけど、その場所に二度と戻ることの出来ない私だから恐ろしさよりも、もっと哀しい程の懐かしさとか悔しさとか、そういものでざわざわする。
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女子高に通う3人の女の子を主人公にした3篇。
思春期の女の子独特のアンニュイみたいなところが素敵だった。
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女子高に通うの3人の生徒の話。なので、3編。
どれも一人称で語られているけど、一人称って主語から語尾の使い方の変化で印象が変わるのが面白い、と感じた作品。
女子高特有と思われる閉鎖的で流れの無い空気感が感慨深い。
異質なモノを嫌悪する事はそれだけ強く惹かれてるとも言えるんだろう。
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女子高だしカトリックだしで思いっきり感情移入してました。
閉鎖的な女の子の空間って独特の雰囲気ができるもんなんですが、この小説はそのまま女子高に飛び込んだ気持ちになれます。
つまんないことが世界の中心なんですよね、この時期は。
花園っていうよりは最後の楽園。
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何度読んでも飽きません。人物の心理描写が鋭くて、その危うさにドキドキします。
言葉の端々に登場する少女たちの魂が込められているような気がします。
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カトリック系の高校に通う女子高生3人のお話。
それぞれが静かに抱えている悩み、
絶妙な重さ、繊細を持ちながらも、
ある種のエネルギーに満ちた女性の強さも持ち合わせている。
女という生き物って独特です。
脆さ、破壊力、結束力、陰険さ、あっけらかんとした明るさ、生命力、、、。
私にとっては苦手系のお話ではありましたが、
目を背けたくなるような、
でも誰もがいつかは通る道というか
そんな
ぎりぎりのラインを
しっかり見せつけられたような気がしました。
作家ってすごいって、
こういう話は思わされる。