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11作目もあっという間に読んでしまった。いつ読んでも世界観にひきずりこまれていつしか没頭している。木暮さんの気儘さが少々物足りなく感じられてしまうほど(笑)すっかり中毒になりつつあるのだろうか。
今回は手妻がキーワードかな。私はまんまと騙されてしまった。なるほどそうきたか❗️と木暮さんの所在がわかればするすると謎がとけてきて。事件の本質よりもその道筋の方が楽しめたような気がする。何より木刀とはいえ清之介の本気度が半端なく怖い。いつの日か解き放つことがあるのだろうかと変な胸騒ぎがした。
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内容(ブックデータベースより)
ニヒルな同心木暮信次郎。元刺客の商人遠野屋清之介。
累計100万部を突破した「弥勒」シリーズ最新刊は、捕り方に追われ、ある朝忽然と消えた信次郎の謎を追う。いったいどこへ? いったい何が?
江戸に蔓延る果てない闇を追い、男と男の感情が静かに熱くうねり合う。
令和5年9月17日~20日
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弥勒シリーズ11作目。前作より面白かった。
進次郎が遠野屋の剣の腕前を使うのは初めてだったかな。この先進次郎がしばしば言うように遠野屋の心中に押し込められているものを表に引き出される展開はごめん被りたい。
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信ちゃんが最初からほぼ最後まで不在。
特に梅屋の面々が右往左往するのに多くのページ数を割いた話。
最後の方の時系列とか、誰が何の情報を持っているかとか、平倉が出てきたあたりの皆の立ち位置とか色々ごちゃごちゃしている。
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弥勒シリーズ 11
伊佐治が、大番屋にしょっぴかれた。
さらに、木暮新次郎も行方不明に。
遠野屋清之介の尽力により、伊佐治は、まもなく放免されたが、新次郎の行方は、杳として知れず。
伊佐治は、清之介と二人で、新次郎の行方を探すことになった。
新次郎は、259ページでようやく登場。
登場は遅かったけど、その後は、いつも通り、アクが濃かった。
今回は、結構始めから、惹きつけられたような・・
面白かったような・・
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八丁堀の同心・木暮信次郎が、姿を消した。手下の伊佐治親分も大番屋に連れて行かれ、信次郎の上役の与力・南雲からその行方を問われる。南雲もまた信次郎を捕らえるよう命じられ、自らも見張られているというのだ。
やがて伊佐治の縄張りで不審な死体が次々と出るが、その調べも、信次郎を始末するために送り込まれたらしき武士に阻まれてしまう。
伊佐治と遠野屋清之介は、信次郎の行方と、彼が身を隠した理由を追う。
「弥勒」シリーズ、その11。
うーん、信次郎の出番が少なくて、ちょっと物足りなかったなぁ…と思ってしまうのは、つまり信次郎の毒不足だったってこと?
伊佐治親分や清之助同様、信次郎の放つ異様な歪みが、すっかりクセになっているようだ。
清之助の過去、嵯波藩との因縁はひと段落したかに思えたが、まれ助の登場でまたもや過去が追いかけてきたような。
おしばの回想の中で描かれる、信次郎の母・瑞穂の怜悧さも、どのようにして彼が今のような男になったのかに繋がり、ぞくぞくする。
得体の知れない、黒々とした深い穴の中を覗かずにいられない。