紙の本
次作の発売は?
2022/04/14 14:19
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
消息対応室に所属する再雇用警察官の安治川は駅前で娘を探している女性に出会う。警察に失踪届を出そうとしたのだが、警察からの協力は得られなかったためチラシを配っていたのであった。安治川は独自で捜索を始め、娘の交友関係を調べ始める。仲の良かった友人に辿り着くも、友人も失踪していた・・・・・。
長編ではなく短篇3作という感じでしたが、内容は十分に満足できるものでした。芝課長も頼りになる上司でしたね。ちょっと見直した感じです。安治川ネットワークは凄いですね。改めてネットワーク(人脈)の必要性を感じました。
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再雇用警察官として配属された先が、大阪府警生活安全消息対応室。
そこで行方不明の捜査をするのが、安治川信繁である。
短編3話あり、どれも人間関係が複雑に絡み合っており、それを長年培った人脈と鋭い勘で真相を突き止める。
セリフが多くて会話形式で進んでいくのは、ちょっと脚本のようだが、(高橋英樹主演ドラマ化 シリーズ最新作)とあり、なるほどと思った。
安治川信繁の方言が、大阪弁よりもクセがありすぎてインパクト強めである。
地元の地名が、頻繁に出てくるのでその辺りの雰囲気感は、掴みやすかった。
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あくまで裏方的な活動を強いられているのが消息対応室。しかしいつの間にか事件捜査の最前線で重要な活躍をしてしまっているのは、再雇用警察官安治川信繁の安治川コネクションに依るところが大である。定年退職まで地道に築き上げた人脈と鍛え上げた刑事の勘が、一見ただの一般行方不明者と思われた事案の背後に潜む想像を絶する事件性を暴き出し解決に導く。そんな安治川が扱う三つの事件。継父からの性暴力に人知れず悩む若い女性二人の失踪事件に端を発する殺人事件。真相に迫りながら苦い思いを噛み締める安治川たち消息対応室の面々/現職議員の息子が失踪!? 忖度、保身、組織の論理が渦巻く警察事情に阻まれながら真相に迫る安治川の、再雇用ならではのひらき直り捜査が炸裂! /美味なるフレンチ創作料理と雄大な大台ヶ原の絶景。人々を楽しませるはずのものがなぜこんな事件を起こす引き鉄をひいてしまったのか。会心の推理にも酔えない安治川…。
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シリーズ4作目。3つのストーリーのうち2本は2022年7月と2023年3月にドラマ化されている。ドラマは神奈川を舞台にしているが、原作はこてこての大阪もの。今回はちょっと話がややこしく感じた。でも、悪くないと思う