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七色はつなぐを通して小学生組との関わりが増えたね。同時にキョドる場面も増えたという…
こうして見るとつなぐと七色って芯の部分がそっくりなんだろうなぁ。外見を誤魔化せるかどうかの違いくらいで
だから七色がつなぐに焦がれるという関係だったのに、いつの間にか息の合った友人みたいになれるという
そうなれば高校生であるつなぐと花ノ子達小学生組という不思議な組み合わせにもう一人高校生が混じってくる
あのクリスマスパーティーはかなり不思議な集まりだったね。これまでのように偶然遭遇したとかではなく自らの意思で集ったのだから
…そんな集まりでカンガルーの鳴き真似を披露できた七色は意外と神経が図太いのかもしれない。いや、普通に空気が読めてなかっただけか?
まあ、つなぐの出し物もアレだったけどさ(笑) そういった部分もこの二人は同種だと感じられてしまうよ
野見山に工事が入ったり、七色が前髪を短くしたり、進級したり
そういった時の流れが描かれた終盤。その勢いのまま、花ノ子達が高校生になってしまうとは驚きだし、外見を誤魔化していたつなぐが無事ダメ人間になったりとちょっと衝撃的
個人的にはもう少し本作の空気感を味わい続けていたかった気がしないでもないけど、そもそも神隠しに遭った子供が普通に帰ってきて、普通に学校生活に馴染めていた時点で物語の中核は終わっていたと言えるわけだし、あんまりダラダラ続けても仕方ないか
何はともあれ、楽しめた作品でしたよ