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9件
砂の器
著者 松本清張 (著)
東京・蒲田駅の操車場で男の扼殺死体が発見された。被害者の東北訛りと“カメダ”という言葉を唯一つの手がかりとした必死の捜査も空しく捜査本部は解散するが、老練刑事の今西は他の事件の合間をぬって執拗に事件を追う。今西の寝食を忘れた捜査によって断片的だが貴重な事実が判明し始める。だが彼の努力を嘲笑するかのように第二、第三の殺人事件が発生する…。 映画でもドラマでも大ヒットした社会派ミステリー。
砂の器(下)
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砂の器 改版 下
2015/09/11 22:53
推理小説としての物以外の魅力もふんだん。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:historian - この投稿者のレビュー一覧を見る
玉木宏主演で2011年にドラマ化されたのを見たが、なかなかいいできなので買ってみた。読者になかなか犯人を悟らせない(それでいて手がかりはちゃんと与えられている)優れた推理小説なのだが、東京・秋田・島根・金沢・三重・大阪などなど、多くの地域が舞台になっていたり、全編に渡って「昭和」という時代を感じさせる描写やストーリーがあったりと、それ以外の魅力も盛りだくさんなので、ドラマに満足せずぜひ原作を読んでみてください。
砂の器 改版 下
2023/12/31 19:29
清張です
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画版と比べて、話の進め方が強引で荒削りなところが多かったが、クライマックスの盛り上がりはとてもワクワクしました。
砂の器 上
2023/06/10 10:29
衝撃を受けました
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
(上下巻)
ここに出てくる病には知っていましたが、それが絡む殺人事件の小説です。
この病は治る病気であるにもかかわらず、ずっと、差別が続く問題です。
悲しい父子の分かれ。恩人である人に仇をしてしまう。自分の過去を隠したい。それぞれが絡み合い複雑な話になっていく。
根底にあるのは、人の無理解なのではないかと思いました。