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読みやすい訳で良かった…。特に印象深いのは出産のために広い骨盤だと言われていたが実は赤ちゃんを抱いて歩くのに適した骨盤にしたからだ。という説は驚いた。
通説を覆したり新しい説が出てくるのを知れるのはすごく嬉しいし楽しくてそうだったのか〜!と思えてありがたい。刺激的。
常に情報はアップデートされていくから追いかけるのは大変だし前読んだ本にはこう書いてあったからそうだろうと思い込むのは良くないなと反省した。
確かに女性はお産があるから二足歩行が苦手説は言われれば納得しちゃう話だなぁ。
お産関係や赤ちゃんのハイハイは興味深かった。
ハイハイせずに立ち上がったりするんだ…産後の成長具合の話は親にとっては心配してしまうことだから何の責任もない適当なネットの記事に踊らされるのは可哀想だと思う。でも忙しいから本読む時間も難しいよね…
スピードは男性有利だが持久系は女性が有利(筋肉の疲労)な話も面白かったな。
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四足歩行(ナックルウォーク)する類人猿から進化したとする誰一人疑わなかった人類起源説(裏付けする証拠は未だに見つかっていないにも関わらず)に対して骨や足跡の化石を科学的に分析した確かな証拠により真っ向から反論している衝撃的な一冊。即ち、直立二足歩行する共通祖先が先行出現しその後に原人類と類人猿に分岐したことが分かる証拠が存在することを平易で読みやすく語る好著。
【蛇足】読了以来、ウォーキングをしているとお尻(臀筋)の動きを嫌でも意識せざるを得なくなる。
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直立二足歩行の観点から人類の進化を再考察した楽しい科学。
人類の進化の過程、600万年前に直立二足歩行した類人猿とナックルウォークを身につけた後のチンパンジーに系統分離。
ホモ・サピエンスに至るまで他の種それも二足歩行の人類が共存していたという。
なぜ直立二足歩行を選択し生き残ったのか、科学的な内容を巧みな描写で伝える一冊。
サイエンスに関する本は時に知的好奇心を満足させてくれる。
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人類学の最新の学説(著者関与の者含む)に基づき、進化の系統樹が多方向であるという事例を「ホミニン(ヒト属)においても同様である」としつつ、直立二足歩行こそ、ヒトをヒトたらしめた要因であると紹介した著作。
読後に自分の二足歩行を確かめずにはいられなくなる本。