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読了
内容(「BOOK」データベースより)
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。
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主人公の証拠の探し方は、地域研究・歴史研究の資料の探し方と似てると思った。トリックはそれでいいの?って思ったけど。ドラマが何重にもあって面白かった。ハンセン病の扱いかたも興味深かった。100620
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15年ぶりくらいに再読。
上巻は謎が謎を呼ぶ展開です。
伏線を張りつつ、細かい謎を解いていく。
まさに王道のミステリーですね。
すっかり内容は忘れてしまったので
下巻に向けて止まりませんw
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初・松本清張
ドラマ見たことがあったから読んでみたけど、
はまるとめちゃくちゃ面白い!
下巻に期待
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いろいろビックリなミステリーです。
解決の糸口発見→違いました→新展開です→無駄足でした→伏線キターーーー→はずれです・・・
の繰り返し。
読了後に調べたらやっぱり新聞小説だったのですね。読者を飽きさせないヤマがときどきあるって感じ。
読み物としては一流なので文句はないのですが、殺害方法がトンデモ科学だったってことはちょっと腑に落ちません。
21世紀になったってそんな方法、無理ですよ・・・
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随分前にドラマでやってたなぁ。ずいぶん重い感じのドラマだったのに仲居で萎えたから一回も観なかった。
松本清張の本なんて難しそうでなんとなく敬遠していた。実際、そんなに難しくなかった。むしろ解りやすい。伊坂幸太郎とかのほうがよっぽど難解。春樹のほうがよっぽど奇怪。
でも、期待したほどの痛快感ではなかったなぁ。
ミステリはやっぱり宮部みゆきの模倣犯を超えられないのかとちょっと残念。下巻も同じ。
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前から読みたいと思っていた!
が、グロいのが苦手な私には解剖の描写などがリアルすぎて、松本氏の文章の巧みさが個人的に裏目にでてしまったようだ。
構成もさすが、かなりしっかりしており、読んで面白いというよりは、勉強になることが多いと感じた。
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4/11:東北訛りの男が話していた、カメダを巡ってノーブルな連中と警官今西がすれ違う。ムムム。ちょっと偶然過ぎじゃないか?という展開も多いけど、凍るような空気感が冷たい狂気を増長する。さて、後編はどうだろうか?
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3/23:会社のおじ様から猛烈に薦められて、読むことにした。映像観る前にまずは活字からね。
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母親に進められて中学の時に読みました。中学生ながらに心にずしんとくるものがあった。
結末がせつなくてあれから読んでないけどもう1回読んでみようかな〜
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言わずと知れた社会派ミステリの金字塔。上巻は刑事の執念による草の根捜査から徐々に事件の核心に迫っていく展開が非常にスリリング。しかし、下巻は一転して科学捜査に傾倒。結局、科学捜査により解明されるオチは少々興冷め気味。
犯人が素性をひた隠しにする理由についても、もう少し掘り下げて欲しいと感じた。テレビドラマや映画がヒットしたのは、その辺りの描写を原作よりも深めているからではないだろうか。
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自分の生い立ちと悲しく向き合う主人公が胸を打つ。
だけど追い詰めなくてはならない刑事の姿もまた胸を打つ。
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いいとこで切るなあ…。エッセイから解決への糸口を見つけるところが面白いです。無理ある気もしますが気にさせない!ぐいぐい引き付けられます。
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新しく始めた仕事で、本好きの人がいました♪
そして普通は自分から言う、「じゃ、本交換しましょうよ~♪」を初めて言われました♪
で、借りた本第一弾。堅っ!
松本清張って言うと、多分母ちゃんが青春時代ハマリにハマっていたであろう、ミステリーの大御所。
ただし残念ながら、母ちゃんの青春時代だからかなり古(臭)い。
滔々と話の本筋を、延々と追って行く感じ。もうすこし、遊び心とか気が抜ける箇所があってもいいんじゃない、とゆとりは思う。
あまりにも堅くて一本調子だから、字面を追いつつ、「砂の器って絶対にタイトルにも意味あるよなー。どういうオチなんだろう。強固に見えたアリバイも、水が入るとボロボロ崩れる系かな。どうせおっさん刑事が最後に比喩で喋るんだろうなー。」なんて頭では他ごと考えてます。
だって堅いんだもん。
xxxは○○であったが、**することにした。・・・はい。了解っす。
あまりにも堅すぎて、登場人物みんな非現実的なんだよなー。
と、言うことはだぞ!?
今自分が絶賛してる作家も、20年後には、「堅い、アンリアル、テンポが悪い」とかになっちゃうのか!?いやだ~~!!
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★4つ。「面白い!オススメ」
初めて読んだ松本清張。ぐいぐい引き込まれました。
が。衝撃的なことに‥最初に読んだとき、
ラストに出てくる超重要キーワード
「ハンセン氏病」を知らなかった(ToT)
ので、この物語の根本を理解できず。
無知っておそろすぃ~
親に聞いたんだよね、これって何のこと?
親もその時我が子を哀れに思ったであろう苦笑
最初に読んだ時に味わえるはずの衝撃を
味わえなかったことは、今でも悔いが残ります↓
でもやっぱり名作。
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数年前にテレビドラマ化され、ずいぶんと話題になったのでその頃一度読みました。巨匠の大作〜と思って読み始めたのですが、肝心の殺人の方法に大変違和感(「こんなことで本当に人が死ぬかなぁ」)があり、二度目は読まないなーと友達に上げてしまいました。今回、図らずも二度目を読むことになったのは、朝日新聞百年読書会の10月の課題に指定されたため。松本清張生誕100年なんだそうで。え、太宰治と同年生まれなの!?と大変びっくりしました。片や堂々たるおじさん作家、片や白皙短命の青年作家。まぁ太宰が亡くなったのがずいぶん前なのですから、同年でも全然おかしくないのですが。再読して、かなりおもしろく読めました。何といってもこの小説で一番おもしろいのは、方言に関わる部分でしょう。そこを徹底して追求し、ついに正解にたどり着く刑事・今西の執念がすごい。ここを描ききった筆の冴えは圧巻と思います。<続きは下巻に>