紙の本
ほのぼの
2023/01/23 07:47
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投稿者:ねこまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
迷犬マジック1が面白かったので続編も迷わず購入
マジックを通して出会う人々がさりげなくどこかで繋がっていて、ほのぼのした気持ちで読み進めました。
マジック、マイペースで可愛いです。
紙の本
第2段も、安定して面白かったです
2023/08/09 19:41
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投稿者:みえ - この投稿者のレビュー一覧を見る
マジックはもちろん、人と人との繋がりが、とても良かったです。みんなが心優しく穏やかに暮らしていけたら最高ですね。犬は人間に幸せをもたらしてくれる。とても素敵です。
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マジックは、本当に魔法使いみたいだ。
出会った人を笑顔に、幸せにしてくれる。
1話目「春」の賢助くんのお父さんがその後の話でも少しずつ顔を出す。本当に素晴らしい警察官だったのが垣間見える。息子にはちょっと厳しいところもあったようだけど。
重さんとお父さんの関係もよくなっていきそうでほっとする。
マジックったら、分かっててそこに行ったの?
マジックならありそうだよね。
他にも季節ごとの登場人物に少しずつつながりがあって、そういうのを意識しながら読むのも楽しい。
マジック、今度はどこでどんな人を救うのかな。
続きが読めるのを楽しみにしている。
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マジックのマジックは相変わらずすごい。そして、登場する人達が微妙に繋がっているのも相変わらず。読んでいて、どこでどう繋がるのかなぁとか、ああなるほどここでつながったかと、ちょっとホッとしたりして。最後の親子は、次回はどういう展開になるのか今から楽しみです。
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第一弾が好印象だったので期待大で読み始める。
春夏秋冬4話からなる各4人の主人公の元にふらっと訪れる1匹の黒柴「マジック」。
各人の運命まで変えてしまう「マジック」。
全話少しづつ繋がっついて、ラストの章で総決算!
第一弾とは違う印象終わり方で、第三弾が楽しみ♪
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前作に続き一匹の迷い犬 マジックが人生に冴えない人達の前に偶然現れて、春夏秋冬を通してマジックと出会った人達のと奇跡の物語が綴られています。
今回も何の前触れも無しにふと現れる黒柴の迷い犬のマジック。
飼い主が見つかるまでの数日間だけだと最初は誰でも思っているけれど、
いつの間にかマジックの可愛らしさに惹かれてしまい
どの登場人物もきちんとお世話をしています。
元ボクシング選手で再婚相手の少年と上手くいかない男性、
六年前に正当防衛として押し返しただけなのに
傷害罪で逮捕されてしまった男性、
元警察官を退職した初老の男性、
夢を追いかけていた孫を亡くしてしまった老人女性
といった人達が春夏秋冬での章の主人公となって物語が
繰り広げられています。
どの主人公も現状を悲観してしまって、
半ば人生を諦めかけている様子が多かったでしたが、
マジックが訪れて徐々に接してお世話をしていくうち、
閉ざされていた心が開いていくようにマジックと打ち解けて
明るくなっていく様子が良いです。
主人公の沈んでいた顔が徐々に笑顔になっていく様子が
よく思い浮かべることが出来て、読んでいる側も笑顔になりそうなほどほっこりとした気持ちになりました。
前作と同様にまたこの作品でもマジックみたいな迷い犬が
自分の所にも舞い込んで来てくれないかなと思ってしまいます。
人と犬との絆や繋がりも良いですが、
それぞれの章で登場してきた人達が街の何処かで
リンクをして繋がりがあるのもう一つの楽しみが味わえました。
犬から受けた恩は、犬に返せよ。
とあったようにこの作品の犬のマジックから受けた恩は、何処かで出会う犬に返してみたいと思いました。
山本さんの作品をシリーズもので何冊か読んでいますが、
時々面白いことが書かれていてくすりと笑えることがあり、
この作品でもお笑い芸人さんのことが時々出てきたので、
ユーモラスなことが好きな方なのかなと思いました。
笑うこと、つまり人が笑顔になってくれることが好きな方だと
思いこのような明るく心が温まる作品を描くのかなと
想像してしまいました。
読了後にも幸せな気持ちになり、
何処かで犬を見かけたらマジックを思い出して
ほっこりした気分になりたいと思いました。
まだマジックの旅は続くかもしれないので、
また続編が出たら読んでみたいと思います。
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春夏秋冬 4つのお話
なんとなくいい意味での昭和の時代にタイムスリップしたかのような…
迷犬マジックによって色々と気付かされて癒やされていき、世の中まだまだ捨てたもんじゃないなと思えるようになり、続編が楽しみです。
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春夏秋冬とは4人が登場するだろうと思ったら、親子にそれぞれの過去の関係性があり、あーこれこそ山本甲士さんだって嬉しいって事。マジックの噂はどんなふうに広がるのだろうかな、朝晩の散歩をするだろう犬の生活に合わせてとか答えが待っててくれる。寝酒も無くなった早起きして身体が軽くなるとか、神経痛が出なくなったとか自分が老いて動けなくなって松島さんが後の事はしてくれると諦めたチヨさんが2階部屋の掃除して困っている親子を引き取る 孫の親友に会えるのと孫の本心を知る。結末が幸せな前向きな所が好きです
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前作から引き続きの2作目。
相変わらずワンちゃんが可愛くてほっこりします。
各話の最後は、必ず別れのシーンになってたんだけど、最終話だけは違う。
なので3作目にも期待したい。
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周囲の人との関係や仕事、人生がうまく行ってなかったり、困ってる人の前に或る日突然現れる黒柴風のマジック。とても人間臭く、賢く優しいわんこ。こんな子が私の前にも現れないかなぁと夢想してしまうほど魅力的な良い子。
その人が前に進めるように色々なきっかけをくれる。知り得なかった真実に導いてくれたり、なかなか仲良くなれない大切な誰かとの仲を取り持ってくれたり、良くない習慣をいつの間にか改善させてくれたり…そして、臨時の飼い主が前を向けるようになったら去って行ってしまう。
前作もすごく好きだったけど、今作は更に良かった。
特に、最後の冬の主人公チヨさんのお話がとても心に響いた。シングルマザーだった一人娘と孫息子と一緒に住んでいて貧しいながらも楽しい生活だったのに、二人とも亡くなってしまい、一人ぼっちに…
孫の将は夢だった漫画家への道が開けなくて思い悩んでの自殺かもしれなくて、チヨは苦しんでいた。
或る日、マジックが将の旧友の元へ導いてくれ、彼から将は自殺ではなかった、彼には明るい未来があったという真実を知り、ずっと読めなかった遺作にもやっと向き合えたチヨ。
そんな彼女の元へ、暫く2階を間借りさせてくれないかとDVに遭っていた親子が連れて来られる。チヨは、彼らを守りたいと思い、ずっと居てくれていいと独白する。
それはつまり、マジックへの言葉でもある?
マジックがチヨの元を去る描写もなく、やってきた男の子に近づいていくことから、マジックもチヨと一緒に親子を守るのかな?
3作目も読んでみたいけれど、これでシリーズは完結なのかな。ちょっぴり寂しい。それほどマジックが大好き。
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前作がすごく良かったので、迷わず購入した。
期待が大き過ぎたのか、前作と比較して少し物足りなさを感じてしまった。また、続編に期待したい。
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毎度のパターンは同じなのに、マジックのツンデレとしっかりとした各章のストーリーが全体的にうまくつなげられていて、とても面白い。
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迷える人たちをよき方向に導くという不思議な能力を持つ犬・マジックの1年を描くハッピーファンタジー。
春夏秋冬の4編からなる連作短編集。シリーズ2作目。
* * * * *
各話の登場人物にうまく関係性を持たせるなどよくできた構成で、1作目よりさらにおもしろかった。
個人的に気に入ったのは「夏」編。ヤンキー崩れの不器用な男がマジックの絶妙なレッスン( 調教⁉ )によって次第に人間ができてくる話で、マジックの賢さがよくわかります。
自分を客観視して適性を知ること。そしてその適性を活かした仕事に力を尽くすこと。それらは自立するための大切な要素です。
それらができて初めて人から信頼されるようになり、信頼されるとその信頼に応えようと努めるようになるのです。
この好循環が軽快なタッチで描かれていました。このテンポよくことが運んでいく心地よさこそ山本甲士ファンタジーの真髄でしょう。
ひとつ気になるのは、最終話のラストシーンです。
本話の「迷える人」であるチヨが孤独から解放されて前向きに生きられるようになっても、マジックはチヨの元を去らないまま話が結ばれています。これは1作目から続いてきたエンディングパターンと大きく異なります。
もしかしてマジックは、チヨの古家を自分の終の棲家と定めたということなのでしょうか。(マジックもいいおトシみたいなので。)
特定の飼い主を持たず、神懸かり的な賢さで迷える人を救い助ける犬・マジックの活躍。まだまだ読みたく思うので、この見立てがどうか外れますように……。
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山本甲士「迷犬マジック2」、2022.9発行。連作4話、心に響くとてもいい物語でした。黒柴のマジックに見とれてしまいます!
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急性骨髄性白血病で亡くなった警察官の父の次に父親として来てくれた製材所で働いている重さんとの関係を取り持ってくれたり、父親にも母親にも育児放棄され、婆ちゃんが親代わりで育ててくれたのだが、高校1年生の三学期にくも膜下出血で亡くしてから凄く短気な性格だった男をマジックと言う犬が真っ当な道で真面目に働くことを教えてくれたりする物語です。 こんな犬に出会いたいですね。