電子書籍
ストーリー展開は意外性に富んでいて面白い
2022/11/29 09:16
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーは住宅街の一角にあるひっそりとしたジャズクラブ「セブンス」に薬物取引関係の家宅捜査をすることに始まります。実はそのジャズクラブは警察OBの経営する店で、現役の管理官が歌姫として週2回出演しており、警視総監もお忍びで通っているといういわくつき。
家宅捜査の時も警視総監がお忍びで来ており、面識のある甘糟にそのジャズクラブに嫌がらせをしている者がいるらしいので捜査してほしいと依頼します。
主人公の甘糟は若手刑事で、なんで刑事になったのか、しかもよりによってマル暴に配属されたのか不思議でならないほど弱気でやる気にも欠け、そのせいか仕事の手際も悪く、よくペア長の郡原に叱られています。
けれども、推理力にはたまにそこそこ光るものがあるようです。
強行犯係・樋口顕シリーズの主人公も弱腰で、少々うじうじ悩むタイプですが、一本芯が通っていて、やるときはやる正義感と信念をもって仕事をしているのに対して、この甘糟達男はどうにもふにゃふにゃしていて捉えどころがないように感じます。「今時」の人なのでしょうか?
それでもストーリー展開は意外性に富んでいて面白く、あっという間に読み終わりました。
電子書籍
ジャズクラブ
2024/02/20 01:02
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャズクラブは、警察OBの経営する店で、なんと、そこには警視総監がお忍びで通っている……なんて店、あるのかなぁ。主人公の甘糟は若手刑事で、なんで、こんな人が刑事になったのかな、みたいなんだけど、テンポがいいので、気にならず。
紙の本
面白いかな
2022/11/07 20:45
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投稿者:あや - この投稿者のレビュー一覧を見る
奇抜な感じではありますが、面白かったです。
このシリーズも任侠シリーズもかなり好き。
頼りない甘糟とまさかの総監との掛け合いも面白いです!
またこのシリーズも続き楽しみにしてます!
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シリーズ3作目。
キャリアの前ではシャキッとしちゃう郡原に、誰の前でもブレない甘糟のコンビが良い。
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前作を知らずに読んでしまった。でも第1作目と同様に笑ってしまう甘糟さん。大好きです。前作も読まないと。
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任侠シリーズのスピンオフのマル暴シリーズ第三弾。
今野さんの刑事ものは二、隠蔽捜査シリーズなどのハードボイルド的なものと本シリーズのような荒唐無稽なキャラが立ちまくるドタバタもののつの世界があり、基本的には交わっていないのでそれぞれの世界観が別々に統一されているので助かります。
で、本作はジャズバーで歌う大河原警視正というキャラが登場する物語です。
特にどんでん返しもなく、ライトな読み応えでした。
ただ、p323に人名の間違いと思われる箇所があり、校正者には強くクレームしたいと思います。
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相変わらず軽快なタッチで一気読み。甘糟と総監のキャラウケる。ほっこりする。「ほんのつかの間、面倒なことを忘れて」今野ワールドに浸った。
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マル暴甘糟シリーズ 第3弾
薬物売買のタレコミで、バーのガサ入れに応援に入った甘糟と郡原。
空振りに終わってしまったが、そのバーに総監が。
またその経営者も、ステージを務めるシンガーも警察官僚。
そんな店を乗っ取られようとしていることを知った甘糟たちは、乗っ取りの裏に潜むやくざのしのぎの壊滅に乗り出す。
ひねりもないし、阿岐本組もあまり絡んでこないし、ちょっと残念。
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このシリーズの良い所。何も考えずにサクサクと読める。
そして、楽しい。読んだ後の読後感もスッキリしている。毎回、このシリーズは一気読みしてしまいます。
キャラがみんなしっかりと設定されているので、本当に楽しい。またまた新たな魅力的な登場人物が増えて。なんだか賑やかになってきました。
今後、甘糟さんはどれだけ雲の上の存在と関わって行くんでしょう。笑
気づけば周りはキャリアだらけになってそう。
次作も楽しみにしてます。
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甘糟さん、大活躍。任侠シリーズの推しが甘糟さんなので、とても嬉しい。相変わらず色々ぶっとんだ設定だし、私としても「キャリア何やってるの?」と思うけれど、痛快なのでさくさく読めてしまう。もちろん、阿岐本組の面々もちょこちょこ出て来てそれもまた楽しかったです。
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スピンオフものは他を読んでいることが前提になるのがあまり好きではないが、何も考えずに読むにはちょうどいい内容。
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今野敏さん微妙なのが続いてたので、なんか凄いほっとしました
ほっともっと!(急に)
今野敏さんの作品を読むとついつい「安定の」とか「読みやすい」とか書いてしまうんだけど、実際そうなんだから仕方ない
ただこのシリーズは今野敏作品の中ではだいぶコメディー寄りなので、ドラマ化したらかなりいい感じになりそうですよね
もしかしたら意識して書いてるのかな?
刑事っぽくない優男の主人公、強面の先輩パートナーに、嫌味っぽいけどどこか憎めない上司、めちゃめちゃアクの強い白髪の警視総監、実はキャリア警視監の歌姫、若い交通課の女性警官と…プロデューサーが張り切ってキャスティングしそう
ファン層が被らない役者を揃えられそうだから、それだけでも数字とれそうだな
もうひとつのマル暴シリーズ『みなとみらい署』とは完全に対極にあって、異色のシリーズとして今後も長く続いて行きそうな予感
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キャラクター勝負で
内容はあまり無い
軽く読めるので
読書初心者なら、まあ
という感じ
オススメまではいかない
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シリーズ3作目ということでキャラがだ確立してきたので気持ちよく読み進められた。味方陣営が協力すぎて敵が可哀想になるくらい。自作ではソフト帽オジさんが本機になるくらいの強敵を望む。
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マル暴なのになぜか弱気な甘糟刑事の活躍を描く小説。マル暴の登場する警察小説というとハードな読み心地を想像しますが。ものすごくソフトだわ……。「任侠シリーズ」とも繋がってるんですね。どこかしらユーモラスでほっこりします。
麻薬売買の場というタレコミがあったジャズクラブ「セブンス」に潜入した甘糟と郡原。しかしそれはガセネタで、そこは素晴らしい歌姫・星野アイを目当てに客が集う場所だった。とはいえ「セブンス」にはとんでもない秘密が。……逆にこの店に目を付けてしまったあの人が可哀想になってしまいました(笑)。よりにもよってなんてところをターゲットにしてしまったんだか。
マル暴らしからぬ甘糟は、案外ポンコツなように見えてもそうではないんですよね。気は弱いし上昇志向もないけれど、真面目だし馬鹿ではない。あの人に買われているところがあるのもなんとなく分かる気がします。そういえばシリーズ前作があるのか。それも読まなくては。