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昔に読んだ「BCGが読む 経営の論点2019」の本年度版。
ちょっとエッセンスを知りたいテーマがあったので、手に取ってみました。
※BCGが読む 経営の論点2019
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4532322472#comment
知りたかった項目は、ヘルスケア(医療)とスマートシティの未来構想。
これらの項目を簡単にアップデート。
買って気が付いたのですが、シナリオプランニングの意義が序章に、
「学び」についての章もあったので、追加で読んでみました。
各章、コンパクトにまとまっていて、
今後の構想を立てる際の参考になる良書だと思います。
余裕があれば、後で「メタバース」の章も読んでみたいです。
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■日本の経営者の意識を促す4つの変化
・デジタル革命
・地政学リスクの高まり
・気候変動・脱炭素の動き
・新型コロナウイルスの感染拡大
■サステナビリティにより、規模の経済が復活する3つの要因
・希少資源の囲い込み:サステナビリティの目標達成に必要な資源が枯渇
→規模を活かして、希少化する資源を囲い込み、安く安定調達する
・規模が投資効率を高める:サプライチェーンの抜本的な変革が必要
→経験曲線、データによる学習など、規模を活かして投資効率よく変革
・規模の影響力を活かしたルール形成:国/企業が連携して新たなルールがつくられつつある
→企業の規模が持つ影響力を活かし、ルールや基準を策定・強化
■規模の経済を活かした、先進企業の5つの戦い方
①農業や畜産において、希少な一次産品を囲い込む
実需者のポジションを活かし、一次産業でネットポジティブと安価・安定調達を実現する
例:再生農業、林業、コットン
②一次生産者と食品企業との橋渡しをする
サプライヤー、NGOのネットワーク効果で恒常的に強くなる仕組みをつくる
例:フードロス
③エコシステムの中核として、サプライヤーと共創し、育成する
投資資金、スタートアップ、学術機関を引き受け、有望な技術、データをいち早く獲得する
例:ネットワーク型R&D
④消費者のサステナビリティニーズを喚起し、新たな購買行動を促す
規模を活かし環境負荷を下げ、国/学術機関と連携し、ラベルにより価値が正しく伝わる仕組みをつくる
例:環境ラベル
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時代の流れから考えられるシナリオを描く「シナリオプランニング」を用いたビジネスを行うのが重要と主張している。
章ごとに各産業の今後のシナリオプランニングや課題が明記されており、現在のビジネス界の全体像や流れを把握できた。
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シナリオプランニングとして、10のトピックについて今後予想されるトレンドを説明した本。全シナリオに明確なビジョンが示されてるわけではなかったものの、節々に興味深い内容が書かれていた。
ヒト同士のつながりとデジタル情報量の増加により、世界の不確実性は増している。将来ビジョンをボトムアップで描くのは限界があるため、不確実性の高い社会では、よりシナリオプランニングが重要となる。
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自社シナリオを見直す際に、毎年参考にしている本。
メガトレンドを総ざらいできて非常に役立つ。
序章にあるが、日本企業の典型的な事業計画立案の中で将来シナリオを取り入れようとすると、既存の業務プロセスと一定の整合をとっていかないといけないため、折角時間をかけてシナリオプランニングをしても、発想の振り幅が小さくなることは、確かに思い当たる。
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毎年11月頃に出ているトレンド予測書籍。いつもこの時期に読んで、最近の流行りについて確認。当たる当たらないはあまり本質的ではなくて、トレンドを網羅的に認識することに意味がある本。
これから1年間は時々読み返すので本当の意味で読了したものではないけど、いったんこのタイミングでカウントする。
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日本を含む全世界における今後の展望や課題、取るべきアクションが10のトピックに分かれて書かれている。
世の中の動きをちゃんと収拾していなかった自分にとっては、ホットなキーワードを拾うのにとても良い本だった。
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経営の目線でそれぞれのトピックの潮流をどう把握すべきなのかというのがまとめられていてよい。自分の専門領域のまとめ方から粒度を理解しつつ、他のトピックは視点や切口を参考にしたい。
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不確実とはいえシナリオプランニングを無下にしてはいけない
・EV普及
既存のOEMの収益低下
ICE部品市場の縮小
・物流
デジタルサプライチェーン
・食のサステナビリティ
食糧システムの隠れたコスト
・医療のデジタル技術
ヘルスケアデータ
・カーボンニュートラル
トリレンマ
クリーンエネルギー
・デジタル時代の学び
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メガトレンドを広く浅く押さえた書籍
トレンドをバリューシステムに落とし込んだ図がわかりやすかった
一方で、良く勉強してる人にとっては深みが足らず多少物足りないかもしれない
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毎年恒例になったBCGによる経営の論点の2023年版。各業界のトレンド、主要論点についてコンパクトにまとまっていて、概観を理解するのに便利。
問題はここから個別企業ごとに自社のケイパビリティを踏まえて何をするかであって、BCGのコンサルティングもそこに真髄があるんだと思う。
それにしても、時代は高速で動いていて、ぼやっとしていると気がついた時には周回遅れということになりかねないと感じた。日本が金融緩和で多幸感に包まれていた2010年代のように無駄に過ごしてはいけない。
2020年代も3年目に突入しているけど、今年取り組まなかったら本当に手遅れになるんだと思う。そのためのヒントになる書籍ではある。初めてその業界を担当するときとかに最初に目を通すと便利かも。