老若男女、ひいては全人類向け
2022/11/28 10:11
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投稿者:スッパメン - この投稿者のレビュー一覧を見る
専門医が、医学的根拠や診療の実態に基づいて書いているので説得力と納得感があった。
各種状態や症状の治療の必要性や、治療方法なども紹介があり、今後の自身の取り扱いに関しても安心感を感じた。
史実からの性に対する社会的認識・公教育の変遷も、納得がいった。
この本のような情報が多くの人に認識されることで、自分たちの性機能のことを理解し、他人に迷惑をかけず、自由を承認し合えたら、これからもっと生きやすい世の中になるはずだ。
性教育ではなくまさに実用書
2022/10/30 12:52
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さとし - この投稿者のレビュー一覧を見る
40代男性ですが、小学生の頃に月経や射精という現象があるという程度の性教育を受け、中学校ではたまたま性教育に熱心な先生が授業で避妊について説明してくれたくらい。HOWTOについては全く学校では教えられず、エロ本で想像を膨らませたりノウハウを学ぶしかありませんでした。
著者は射精を通じて性欲にちゃんと向き合い、大人になるまでにちゃんと心技体を身につけるべきと説いて、年齢層別に具体的なアドバイスをしています。ここを押さえることで、性を気持ちよく楽しむことも、パートナーと良好な性生活を過ごすことも出来るようになることは素直に納得できました。
子供にも思春期になったらこの本をあげて、正しい性生活を過ごせるようにさせてあげたいなと感じます。
射精につき 使える方法 満載だ
2023/12/12 21:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:清高 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.内容
陰茎のある男性が、成長すれば行うであろう「射精」をきっかけとして、いかに性生活を営むべきかを記した本。思春期から中高年まで、射精障害が生じた時など、男性が経験するかもしれないことを、コンパクトな新書版でまとめている。
2.評価
(1)まず筆者が評価しないところ。
ア.武士道の強調。「『(ノーブレス・オブリージュ)』」(p.4)というのはわかるが。
イ.女性については第9章にさらっと書いてあるだけ。
しかし、本書にとって重大なところではないので、点数を減らさない。
(2)実践的な方法が満載なので、5点。以下、何点か。
ア.p.45「思春期における『射精道』」から面白かった。第9条は意識しなかったし、第14条や第15条も意識したことはなかった。恥ずかしながら「官能小説」(p.68)が使えるとは知らなかった。
イ.p.105「資料7」とp.112「資料9」は熟読が必要。筆者は、令和5年の刑法改正に不安を持っていた。「不同意」(ポケット六法令和6年版.有斐閣.の、刑法第176条、第177条の見出しにある)はどう判断するのだろうかと思ったが、「資料7」と「資料9」はいいヒントになると思った。
その他にも役に立つと思われる知識が満載なので、ぜひ。
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まずタイトルが秀逸。日常では話題にしづらい内容ですが、それを大真面目に語ったこの本はとても面白かった。
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ええ、これは医学書です。
帰国中、日経に広告出ているのを見かけ、同僚に半分冗談でお土産に買っていくよと言って買った本。隔離中に先に自分が読了。
『武士道』をオマージュにして、男の刀である陰茎の扱い方について説いた本。
皆、エロ本やAV、エロ画像から我流で身に着けてきている刀の扱い方。これ、30代までに読みたかったなとも思う。メンテナンスの章で、気になっていたことが病気じゃないと分かったことも安心。
筆者のオナニー推しなのはやり過ぎな気にもするけれど、これまでの歴史を考えるとこれぐらいでちょうどなのかもね。
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話題にしづらい、射精に関するとても真面目な内容でした
こう言った、話題にしづらい内容を黙々と勉強できるのもまた、読書のいいところです
年齢問わず、世の男性は絶対に読むべきと思います。間違っていたこと、知らなかったこと、実は気になっていたこと、全て、わかりやすく説明されています。
読後、とても安心感で満たされました
年頃の男のお子さんをお持ちの親御さんにもとても参考になると思います
性教育に対する消極的な風潮に対しても辛辣な意見を述べられており、納得できる内容でした
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性教育のタブーが歴史的にどう変遷してきたかという部分が面白い!
それから性的同意やsexの段階など、とても大事なことを再確認しました。
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正しい性の知識ってどこで得て良いのか迷子になりやすい。
この本はそんな悩みを一気に解決してくれる。
大人になった今でも十分ニーズに応えてくれる内容だった。
自分が中学生の時に出会っていたかった一冊。
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射精を軸に、性教育の必要性や不妊治療、性病などについて医学の面から分かりやすく述べている。
こういった視点からの性教育の必要性はかなり重要だと感じた。
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泌尿器科の医師が書いた本、ということで、もっと医学的な内容かと思っていましたが(もちろん、医学的な内容もしっかり含まれています)、読んでみると、中高生男子向けの性教育用の本として、かなり優れている本、という印象を受けました。
すっかり中高年になった自分にとっても有益な本ではありましたが、この本には、中学生のときに出合いたかった。
そういう意味では、この本を読める今の中高生は恵まれていると思いますし、是非、全国の中学校・高校の各教室に1冊ずつは置いてもらいたい本です。
『武士道』が、「刀」を持つ者としての心得をまとめたものであることを意識して、「陰茎」を持つものとしての心得をまとめたがこの『射精道』。
自分自身を大切にすることはもちろん、それ以上に、自分のパートナーを大切にする意識の重要性についても、しっかり述べられていると思います。
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「武士道」の刀を陰茎に置き換え、性の俗説や歪み、馬鹿げた禁欲を徹底的に医学的根拠からぶった切る非常に真面目な医学的根拠に基づく性解説本。「射精道」というネーミングも抜群によい。過半数は既知のものだが、少年時代に読んでおきたかったと思わせる内容で、男性のみならず女性も読んでほしい一冊。
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射精と武道の精神は通づるところがあるという考え方は面白かった。
自分本位になりがちな性に対して相手の気持ちを大事にする必要性を痛感した。
勃起障害に対しての適切なケアとしてリラックスとソフトな刺激が大事である事は大きな学びであった。
36歳はEDとしては早いので心の問題が大きそうだ。焦らず勃起に対して寛容でありたい。
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新聞広告で気になり図書館で借りた。「道」というタイトルは秀逸。内容は年代やライフスタイル別に書かれていたり、で、新聞広告は中高年向けのようだったが、中高生からでもイケる内容。若い時に読みたかった。
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書店で見かけて気になっていたが、手に取りづらかった本。オーディブルでは気兼ねなく聴けて良かった。武士道で言うと、刀は正しく振るわないといけない。
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タイトルでまずニヤリとし
そこから遊び半分で読んだが
良かった
新しい知見はなかったが
理知的で 男の性欲というモンスターと
恥ずかしがらず真正面で
受け止めて手なづける事に真摯に向き合っており
思春期〜大人まで読む本だと思う
作者の熱意に脱帽