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日本マクドナルドの50年の歴史と、それを支えてきた変わらないグローバルの理念であるお客様第一、主役はクルーであるというピープルビジネス、フランチャイズやサプライヤーと共生するという考えについて述べられている。
食品であるがゆえに食の安全を訴えるためのトレーサビリティの確保、ハッピーセットのおもちゃをはじめ食用油、コーヒー豆かす、ポテトのあげかすなどのリサイクルなどSDGsの取り組みもかかさない。
今後もピンチが幾度となく訪れるだろうが、人を地球を大事にするこの企業であれば乗り切っていけるだろうと感じられる。
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・ビジビリティ重視の原則。顧客から見た店舗の認知度を上げるためには、店舗自体や看板の形態、サイズから色彩、一に至るまで重視し、最も目立つ形態を追求すべき
・グローバル企業の鉾と縦。必ずしも日本市場では受け入れられないと思われた時には、以下にお互いにコミュニケーションを密にして相互理解を深め、共同でチャレンジしていくかがローカライズの基本なのです。
・お客様からどのようなことを期待されていたのか読み違えていた。お客様がマクドナルドに臨まれているのは、楽しく清潔な場所で、おいしいハンバーガーとマックフライポテトがお得感のある価格で食べられて、笑顔のおもてなしが受けられる居心地のいいレストランです。
・自分たちの取り組みだけで満足していませんか。お客様にちゃんとお伝えしていますか
・よりお客様にフォーカスしたアクション=バリュー、メニュー、QSC
・マクドナルドらしいメニュー=パッションがあって、ちょっとワクワクするようなハンバーガー
・成長を促す本質=「お客様の声に寄り添った戦略」×「店舗と人への投資」×「時代に合った組織と人材の配置」
・なぜ成長が止まってしまったのかを分析していくと、次の成長の機会が見えてきます
・マネジメントチームの真の価値は、ビジネスが順調に推移しているときも停滞や交代の入り口に立っているのだということを自覚し、次のイノベーションを描きながら、日々のビジネスを推進していくことです
・変わり続けなければ、変わらない価値を提供することはできません。
・ハンバーガー大学で大切にしている3つの考え方:「周りの人たち全員を元気にするオプティミズム」「人を奮い立たせるエナジー」「人の可能性を広げるコンフィデンス」
・自然な気付きの中でモチベーションが上がり、自らこうなりたいという姿を描き、自分の能力を最大限に発揮できるようになることが、ブランドへのロイヤルティの醸成につながる
・良い職場を作ることは、採用におけるレピュテーションになる
・物事を成し遂げる際、自分はどのような貢献をすればいいのかを考え、そのために周囲の人たちとコラボしてやり取りをすることがリーダーシップ
・サプライヤーの成長なくして、マクドナルドビジネスの成長なし
・根本の目的を共有する
・多様性のある仕事の環境は地域の雇用増に直結する
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日本マクドナルドの歴史を振り返り、その理念を解説した本です。経営スタート時における苦難と乗り越えるための工夫、順調に推移した成長期、売上が急落した経験、そして現在の経営を分かりやすくまとめています。タイトルはやや堅めですがマクドナルドファンやビジネスパーソンなど多くの人が親しみと発見を持って読む事ができると思います。
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日本マクドナルド50周年の歩みをまとめた公式本。
2011〜15年にかけての低迷時の要因分析と、V字回復への道筋と方策を公式コメントとして読めることに価値がある。
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企業の書いた本なのに、
とても好感が持てました。
マクド本は、色んな人が色んな事を書いてある。
そして、時代によっても変わります。
この本は歴史も未来も分かりやすいし、
成果と反省もチキンと書いてますね。
個人攻撃も無い。
そういう本の姿勢が、そのまま企業の姿勢、
だと感じました。
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1937年 カルフォルニア マクドナルド兄弟が開業
1961年 レイ・クロックが営業権買取 チェーン店化 ハンバーガー大学
100か国 4万店 お客様第一主義 QSC&V ピープルビジネス へ
Quality,Service,Cleanliness & Value
1971年7月20日 一号店の銀座店はテイクアウトのみ
それから50年 年間来店者のべ14億人 認知度93%
1978年 POSレジ
1987年 サンキューセット(円高差益還元)
1989年 てりやきマックバーガー リンゴピューレ+ポークパティ
1990年代 PMO戦略 母店+複数サテライト店 面での店舗展開
2000年代 赤字からのビジネスモデル
メイド・フォー・ユー 作り置きからオーダーメイドへ
フランチャイズ促進 70%以上へ
プレミアムローストコーヒー 店舗で挽きたて パック包装コーヒー豆
マックデリバリー
2010年代
既存店舗の改装
食の情報提供 包装紙にQRコード
スマイル0円復活
アンケートアプリKODO
2017年 Dual Point Service
注文と商品受け取り窓口の切り分け ボードに番号表示
2019年 モバイルオーダーとテーブルサービス(店内席デリバリー)
時間帯ビジネス 夕食強化「夜マック」
3本脚の椅子
マクドナルド、フランチャイジー、サプライヤー 3本が同じ長さ
グローバルな管理基準
フジパン バンズ98% 売上げの6% 年間10万個
森永乳業 チーズ、牛乳、シェイク、ソフトミックス、コーン、シロップ、バター
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社史で50年の歴史をサラッと眺めるには丁度いい。
しかし、業績が芳しくなかったときどのようなやり方で改善していったのか、について深掘りした内容を読みたかった。
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なぜマックがここまで繁栄してきたのか。
私自身、元バイト先ということもあり改めて知らないことを知る機会でした。
教育プログラムに関してはとても細かく言語化されており、マニュアルの通りにこなすことで、ある一定のレベルは担保されます。それを世界各地で展開できるマックはやはりすごいと思いました。
ただ、それだけでなく、HU(ハンバーガー大学)の存在が大きいと思います。バイトであれ、正社員であれマネージャーになる人は必ず足を運びます。
そこでは、マニュアル通りの対応以外のことを教育されます。
どの店舗でも同じクオリティを担保するためには人を同じ水準以上に教育しなくてはなりません。そこに投資できるマックはすごいと思いましたし、結果を実現できる社員の人もすごいと思いました。現に、HUに行った後の社員の方は変化が起こっています。
では、なぜそれが実現できるのか、それはどのような形であれ、マクドナルドへ愛着があるからだと思いました。好きという感情がなければ物事を成し遂げようという気も起こらないですし、前向きに仕事もできません。そして、消費者に対してもその感情は伝わってきます。
その積み重ねが今のマクドナルドを作ってきたと感じました。
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マクドナルド公式が書いた50年間の取組を記した本
個人的に印象に残ったのは、不調に陥った際の取組の内容の箇所
・役員陣含め、実際の顧客をヒアリングするというのを愚直にやっていた点
・うまくいかなかった取組(カウンタメニュー廃止・30秒チャレンジ)もあったが、市場で素早くトライ&エラーを行っていた点
・スタッフ宣言のようにトップダウンだけでなく、ボトムアップで社内の雰囲気を変えるような取り組みが自発的に発生した点
などは面白かった
特に3点目などは会社に対するポジティブな印象やロイヤリティーがないとそのような取り組みは発生しないと思われ、日ごろから社員のロイヤリティーをキープすることの重要性は不調の時などにも効くのかなと思った
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マクドナルドの50年の歴史を振り返りの本。1971年の日本での創業開始時から現在まで、高度成長期からの日本の時代の成長とともに、外食産業と顧客の嗜好の変化、外部環境の変化要因も踏まえ、ファストフードのリーダー企業としてどのように変化に対応してきたのかを知ることができ、日本の時代の変化について理解が深められた点が良かった。
特に、マクドナルドの企業理念やMVV、強みとしているクルー、サプライヤーとの共生など、企業としての姿勢、考え方、行動からビジネスの参考になることも多い。
企業にとってコアな価値とは何か、変わらないものがありつつも、時代の変化に対して変えていくべきことにも積極的にチャレンジしていくこと、変革の進め方や困難への乗り越え方の事例としても参考になる。