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科学者の目を持つ筆者が、生命の根源について語ります。
科学と宗教の間に橋を架けると、新しい世界が開くかもしれない、と。
興味深い内容です。
現代の科学は、世界の本質は 物質 であるという「唯物論」の立場。
生命、生物、意識、心、精神などはすべて
物質の化学的な相互作用の結果生まれたものであると考えます。
でも、最先端量子科学では別の見方をするそうです。
世界の本質は 物質 ではなく 波動 であり エネルギー である、と。
次のような仮説がたてられます。
「物質そのものが、原初的な次元で意識を持っているのではないか」
地球も意思を持った生命体かもしれない。
面白いです。
万物に霊魂が宿るというアニミズム的発想に似ていて
こういう考え方、日本人にはあまり抵抗がないかも。
話は138億年前の 宇宙誕生に遡ります。
大爆発(ビッグバン)によって宇宙が誕生することになるその前
そこに存在していた「量子真空」。 (この辺りで迷子になる!)
ここに「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、
この場に宇宙すべての出来事の情報が記録されているといいます。
仮説ですが、これですべての説明がつくと筆者は語ります。
直観、以心伝心、予感、予知 といった不思議なできごとも、すべて。
神や仏や天とは、ゼロ・ポイント・フィールドのことで
祈祷や祈願、ヨガや座禅、瞑想と呼ばれるものすべてが
ゼロ・ポイント・フィールドに繋がるための心の技法。
良い運気を引き寄せるためにはポジティブな想念をもつこと。
無意識がゼロ・ポイント・フィールドから情報を引き寄せる時、
類似の情報を引き寄せるからなのだそうです。
肉体は無くなっても、自我を超越した意識はそこで存在し続け
存在するだけでなく成長し、進化する。
ここが「死は存在しない」の根拠なのですね。
最後に、現在の人類の姿はいまだ「幼年期」に過ぎないとあります。
次の時代の幕を開けるために「科学」と「宗教」の融合が必要。
科学的知性 と 宗教的叡智 が結びつくと、新たな文明が生まれ
そうなれば、争い、貧困、紛争やテロも無くなるのかもしれません。
本著では 最先端量子科学的視点から…とすべてが語られていますが
実証はどうやってするのでしょう。
結局、信じるかどうかの問題のような気がします。
私は信じたい、です。
追記:新しい世界といえば、W杯で新たな扉が開いた!☆!
ブラボ~!! ♡♪☆彡
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最先端量子科学が示す新たな仮説として「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」を提示し、その仮説が正しいならば、死後も我々の意識のすべての情報はゼロ・ポイント・フィールドに残り、徐々に宇宙意識と合一していく、すなわち「死は存在しない」ということを主張。なお、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」とは、宇宙に普遍的に存在する「量子真空」の中に「ゼロ・ポイント・フィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙のすべての出来事のすべての情報が「記録」されているという仮説である。
自分は極度のタナトフォビアなので、死と向き合い、死に対する思索を深めようと本書を手に取ったが、端的にいって期待外れだった。
著者が主張する「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」は根拠薄弱なトンデモ説、あるいは似非科学としか思えなかった。科学的な仮説であるならば、既存の理論等からどのような道筋で提起されたものなのか、今は無理としてもどのような条件があれば検証あるいは反証されうるのかといったことが明らかにされてしかるべきであるが、本書では、量子力学における量子真空やゼロ・ポイント・エネルギーの説明は簡単にされるものの、そこからいきなり「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」に飛躍しており、何の説明もない。根拠といえるようなことは、「原子力工学の専門家としての著者の知見から見ても、一つの「科学的仮説」として、十分に検討に値する」という著者の完全な主観である。そこから後は、「もしゼロ・ポイント・フィールド仮説が正しいのであれば」といった仮定を前提にして、不思議な現象や死後の世界についての新たな仮説が積み上げられるので、まさに砂上の楼閣である。
実際、「ゼロ・ポイント・フィールド仮説」について調べてみても、著者を含むスピリチュアル系の情報以外に、量子物理学の専門家等による情報は見当たらなかった。
確かに著者の主張が本当にあるのなら、非常に興味深いし、死に対する向き合い方も変わってくるとは思うが、自分にとっては説得力がなさすぎた。
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ゼロポイントフィールドとは、まぁ結局どんなところかわからず仕舞いだろう。宇宙意識も壮大すぎてよくわからない。結局死んだあと意識はゼロポイントフィールドに移り、どうなって行くのか今ひとつよくわからなかった。
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死や奇跡を科学で論理的に説明するということですが
私には、そんなに納得性はない感じがしました。
ただし、自我の考え方や、死後の可能性については
信じなくても、そう思っていてもいいかなあと
思う内容でした。
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タイトルだけを見ると引いてしまいそうになりましたが、表紙に合わせて書かれていた「最先端量子科学が示す新たな仮説」という表現に惹かれました。この本を読むと人生観が変わる可能性があるとも帯には書かれています。
期待通りの素晴らしい内容でした、死を迎えたとしても何らかの形で残っているというイメージが私は湧きました。肉体と魂がセットになって私たちは現世を生きていますが、体が朽ちてしまっても魂は何らかの形で残っているのでしょうか。また時間をおいて読み返したくなる本でした。
以下は気になったポイントです。
・現代の科学はまだ様々な限界を持ったものである、その一つの大きな限界は、現代の科学は意識というものの本質を、まだ明確に説明できない「唯物論的科学」だからである。すなわち、現代の科学は、この世界の本質は物質であり、生命や生物も意識や心、精神も全て物質が複雑な物理的・化学的な相互作用を生じた結果、生まれてきたものである立場=唯物論の立場に立っているから。いい換えれば全てを物質の性質で説明する「物質還元主義」の立場であると言える(p53)
・複雑系科学とは、現代の科学が立脚する要素還元主義への根本的批判として生まれてきたもので、物質が複雑になっていくと、新たな性質を獲得するため、複雑な対象を要素還元主義的に分解、分析し、その結果を総合しても、対象の性質を正しく理解することはできない、という科学である(p55)
・物質という存在が消えていく象徴的な例が、光子が示す「粒子と波動の二重性」である。光子は観察の方法によって、粒子の性質を示すこともあれば、波動の性質を示すときもある。つまり、光子というものを極微の粒子だと考えても、実際には波動としての性質を示して、物質としてその位置を測定することさえもできない(p58)
・現代の科学は意識の謎を解明できない、その例としては、視線感応(何かの瞬間に、ふと視線を感じてその方を見ると誰かが自分を見ていたという体験)、以心伝心、予感、予知、占い的中、既視感、シンクロニシティ(共時性)である(p66)
・ゼロポイントフィールド仮説とは、この宇宙に普遍的存在する「量子真空」の中に「ゼロポイントフィールド」と呼ばれる場があり、この場に、この宇宙の全ての出来事の全ての情報が記録されているという仮説である(p116)その情報は、波動情報として「波動干渉を利用したホログラム原理」で記録されている、ホログラム原理とは、波動の干渉を使って波動情報を記録する原理であり、位相を変えた波動同士が互いに干渉するときに生まれる干渉縞を記録することにより高密度の情報記録を可能にし、鮮明な立体映像の記録も可能にする原理である(p121、122、131)
・量子物理学的に見るならば、我々が物質と思っているものの実体は、全てエネルギーであり、波動に他ならず、それを「質量や重量を持った物質」や「固い物体」と感じるのは、実は、我々の日常感覚がもたらす「錯覚」に過ぎない(p123)
・ホログラム原理の特長として、1)極めて高密度な情報記録��可能になる、2)記録した情報が記録する媒体の全ての場所に保存されているため、媒体の一部からも全体情報が取り出せる、一部を切り取ってもそこから全体の像が再現できる、解像度は落ちるが(p132)
・ゼロポイントフィールドにおいては、そこに記録される「過去から現在までの出来事」の情報を知ると、未来の出来事の情報も知ることができる。(p140)
・相対性理論(現代物理学)では、過去・現在・未来は同時に存在している。我々が生きている三次元の空間に、第四の次元として「時間」を加えて、四次元の時空連続体という考え方を提唱している(p147)
・類似の情報を引き寄せるため、ネガティブな想念があると、ネガティブな出来事や出会いを引き寄せ、悪い気を引き寄せてしまう、ポジティブな想念があると、ポジティブな情報を引き寄せ、結果としてポジティブな出来事や出会いを引き寄せる、引き寄せの法則により、不思議な直感、シンクロニシティ、コンステレーションが起きる(p162)
・フラッシュバック現象とは、我々の無意識がゼロポイントフィールドに繋がったときに起きるもので、人間が死に直面して最期を迎えたとき、自分の人生の全ての情景が猛烈な勢いで心の中を過ぎていくという現象である(p176)
・天才と呼ばれる人々が発揮する直感力や創造力、発想力は想像力といったものは、実は彼らの脳が生み出すものではなく、彼らの脳がゼロポイントフィールドとつながることによって与えられるものであると考えられる(p179)これは持って生まれた運の強さではなく、我々の無意識がゼロポイントフィールドにつながる能力の違いであり、これは心の技法(=ポジティブな想念を持つ)を修得することで後天的に身につけられる(p183)
・ゼロポイントフィールドに移った故人の自我意識は、仮に様々な事情から供養・慰霊・鎮魂の儀式ができなくとも、遺族が葬儀をしてあげられなくとも、いずれ救われていく。その理由は、人生の苦しみの根源であった自我(エゴ)が消えていくからである(p227)
・死者は、怨みや呪いという形で、正者に危害を加えることはない。死者の意識はゼロポイントフィールドに移行した後に、自我が消えていくため、怨みや呪いという形で誰かを攻撃するような意識ではなくなるから。死者の亡霊によって生者が攻撃され被害を受けたと伝えられる事例は、実は生者の意識が引き寄せたものに他ならない。(p238)
・遺族の方に、日々の習慣として他界した肉親を心に抱きながら「導きたまえ」「守りたまえ」と祈ることを勧めている。祈りとは、ゼロポイントフィールドに繋がる最良の方法であるから(p260)
・自我意識にとって死は存在し、それも必ずやってくる、しかし、もしあなたが、私とはこの壮大で深遠な宇宙の背後にある、この宇宙意識そのものに他ならない、ことに気づいたら死は存在しない、死というものは存在しない、この現実世界を生き、肉体に拘束され、自我意識に拘束された個的意識としての私は、この宇宙意識が138億年の悠久の旅路の中で見ている「一瞬の夢」に他ならないからである、そしてその一瞬の夢から覚めたときに、私は自分自身が宇宙意識に他ならないことを知る(p312)
2023年1月14日読了
2023年1月28日作成
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最先端の量子力学で「ゼロポイントフィールド」の存在が実証されつつある(つまりまだ実証されていないし、されるとも思えない)というのが本書の大前提となる。
筆者は自分は科学者だから、科学的に実証されないものは信用できないとしながら、この「ゼロポイント~」理論を完全に肯定し、様々な心霊現象や超能力、宗教、全てをここに結びつけ科学的に、合理的に証明できたと書く。
しかし、大元の理論が実証されていないのに、科学的にも合理的にも実証されようが無いのでは?むしろこじつけのように感じる。
もちろん、この理論が無い事(間違っていない事)が証明されていない以上、否定はできないがこれほど大きな仮説になるとそもそも実証する方法もないのでは?
例えばこの世界が「マトリックス」では無い、と証明するようなものだろう。
そのため、広範にわたる筆者の知識や博学からの説明も私には上ずって読めてしまった。
理論自体は面白くはあるので、他の著作を読んでみよう。
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興味はあるけどなんか胡散臭いなぁ。でもあんまり斜めに構えるのも良くないよね。
とか読み始めは思っていたが、斜めに構えて正解だった。
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出会えたことに感謝の一言です。第二の人生がはじまったばかりの自分に授かったものだ、と強く感じます。勿論、若い人たちにも勧めたいものです。
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田坂広志氏の新作ということと、ビジネスではなく、講演で語られていた死生観について、掘り下げて語られることを期待して購入。
ゼロ・ポイント・フィールド仮説を軸にしつつも、多くは田坂氏の「私」の捉え方について語られている。
センシティブな内容であり、田坂氏の想いも多く語られていることにより、「死」の捉え方については、賛否両論もあるとは思う。
私としては、科学と宗教の架け橋にチャレンジしている内容は、肯定的に受け止めたいと感じた。
また、本書に書かれていることを念頭に置きつつ、自分の人生を前向きに捉え、大切に生きようと改めて思えたことは、本書を読んで良かったと感じた。
今後の研究の発展により、仮説が少しでも明らかになっていくことに期待したい。
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某本屋が大プッシュしてたので、ついつい購入。
「死は存在しない」って言い切られちゃうと、「どういうこと?」って気になっちゃいますよね。
人は「現実世界」の死後も、宇宙のすべての情報を記憶する「ゼロ・ポイント・フィールド」内の深層世界に残る、のだそうだ。
どんな悪人も死後そこにたどり着き、そこでは皆、「私」を忘れ、「すべて」を知る。
私を肉体や自我意識と信じる限り死は存在する。
しかし、「私とは、この壮大で深遠な宇宙の背後にある、「宇宙意識(=ゼロ・ポイント・フィールド)」そのものにほかならない」と気付いたならば死は存在しない、ということになる。
それでは、生とはなにか?
それは、宇宙意識の一瞬の夢。
そして生きることは、その宇宙意識の成長にとって大切な意味がある…
なんとなくわかった笑
死を恐れず、今を精一杯生きよう、ということ。
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量子科学の観点から森羅万象を解明する【ゼロ・ポイント・フィールド】という仮説があるようだ。
量子には原初的な意識の片鱗が存在し、人類の行動は宇宙の叡智として記録される仕組みらしい。
賛否が分かれる説だが、全ての行動に意義があると捉えたほうが救われる事がある。
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量子物理学という領域から今までの唯物論的科学を見つめ直すと、意識や生命の神秘性について正面から問うことが必要だ。宇宙の誕生に関しては138億年前に量子真空の揺らぎから超極少な宇宙が誕生し、そこには光子や電子や陽子が存在した。超極小宇宙がインフレーションにより急激に膨張し、ビッグバンにより光の速度で膨張し続け、現在の地球上に人類が存在している。
この生命の成長速度は、ダーウィニズムではとても説明ができない。だから、生命や意識は、量子の時代から備わっており、複雑化する中で組織は意識をもつようになる。とここまではとても説得力のある展開をする。
ゼロ・ポイント・フィールド仮説というのがかなり飛躍した推論であるが、仮説を主張することは現在の学者としてとても良いことだと思います♪
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前半はおもしろかったなー
中盤後半からの宗教的展開はびっくり。
ほんとかな、ほんとなら良いよなという気持ちで読み進めた。ゼロポイントフィールド。昔で言うアカシックレコードてやつと何が違うのかな。
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ものすごく宗教的な本だった。
多分良い著者だと思うが、思想がついていけない感じだった。
ゼロポイントフィールド仮説
宗教と科学の架け橋。
今現在の最大の宗教は、科学
死んだ後は0ポイントフィールドに行き、総てと今までの情報に触れることができる。
0ポイントフィールドでは減衰がないので、今までの情報が全て残っている。
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カギは量子科学。ゼロ・ポイント・フィールド。
何かがあって何が生まれる、という一対一対応の思考、つまり因果関係という視点だけでは宇宙の始まりを説明できない。真空だが無限のエネルギーを秘めた、量子真空から宇宙は始まった。
量子科学で考えていくと宇宙は生命のようにふるまい、その記憶はすべて残っている(はず)。人間の意識もその一部(のはず)。ゼロ・ポイント・フィールドにつながるからこそ、人間に意思がある。
したがって、生物的な死は人間の死を意味しない。宇宙の記憶、意思の一部に立ち返るのみ。
仏典にも似たような話が出てくるし、天外伺朗氏も、「死後の世界の存在は物理学が明らかにする」というような話を書いていたように思う。