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純粋すぎて悲しい人。詩人が<詩>ではなく<個人>として愛されるのは悲劇だと誰かが書いていたけど・・・個人としても、勿論、詩そのものも、美しく心を打って惹かれずにいられない。
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すみません、全然わかんないんですけど。
誰か私に説明してください!
終始ナイーブそうで純情そうな、なんかそういう感じ。
いや、でもほんとよくわからん。
08.05.05
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――港の市の秋の日は、大人しい発狂。
私はその日人生に、椅子を失くした。
時代ってなんだろなぁと思う。
いつも、人の気持ちはこんなにも似かよって、混沌と。
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詩のことはよく分からないです.
今まで詩集なんて買ったことなかったし,学校くらいでしか読んだことない.
それでも,やはり感じるものはあるし,
分からないからこそ「なんかすげぇぞ!」とよく分からない衝撃を受けたりもします.
個人的には「心象」「春日狂想」が好き.やられてしまいました.
とくに深夜にトイレに篭って,ちっちゃい電球で読むとか,世間から離れたところで情景を浮かべながら読むと,
遠くに連れてかれます.帰ってきた時には世界が違う姿になってます.
著作権切れてるし,ネットでも検索しちゃえば読めるんだけど,
やはりそこは紙で.縦書きの文章で読んだほうが,訴えるものがありました.
おすすめ.
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童謡のように親しみ深い調子で描かれるメルヘンチックな退廃。
透明な悲しみでさえ汚れてしまうほどの無情を感じます。十代のうちには誰でも読むであろう本。
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昔教科書で読んで以来の中原中也。
彼にとっての詩とは命の叫びだったのだと改めて感じさせられる。
どこか悲しく、寂しげで、時にぐぐっと喉元をえぐられるような‥ そんな一冊。
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詩の選び方もすごくいいし、
中也の詩はもちろん最高なのですが、
一部原文どおりではないのが残念です。
文庫では原文のものはもう絶滅してしまったのかな・・・。
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憂鬱なのすたるじあ。
いちばんすき。だいすき。
おとのひびきだけでいい。
おとだけで。
―ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん
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小学生の時に「サーカス」
高校生で「骨」 に触れた。
自分の真白な骨を見つめる詩人に
言いようのないシンパシーを感じてしまう。
好き、嫌い、でなく私の中に根を張る詩集。
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大好きな大好きな中原中也の詩集。眠れぬ夜に音読する用です。
良質の詩には音読して気持ち良くなるようなリズムがあります。この詩集には全編に尖った言葉と音の揺らぎが詰まっています。
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平素詩など読んだことはないのですが、
・鎌倉熱に浮かされて
・いつだかのレビューに「思えば遠くへ来たもんだ」と書いて、
そういや中原中也のフレーズだよねとふと思った
という2点をきっかけに読みました。
元々不慣れなので、正直「詩を読む」という行為そのものが
ちょいとこっぱずかしかったです。
それでもやはり「汚れつちまつた悲しみに……」に代表される、
一度きいたら忘れられないフレーズが多くありました。
「思へば遠くへ…」の在りし日の歌は、もう少し時を経ないと
真骨頂が分からないかなーと。
今まで軽い気持ちでフレーズ拾ってすみませんでした。
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トイレに常備して少しずつ読んでいます。じっくり読んだほうがいい作品。
個人的には中也の人となりになかなか共感出来ずにいます。それでも衝撃的な詩がちらほらありました。中原中也、もう少し読んでみます。
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「春日狂想」と、顧問の先生が好きな「言葉なき歌」をゼミで発表した。でも全然ダメだった、詩を論じるのは本当に難しい。
中原中也の作品は、他には「港市の秋」とかも好き。ゼミのおかげで一時期詩にどっぷりハマった。詩の知識も多少なり身についたので、挑戦してよかった。
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浦野所有。
悲しく、暗い、中原中也の世界をぜひ。
<詩集『山羊の歌』より「汚れつちまつた悲しみに」>
汚れつちまつた悲しみに
今日も小雪の降りかかる
汚れつちまつた悲しみに
今日も風さへ吹きすぎる
(略)
汚れつちまつた悲しみは
なにのぞむなくねがふなく
汚れつちまつた悲しみは
倦怠(けだい)のうちに死を夢む
キーワードはノスタルジーなんでしょうか。それとも過去との決別なのか?
中也は何を詩に託したんだろう。
<詩集『在りし日の歌』より「初夏の夜」>
――色々のことがあつたんです。
色々のことをして来たものです。
嬉しいことも、あつたのですが、
回想されては、すべてがかなしい
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ふとした時に口ずさむ、そんな詩の数々。
言葉と情景の生み出す物悲しい静謐さが好きです。
黙読するよりも声に出して読みたい、そんな詩が多いですね。