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クイズが難しすぎて理解したいけど時間かかるしで読み進めにもどかしさがあった笑
今後生きてく上で全ての物事がクイズに感じ、みんなそれぞれ毎日「君のクイズ」を問われ、答えを選択しながら生きているんだなと合ってるかも知らんが勝手にタイトル伏線回収した気になって丸く収めて終了です。
わたしの読書力が低いだけだと思うが、最初物語が大体こんな感じか、ってわかるタイミングがあってその時のわたしのこの本に対しての感想が、え?こんな感じ?大丈夫?これ。本当に面白くなる??で、期待してた分、不安も抱えつつ先に読み進めた。
だけど結局山場を迎えることはなく終わってしまった印象。
ただ数々の著名人が帯で称賛してたり、ここまで口コミで有名になってわたしも知ったくらいだしちゃんとぐっと引き込まれる人が多いのは事実だと思う。
となるとやはりわたしの読解力が無さすぎ、読書に対するセンスがまだ無いのかーと、若干落ち込んだところでした( ; ; )
時間が経ってまた読んでみたいです!
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感想
ズルと超能力と能力。信じられない物事に遭遇した時どう考えるか。想像つかないほど研鑽を重ねた?ズルをしている?エスパー?答えは平凡である。
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あらすじを読み答えが気になって読んでみたが、なるほどーといった感想。特に感情が起伏する箇所も無く淡々と分析が進む。クイズ番組というものが何かを教えてもらった。
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『嘘の正典』はよく解らなかったが、これは面白かった。
目の付け所が斬新だし物語に引き込まれる魅力もある。
小難しくないので読み易い。
最後どう締めるのかと思いきや成程納得。
一気に読み終えた。
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クイズはスポーツです。
なぜ本庄絆は第一回『Q-1グランプリ』の最終問題において、一文字も読まれていないクイズに正答できたのか?
中1の時に三島玲央が考えた「あんなカレーにな」の話が面白い。
「アンナ、カレーにな(る)」などいくつもお話を考えていたところがすごい。
「天保山」と「日和山」クイズが生きている!と充実感に満たされる場面では、三島玲央のクイズ愛を感じた。
美しい早押し→問題が確定した瞬間に押し、100%の自信を持って正解を答えること。
クイズは知識の量を競っているわけではない。クイズの強さを競っている。「恥ずかしさ」を捨て、みんなが知ってる問題でも押し勝って取らなければいけない。と高橋部長に教わる。
クイズの強さとは相手に先んじて正答を積み上げる強さ。
それは競技。
外側から見たら魔法。
未来を予知する予言者や、相手の思考を読み取って答えを当てるメンタリストみたいなもの。
そうでないと何文字か読み上げられただけの問題に正解することなんでできない。
クイズとは何でしょう?
クイズとは人生である!
面白かった。
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テレビのクイズ番組Q1グランプリ、賞金一千万円のかかった最終問題で驚異のゼロ文字押し(問題本文が一文字も発声されていない時点でボタンを押す)で正答し、優勝した本庄絆。対戦相手の三島玲央は何故本庄がゼロ文字押しで正答することができたのか、ヤラセではないのか?を自身のクイズとの関わりを考えながら、探っていく。
新聞の書評欄で見て以来、読んでみたいと思っていたこの本。この文章を書いている時に著者の小川さんが直木賞受賞という、なんとも佳き日に感想を書くことが出来て、うれしい。
書評を読んでいたときはもちろん、本書を読んでいる途中まで三島を学生だと思い込んでいた。
身近に競技クイズをやっていた人間がいたから、オープン、「ですが」問題、7○3×、abcなど聞いたことのある単語がたくさんあった。
私はテレビのクイズ番組は好きだったし、クイズは楽しいものとしか思っていなかったが、私の身近にいたその人間は競技クイズを是とし、テレビのクイズ番組を軽蔑しているように私には見えていた。自然とテレビのクイズ番組を楽しむ私自身が軽蔑されているように感じていった。そのためか、私も反発心なのだろうか、競技クイズは内輪受けを楽しむもの、という感覚が出来上がっていった。競技カルタと年始に家族で楽しむ百人一首の関係のように、家族で楽しむ百人一首で競技カルタを持ち出されては興ざめになるようなものではないか、と今では思う。
三島のクイズに対しての考え方は非常に好感が持てた。もし私がこのような考えを競技クイズを知った当初に知っていれば、競技クイズ=内輪受けのもの、という感覚を持たなかったのではないだろうか。テレビ番組であったとはいえ、クイズ自体に嫌悪はなかったのだから。同時にテレビのクイズ番組を軽蔑する気持ちも分かるような気がした。テレビはエンターテインメント性が求められる。ルール、決まり事が一般化されていないクイズはテレビの映像のように視認性が求められる世界では臨場感が伝わりにくいのだ。
やったことがある人、とない人、こういう言い方がよくされる。やったことある人にしか分からない世界だよ、それも分かる。
三島に好感が持てるのは自分の実在の世界をクイズの世界とが結びついているからだろう。本庄の考え方も分かるし、凄い、とは思う。本庄の考えもクイズの世界の一面だ。けれども実在の社会に、知識や分析だけの世界ではない世界に、生きている私には「三島のクイズ」が私が望むクイズに近いと思える。
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「本庄絆はどのようにゼロ文字で解答を言い当てたのか?」という謎を辿っていくクイズミステリー。2時間あれば読めるくらいの短さで、淡々と論理的に謎が明かされていく。ピンポンという音が解答者の人生を肯定してくれるという概念が面白かったし、クイズの勉強にもなる良作。
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「僕たちが生きるということは、金網を大きく、目を細かくしていくことだ。今まで気づかなかった世界の豊かさに気がつくようになり、僕たちは戦慄する。」p44
主人公と私と全く同じ考えをしていて嬉しくなった
ママ、クリーニング小野寺よ
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最後の方で、「おぉ!」と思ったがその後すぐに「えぇ...」っとなった。主人公の気持ちの方が良く理解出来るな
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クイズとは人生である。
クイズに正解できるのは「経験」があるから。
クイズを通して今までの人生で経験したことや記憶を辿っていく。
映画『スラムドッグ$ミリオネア』をもし見ていなければもっと楽しめたと思う。
どうしてもこの映画を彷彿とさせるストーリーになっていたので、比較してしまい、個人的にはあまり盛り上がれずに終わってしまった。(映画が良すぎるから仕方がないのだが)
この本を楽しめた方には逆に『スラムドッグ$ミリオネア』の鑑賞をぜひおすすめしたい。
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たかがクイズ、されどクイズ 超高次元の戦いに驚愕!この不思議なクイズの真相が解けるか #君のクイズ
■あらすじ
TVのクイズ大会の決勝戦に主人公は立っていた。彼はクイズに青春のすべてをかけてきたクイズマニアだった。早押しクイズによるシビアな戦いが繰り広げる中、ついに優勝者を決める最後の問題が出題される。
「問題!ーーー」
その時対戦相手は、なんとアナウンサーが問題文を読み上げる前に、すでに早押しボタンを押していたのだった。
■レビュー
クイズって面白いですよね~
私の世代だと、一番有名なのはアメリカ横断ウルトラクイズで、子供のころにTVの前でかじりついて見てましたね。少し前だとコミックのナナマルサンバツ、最近だとYoutubeのQuizKnockやカプリティオチャンネルあたりが有名ですね。
本作はそんなクイズ番組、クイズショーをテーマにしたミステリーです。
何より面白いのは、やっぱりクイズの奥深さ。
クイズがここまで奥深くて、どれだけ計算しつくして対策を練っているかを知ることができます。ただの知識量の競い合いではなく、頭脳のスポーツであることが分かります。
そして本作の素敵なのは、主人公の前向きでひたむきである点。
クイズを通して世の中、社会、人間関係を学んできた経緯、さらに今回の真相にも一途に突き進む姿が愛くるしいんです。単純に一生懸命な若者は見ていて気持ちがイイ。
クローズドな殺人でなくても、ミステリーの楽しさを体験できる作品で、ワクワクがとまらない一冊でした。
■クイズに興味を持った方に
本作の決勝戦のような戦いを見たい方は、第13回アメリカ横断ウルトラクイズ 準決勝ボルティモア戦(1989年)がおすすめです。当時の有名大学クイズ研究会の猛者たち4人が、まさしく死闘を繰り広げます。
これ見たらマジでビビりますよ。
知識量も駆け引きも精神力も、本当に真剣勝負です。
なおこの13回準決勝はクイズ界ではめちゃくちゃ有名な一戦で、この戦いがクイズをスポーツのような競技に変えていったのです。(映像を見たい人は自分で探してね)
■推しポイント
「夢や希望」を持つことは、生きがいになる。
本作は生活のすべてがクイズという若き青年が「現実」に出会います。
人生厳しいことがたくさんありますが、「夢や希望」を持っている人間は圧倒的に強い。辛いことがあると逃げ出したくなりますが、歩んできた道が違うんですよね。
その実績、足跡がその後の人生をポジティブに生きる糧となるんです。
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「君のクイズ」って何だ?
クイズに「私の」や「君の」なんてあるの?
クイズってそういう所有物的取り扱いをするものなの?
って、タイトルに対してまず違和感を感じた。
著者は小川哲さん。「ゲームの王国」は購入したけど挫折中。
少し心理的ハードルはあったけど、オビで伊坂幸太郎さんや新川帆立さんが絶賛している。
ちょうど図書カードいただいたばかりだったので、ありがたく使わせていただき購入しました。
この小説は全体で192ページと長編としては短めで、一気に読ませられた。
賞金1000万を賭けたクイズ大会の決勝。
相手は出題者が一文字も読んでいない問題に見事正答し、優勝した。
これは果たしてヤラセではないのか?
を解いていくというミステリー。
競技クイズの熱さにやられました。
これは面白いです。
それにしても小川哲さん。
プロットは立てないと言う割には、非常に方向性の整った文章を書く方だな、と思いました。理路整然というか、真っ直ぐで寄り道しない感じの。
聞けば、東大理系出身とのこと。なるほど…
こういう人の頭の中って、論理の風が吹いていてすっきりさわやかなんでしょうね。羨ましい。
僕の頭の中はいつも暴風雨です笑
さて、レビューでautumn522akiさんも言及されていたけど、競技クイズといえば、やはり「アメリカ横断ウルトラクイズ」が思い起こされる。
放映当時まだ小学生だったけど、出演するクイズプレイヤー達がカッコよくて憧れた。
ニューヨークに行きたかった。
ぜひ、ウルトラクイズのテーマ曲であるメイナード・ファーガソンの「Theme from Star Trek」を聴きながら読んでみてください。盛り上がります。最後まで読んだら同じくメイナード・ファーガソンの「The Cheshire Cat Walk」で締めましょう。
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クイズ競技に焦点を当てた小説。語り口は優しいが、競技クイズの奥深さを垣間見ることができ、一気読みした。
斬新な切り口で競技クイズの早押しのポイント、番組プロデューサーからの出題傾向の読みなど興味深く読んだ。
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デビュー作以降は大長編か短編集と両極端な作品が続いていた著者には珍しい中編小説。舞台はテレビのクイズ番組。謝辞で伊沢拓司やQuizKnockを参考にしたと述べている通り、実在の番組や人物がイメージされて読みやすい。物語は古畑任三郎の『VSクイズ王』のようなヤラセ疑惑から幕を開け、読み進める内にアカデミー賞映画『スラムドッグ$ミリオネア』やTBSで藤井健太郎が手がけた『クイズ☆アナタの記憶』のような様相を呈してくる。番組の録画を見返しながら推理するという構造のため“事件”が起きる過程をリアルタイムで追体験するような推進力があり一気読み必至。
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情景が頭に浮かびやすかった。なぜ彼はクイズに答えられたのか?もいう疑問から引き込まれ、あっという間に読み終わった。クイズによって人生が肯定される描写も良かった。
読み返すほどではないので星3つ。