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クイズに対する気持ち、その考え方、捉え方……クイズ番組で勝つということは努力の上に成り立ってるなぁと思った。イメージって自分で作る過程で、人がその通りに思ってくれたら成功なのかも。ミステリーかと思ったら、そうではなかったかな。
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普段からQuiz Knockの動画とか大好きで見てるんですけど、、クイズプレイヤーさんの思考凄すぎる。。。。あんな短い時間に、こんなことまで考えてるのか!!と思いました。
自分の人生で触れたものに関する問題が出る。正解する→ピンポン!となる!自分の人生を肯定される。この感覚ってなかなか他では味わえないですよねー!
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競技クイズの仕組みを分かりやすく学べました。クイズ番組を作る制作者の意図や、解答者の思考というのを初めて知ったので、これからクイズ番組を見る目が変わると思います。「確定ポイント」や「読ませ押し」などといった、クイズの特性と攻略法もストーリー上で知ることができるので、非常にためになります。
とても分かりやすくて面白かったのですが、帯分がかなり煽りすぎていたかな…という印象です。
まあ、それに騙されて読んだので結果良かったのかもしれませんが、物語根幹の謎解き部分はあまりハードルを上げすぎない方がいいかと思います。
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問題文が一切読まれていない段階、すなわちゼロ文字でなぜクイズに答えられたのか?
その答えを探す主人公の検討過程を通じて、クイズプレーヤーの思考の流れを少し覗き見ることができる、面白い作品でした。
クイズプレーヤーが取り組むクイズは「競技」なんだと改めて認識しました。
ミステリーだと思って読み始めましたが、読み終えてみると、青春小説だったような気もします。
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「0字早押し」の真相をたどり着くために、三島玲央は考えた。クイズについて、色々考えた。
さあ、君にとって、クイズはなんでしょう。
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王様のブランチで紹介されて、「新しさ」を求めていた僕は必然的に購入しました。
1,400円もした本を数時間で使い切る。
確かに今まで感じたことのない感覚。「クイズ」というジャンルでミステリーが完成してしまうという驚き。
現在の世界観すら取り入れられ、かつリアルで引き込まれました。
5点をつけなかったのは、期待が大きすぎただけで、読了直後に登録していなければ、5点を付けていたかも知れません。
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クイズが人生を変えた二人の戦いとその先のそれぞれの方向性の違いが生み出すクイズの回答戦術がこのクイズ大会の結果に繋がる。クイズに回答する人の経験、クイズを作る人の思い、そこから無回答のクイズは放送カットされ、完成されるエンターテイメントとしてのクイズ番組。それらを全て包括し回答者の人生がクイズの端緒とするストーリーに感心。最後に涙しようとしたが、それも裏切られる。最後まで痛快でした。
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てにをは1文字、しかも先読唇述で正解へたどり着く思考述なども驚くし、
謎解き哲学が散りばめられてている感じ。
背理法でクイズと人生の記憶を追って検証していく演出部分も面白い。
他人の思考の旅に付き合うのは楽しかった。
ラストの盛り上がりもいい。
TLや作品紹介で見知っていたけれど、やはり斬新で面白いし、ラストもある意味納得。
人が死なない謎解きなのも好きです。
小川哲さんのSFも読みたい!
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テレビに出演しているクイズプレイヤーが主人公の物語なんて思いつくだろうか。
しかも対戦相手に
一文字も問題が読まれないのに
回答して優勝を攫われる。
ストーリーはそこからはじまるのだ。
それは誰だってイカサマを疑いたくなる。
敗戦者はこの番組を一から見直していく。
何故こんな回答をしたのか。
クイズプレイヤーの頭の中の心理を描きながら。
小川哲さん、本当に凄い作家ですね。
こんなお話し、よく思いつきましたね、
一気読みしてしまいます。
別の作品も読みます。
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YouTubeでクイズノックさんのチャンネルを登録していたこともあり、本作に興味を持ちましたが、クイズを題材にした作品でこんなにも面白いものがあるとは思いませんでした!
設定はシンプルで「問題が読まれる前になぜ対戦相手は正解出来たのか?」を主人公が探るという設定です。
そしてクイズの成り行きを振り返る中で、主人公のクイズに対する思い、対戦相手の特徴などが浮き彫りになっていくといったお話なのですが、とにかく主人公のクイズに対する熱い思いが刺さりました!
また、このストーリーの展開の仕方が少しズルいなと思えるくらい読者を引き込む力があり、一度読み出したら一気に読まざるを得ないように感じました。
個人的には最後の問いに対する主人公の解答が印象的で、クサイ台詞ではあるけれど、スッと腑に落ちたような不思議な感覚がありました!
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Amazonの紹介より
生放送のTV番組『Q-1グランプリ』決勝戦に出場したクイズプレーヤーの三島玲央は、対戦相手・本庄絆が、まだ一文字も問題が読まれぬうちに回答し正解し、優勝を果たすという不可解な事態をいぶかしむ。いったい彼はなぜ、正答できたのか? 真相を解明しようと彼について調べ、決勝戦を1問ずつ振り返る三島はやがて、自らの記憶も掘り起こしていくことになり――。 読めば、クイズプレーヤーの思考と世界がまるごと体験できる。人生のある瞬間が鮮やかによみがえる。そして読後、あなたの「知る」は更新される! 「不可能犯罪」を解く一気読み必至の卓抜したミステリーにして、エモーショナルなのに知的興奮に満ちた超エンターテインメント!
読み終わっても、早押しの音が鳴り響くくらい、クイズのオンパレードで面白かったです。
どことなく展開が、映画の「スラムドッグミリオネア」に似ている印象がありました。現在と過去を行き来しながら、2人で対戦したクイズ問題を振り返っていき、その奥に秘められた2人の過去を解き明かしていきます。
やらせなのか?といったミステリーの面白さもあるのですが、クイズにおける考え方や情熱などといったものも垣間見ることができました。
もはや職人芸を見ているようでした。そんなにまで、こだわりがあるんだと感心するばかりで、クイズの奥深さを知りました。
出題する問題も登場し、「へーそうなんだ」といった豆知識を得られるのですが、多分一週間後には忘れているような内容ばかりで、正直あまり頭には入ってはいないのですが、雰囲気だけでも味わえたので、面白かったです。
ミステリーとしては、「うーん、どうだろう・・・、偶然すぎない?」といったモヤモヤ感はあったのですが、これはこれとして、一応解決したので、スッキリ感はありました。
クイズの奥深さやエンタメを交えての作品は、初めてでしたが、新鮮味があって面白かったです。
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かなり期待して読んでしまったので、最後のオチは、もう少し深みが欲しかった。
本庄絆はいいやつでいて欲しかったなあ。
しかし、クイズ番組でよく見るなんでこれだけの情報でわかるの?という疑問には答えてくれたし、クイズの世界と自分の歴史がリンクするところは、面白かった。
なにより、サクサク読めて、小難しさを排除してくれてるのは、肩に力が入って無くて楽しかった。
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・QuizKnock視聴者の立場から、競技クイズのおもしろい本を書いてくれてありがとうの気持ちで、★1つプラスした。
初心者が競技クイズを始めてのめり込んでいく…!ような青春小説ではなく、熟練者の視点で書かれた小説を、自分は初めて読んだ。
テレビのクイズ番組だけを見てきた方が、この本にどういう感想を持つか気になる。
・自分にとっては、あれもこれも「QKで見たやつだ!」な楽しさがあった。著者と田村さんがご友人だから、中でも初期QKに関わる話題が多かったのかしら。突然の白瀬矗はあまりにもファンサ。
・結末が、ヤラセでもなく、魔法でもなく、美談でもなくて良かった。
失恋で終わる恋愛小説、負けて終わるスポーツ漫画、そういうものが好きだ。自分は、それらをバッドエンドとは呼ばない。夢破れて人生あり。
・オンラインサロンを俗悪なものとして登場させる、火の玉ストレートぶりに笑ってしまった。「そういう選択肢もある」と表面上は肯定しつつ、ありありと敬遠する三島よ。
・undertaleのくだり辺りで「別れた彼女が問題制作に関わっていた」「制作班が、三島について元彼女へインタビューした」というつらいつらい想像までしたが、そんなドラマチックな展開はなかった。undertaleも実は本庄分の出題だったわけで、世界は三島を中心に周ってはいなかった。
(アンテ未プレイの方、名作ですのでぜひ。ふだんテレビゲーム・PCゲームをしない自分も、数日夢中になってクリアました)
・1時間ほどで読了。常に、理屈を整理しながら書いてくれるため、たいそう読みやすかった。大学時代の研究対象がアラン・チューリングというのも、なんだか腑に落ちる。読者のこのような勝手な分析は、作中に登場する“ファン”たちのようで嫌厭されそうだが。
・著者の直木賞&山田風太郎賞受賞作『地図と拳』も読んでみたい。
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面白すぎて一気読みしてしまった…
新感覚の読書体験を味わえる、間違いなく今年一番のエンタメ作品!
知識量だけではなく、分析力とか推理力といった諸々の頭脳を駆使して戦うのが競技クイズ。
クイズを解くように進んでいくストーリー展開が鮮やかで、結末も意外性があって良かった。
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競技クイズの仕組みが分かりやすく、主人公が色々と考察していく描写が面白かった
タイトルも、なるほどそういう意味かと
ただ、落ちはもっと凝って欲しかった