紙の本
リスナーにはおすすめ
2022/09/20 07:31
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投稿者:はまち - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラジオリスナーにはおすすめ。聞いてない人にはニュアンスがつかみにくいとおもわれます。たとえば、文末の(言い方)なんて表現は、よく聞いてるので私はよくわかりました。
紙の本
以外に繊細な方
2022/12/29 10:42
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投稿者:東京のSS - この投稿者のレビュー一覧を見る
清水ミチコさんがカニカマと表記した理由が分かります。モノマネではなく。本物になりたい心理が、わかります。真面目に書いているから幼少期から芸能人になるまで、アルバイト時代の事が語られています。爆笑を期待するのでなくエッセイとして楽しめます。
出会いにも恵まれていますね。
紙の本
カニカマだってそれなりの人生があるんです
2022/09/18 23:11
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投稿者:みなとかずあき - この投稿者のレビュー一覧を見る
あの(どの?)清水ミチコの自伝エッセイ。自伝ではなく、自伝エッセイというところに清水のミッチャンらしさが出ているようにも思うが、ともかく清水ミチコが自身の半生を語った雑誌連載エッセイをまとめたものということだ。
著者自身がこれまでもいろいろなところで語っていたこともあるので、知っていることもいくつもあったけれど、親御さんのことや高山時代の友人のこと、その当時の思い出から東京に出てきて徐々に芸人などの世界に入っていくところなどがかなり具体的に書かれていて、改めていかにして清水ミチコが生まれたのかを知ることができて面白かった。
それは、おそらく実際に話しているところを記録して、その文章を校正してといったような感じで、著者が1人ボケつっこみを随所でしているから、普段の著者のライブのような雰囲気が出ているからだろう。
ただし、巻末近くになってくると自伝というよりは普通のエッセイになってしまっているのが残念だ。現在に近くなればなるほど色々しがらみが出てきて、ストレートには書けなくなったのかとは思う。
それでも何でも、昔の話はやっぱり面白い。特にミッチャンは同世代なので、観ていたテレビ番組や流行り物などはリアルタイムで体験していた者としてはまるで自分のことや自分の友達の昔を読んでいるようで余計に面白い。私たちの世代にとってどうしても外せない子どもの頃の思い出と言えば、やはり大坂万博だったのだということも再認識してしまった。
それにしても、清水ミチコも自分の過去を語るような年齢になったのだなあ。ちょうど還暦を迎えた頃からこのエッセイの雑誌連載が始まったようなので、還暦というのは自分の来し方を振り返る歳ということなのかもしれない。
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毎年恒例になりつつある清水ミチココンサートに行く前に、しっかりと予習しようと拝読。みっちゃんに尊敬の念を抱かざるを得ない。自分が面白いと思ったことや興味のあることに全身全霊全力投球!人からどう見られるとかどう思われるとか、そんなの関係ないっ。人が笑ってくれること、面白いと思ってくれることがみっちゃんの喜び。だから、いつも周りに人がいて、みっちゃんのことを悪く言う人なんていないんだな。あの永六輔が初ライブを見に来てアドバイスや感想をくれるなんて、実力と運、両方あるじゃないかい。
自分は人に恵まれ、人に育てられている…と言うみっちゃんは、人を大事にしてるんだろうな。
そして、半生を振り返り、いつどんなことがあったと言うことをその時の気持ちも交えて詳細に覚えている。その時々を精一杯生きていたからこそ、覚えているのだろう。マインドフルネス!
弟の清水一郎氏とはコンサートでも共演しているが、小さい時からめちゃくちゃ可愛がっていた。今でも仲良しというのが良い。
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いくつになっても、母親になっても、中身は変わらないのが普通なんだとちょっと安心。
ひたすら楽しそうだった「夢で逢えたら」も、伊集院みどりの前には気苦労があったとは。
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お気に入りミッチャンの、今回はちょっとマジメなエッセイ。笑い成分は少なめだけど、生い立ちやデビューのいきさつ、子供さんのことなど、へぇ~そうだったの、ということがいろいろ出てきて面白かった。
意外だったのは、いつも飄々淡々と欲のない芸風で、プレッシャーなんかとも無縁だろうと思っていた清水さんが、かなりの緊張しいだと繰り返し語られていたこと。下積みのない順風そのものに見える芸能生活にも、迷いや葛藤の多い時期があったとも。まあ当然と言えば当然なのかもしれないが、一貫して芸人っぽくない雰囲気からは、そういう匂いがしなかった。まあ、ミッチャンらしく重さを感じさせない書き方で、そういう所が好きなのだなあ。
なるほど!という鋭い指摘がいくつも。
・ヤンキーについて。ヤンキーの女の子は「痩せてクッキリした顔立ちの、可愛くてしかも性格も優しめの子がなぜか多い」「なぜか手まめで、献身的という特徴もあり」「朝から夜まで女工哀史のように働き詰め」。地方の成人式で暴れるヤンキーたちは「当日の朝にはしっかり着付けをし、髪を整えるなどして、ちゃんと指定された市民センターなどに出向いて、仲間と暴れるという。やっぱりどこか真面目でもある、というアンバランスさが絶妙」
・昔、カセットデッキをテレビとかのスピーカーに近づけて好きな音楽を録音していた。当然雑音入りまくり。「特に不満でもなかったのは、あの時代は聴きたい音源っていうものを、うまく耳が吸収してくれていて、機材以上に聴覚が発達していたんじゃないでしょうか。自己ノイズキャンセラー機能」
・年の離れた弟さんをすごく可愛がっていたが…「あのヨチヨチしていた男の子の姿がもうすっかりない」「もう会えないんだなあ。いったい、いついなくなったんだろう?成長する弟の背後で、そーっと少しずつ消えていったかのよう」。うんうん、ほんとにそう!子育ての時にも思ったそうです。
清水さんは、人生の節目節目で良い出会いをしているなあと思う。その人たちから教わったことを、自分の中で時間をかけて消化して糧としていることが伝わってきた。私も覚えておこうと思ったことを二つ。
・怖かったり緊張したりする時、清水さんは「怖くないフリ」をすることだけに集中するそうだ。くり返すうちにだんだん身につき、緊張しがちなあらゆる場面で使えるという。「フリでいいのです。フリ無料」これ、役に立ちそう。
・若い頃、やたら気持ちがふさいでいた時に、ついバイト先で愚痴ってしまった清水さん。ありがちな慰めの言葉をかけられるかと思っていたら、店主の女性がサラッと言った言葉は「どんな人だって幸せにはなれないようになっているのよ」「世の中はむしろ、うまくいかないようにできていることを知っていた方がいいですよ」だった。「だから、立てた予定が思い通りうまくいった時や、たまにいいことがあったなんて時にはうんと喜ぶようにするといいです」 しみじみかみしめたくなる言葉です。
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みっちゃんの文章っていつまでも読んでいられる。
面白くってときどき自分で突っ込んだり、日常をおもしろおかしく話しながら(書きながら)人生の深いとこも言ってたりして、井上ひさしの有名な”むずかしいことをやさしく、
やさしいことをふかく…”という言葉を思い出す。
そんあみっちゃんの自伝みたいなエッセイ。
1〜3歳まで実母がいなく父親と祖母との3人暮らしで、そこへ父親よりも10歳も若い敬子さんがお母さんになって、
みっちゃんも幸せだったろうけど、敬子さんもこんな面白い娘の母親になれて幸せだったんじゃないかな。
そりゃあ、みっちゃんみたいな洞察力とものまねのセンスがある子と親友だったらランク落としてまでも同じ高校に進みたいと思うよね。
でも、肝心のみっちゃんが頭が真っ白になってその高校は落ちてしまったというからまた面白い。
で行った高校でまたまた面白い公ちゃんとの出逢いがあって今も続いてるんだから、人生に偶然はないんだね。
パテ屋の林のりこさんや、永六輔、矢野顕子、タモリさん、
さまざまな出逢いがあって今のみっちゃんが出来上がってるんだね。
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清水さんの人柄がそのまま出ていて楽しめました。
子どもの頃やデビュー迄の変遷など、はじめて知ることが多く興味深かったです!
いちど、ライブに行ってみたい〜
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面白かったです!清水ミチコさん、とても繊細であたたかくて面白いなあ。カニカマに例える人生、ものすごく貴重でステキなカニカマだな、と思います。
清水ミチコさんのフィルターを通した周りの方々の優しさや面白さも必読だと思います。
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娘さんとのエピソードが面白かった。
特に終盤に出てくる、実は娘ではなく母親だったんじゃないかというくだり。
ミチコさんに向けられる、優しくあたたかな娘さんの眼差しと言葉を想像したら、会ったこともない娘さんに後光がさしていた。
あとは、読んだそばから先入先出法で出ちゃうので正確な表現ではないのだが、自分で自分の好きなことや楽しいこと、面白いと感じることをやっていないと、幸せの基準がいつまでも他人からの評価を得ることになってしまうということ。
そうなると幸せを感じたり、自分に満足しにくくなってしまう。
これはね、多くの国民の皆さん、特に学校に入った途端に従順さや同調圧力を求められる子供たちに聞かせたいエピソード。
ゆるめのエピソードが多いけど、中には人生の真理みたいなものがそれっぽく感じさせず書いてあるのが良い!
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モノマネを芸にしてきた筆者が、ニセモンだけど栄養のある自身のカニカマ人生を語ったもの。モノマネといえばバブル期、個人の特徴をデフォルメしたモノマネが流行ったものだが、コロッケにしろ(自伝とか読んだことないけど)清水ミチコさんにしろ、多分いつみても笑えて楽しめたのは、対象者に対するリスペクトが感じられたから。この本を読んでそのことを感じた。矢野顕子さん、モモイカオリさんに対する尊敬、憧れ、少しでも近づきたいという強い気持ち。一般人はちょっと歌を練習したりインタビュー記事を集めたりで終わってしまうけれど、愛情と才能があれば清水さんみたいに近づけるんだろうなあ。
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清水ミチコさん、カニじゃなくカニかまというところから、さすがという感じ。気弱なのになぜか覚めた感じの幼少期の話から、タモリさんや桃井かおりさん、矢野顕子さんとの話など、おもしろかった。武道館も行ったらとても楽しそう。
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読みやすく、あとがきまでも面白かった!
誰かの言葉が助けてくれたり背中を押してくれた経験から、みんなが踏み出す一歩を清水ミチコさんがゆるく面白おかしく導いてくれる本です。
私のやりたいことリストに『清水ミチコのライブを観に行く』が追加されました。