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なるほど、確かにBLではないな。
作者本人もそう明言しているけど、これはまさにブロマンスの部類であり、純恋愛よりだと思う。
作品の評価が低い理由はもれなくBL界隈が好きな人の酷評からなんだろうけど、はっきり言ってそう言う人はちゃんと読めてない人。作者もこれがBLとして書く気はないことから、それを取り上げて酷評するのは御門違い。まあ確かにラブコメディって書いちゃってるから「おっさんずラブ」好きの人からちょっと誤解されるのも無理ないかな。
けど内容はやっぱり良かったです!
特に門倉の行動が男心からなる純愛要素満載で、好きな人に日常的に会えないかと、その人が普段から利用する施設とかよく行ってたのを思い出しました笑
自分はゲイで、小学生の頃好きだった男の子が空手をやっていたので、その子に会えないかと市民体育館に行ってました。部活終わりのあいつに会えないかななんて考えながら通学路を散歩したりして当時はそんなこともあったななんて思います。そんなピュアな時もあったな…
話し変わりますが、サブテーマ的に古典文学が扱われてたのも個人的にはポイント高いです。これは案に小説が人生の豊かさを実感できるだけでなく、人生観への悩みから解きほぐしてくれる、そんなツールなんだと教えてくれるような内容になっていて、だからこそ小説が必要なんだと言うすごく深いところまで伝わってくるお話なので勉強になりました。
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【私はつぶやいた。どこか気になる。放っておけない感じがする。】加瀬夏生、二十八歳。【門倉、待て。落ち着け。】もうすぐ四十歳、門倉友広。気になる。放っておけない。仕事が手につかない。頭が心が、なぜだ、なぜだ、なぜだ?なぜか惹かれる、加瀬夏生。笑いながら切なくなりながら読了。
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BL好きの私としてはとーっても期待してしまったんだけど期待値が高かっただけに、、イマイチでした。
妄想オジサンに付き合わされたという感じw
BLではないということなので仕方ないのかもしれないけど。。
ラストもなんだか拍子抜け。
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最初bl小説だと思ってポンポン進む展開だとおもって読み進めていたからか、一向に自分の気持ちがわかっていない主人公、相手に気持ちを伝えなさそうだし、伝わらなさそうだし…ともどかしかった。
勝手に舞い上がって勝手に悩んでるシーンが多くてコメディ感があったけど、最後一気に切ない。
これまで、同性が好きというシチュエーションは、BL小説のような展開になるとしか思っていなかったので、新たな発見。
同性愛という括りにならない感情もあるのか…と思った。確かに、単純な恋の話ではなかった。
解説を読むと、男同士の友情をブロマンスというらしく、その言葉は古くからあるようだ。同性愛ではなく、友人以上の濃密な関係。
キスも、性的要素じゃなくて、精神的な繋がりを象徴するためのピースとしての描き方もあるようだ。
恋と友情の狭間で揺れ動く主人公はなんだかリアルだった。