紙の本
最高内容
2023/05/06 07:31
3人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:井端隕石 - この投稿者のレビュー一覧を見る
帯に「すべてのYMO本よ、サヨウナラ」とあるのは嘘ではなかった。もうこれでもかと詳細な内容で三段組、700頁に手が届きそうな分厚さ。覚悟して読まなければならない。最も、YMOファンなら難なく読みこなせる物だと思いますが。
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分厚い本ですが,チープな作り(?)のため軽くて片手でも持てて,長時間読んでても疲れないのがよかった。YMO周辺の始まり(70年代)から終わり(90年代)までをテクノロジー,流行,業界の変遷と共にじっくりと体験できた気がします。80年のYMOはMIDI以前,90年の再生YMOはProTools以前という位置付けになるほどと思いました。新しいものが一般化されていく前にゴリゴリ作業してたのだから,それができるバックグラウンドに恵まれてたんだろうなぁと思いますが,そういうアドバンテージ以前に御三方の音をチョイスするセンスが抜群で,そこが大好きです。
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読み始めた頃はまだユキヒロも教授も健在だったが、ゆっくり読んでたらお二人が鬼籍に入られてしまった。
初めてのYMOは小6、NHKの「600こちら情報部」という子供向け情報番組で頻繁に取り上げられてるのを聞いてから。松田聖子にハマりかけていたところ、YMOのカッコよさに中てられ急速にハマっていった。
当時もいろいろ情報を集めてはいたが、さすがに知らないことだらけ、本書にはそんな情報が満載されている。著者もYMOには精通していて一家言あろうが、ここには関係者の語った言葉と文章だけで一貫している。ある意味ファクトだけ、というこだわりを感じる。
リアルタイムで過ごした当時は長い時間に感じたが、結成から散開までわずか数年。再生はあとがきで語られる、そしてこの厚さ。もちろん、YMOだけでなくメンバーのソロ活動も追いかけられている。自分は教授をフォローしていたが、ユキヒロの初期ソロや細野さんはわりと後まで買ったりしている。この本をキッカケにカセットテープから起こしたりして聴き直してみた。
もう手に入らない音源なんかも紹介されている。追悼番組で「イエローマジックショー」など再放送されたのは良かった。
YMOをキッカケに、テクノ、ハウス、EDMやチップチューンなどを好んで聴いてきたが、あらためて、音源は似たようなピコピコ電子音でも、打ち込みベースの今と違って、当時は手打ち手弾きだったのだと考えると恐れ入る。
本書に紹介されている、まだ知らなかった音楽を追いかけてみたい。読んで終わりではない、知っているようで知らない世界の入り口だった。
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YMOの歴史を時系列にまとめた本。
図書館で借りたが、窓口でほんの分厚さに驚いた。
アーティストありがちな写真が多いのかと思ったが、ほぼ写真がなく、1ページ3段びっしり文章が書かれていて、二度びっくり。