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忠臣蔵のタイトルは聞いたことある、でも中身は知らない…と、思っていたところ、本屋さんでたまたま目にした取っ付きやすそうなタイトル。
読み初めは堅苦しいのかな?と思ったのですが、登場人物一人一人のストーリーにのめり込み、あっという間に読了。忠臣蔵のサイドストーリー、と言う感じでしたが、とても楽しめました。
決戦シリーズの他の本も読みたい!忠臣蔵本編も知りたい!
社会人になり、ゆるーく歴史を勉強したい自分にはぴったりでした。
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もしかしたら歴史小説を初めて読んだのは忠臣蔵だったかもしれない。
何作か読んだと思うけど、久しぶりのこの忠臣蔵はアンソロジーで、様々な視点で7人の歴史小説家が書いています。
葉室麟『鬼の影』
朝井まかて『妻の一分』
夢枕獏『首無し幽霊』
長浦京『冥土の契り』
梶よう子『雪の橋』
諸田玲子『与五郎の妻』
山本一刀『笹の雪』
どれも視点が新鮮で面白く読めました。
お気に入りは朝井まかてさんの『妻の一分』。
江戸っ子の語り口調が噺家さんみたいだなぁと楽しく読み進めると、この語り手の正体がわかった時に笑っちゃって!
それと神崎与五郎の元妻の話も、ドラマで見たような話だったけど、うるうるしちゃった。
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2023年発行、講談社の講談社文庫。7編。忠臣蔵に関わる話を集めたものだが、なんとなく纏まりがないような気がする。内容を思い返してみると結構面白い話ばかりなのに、読んでいる最中はどうも面白くなく思っていた。かなり不思議な感覚である。
収録作:『鬼の影』葉室麟、『妻の一分』朝井まかて、『首無し幽霊』夢枕獏、『冥土の契り』長浦京、『雪の橋』梶よう子、『与五郎の妻』諸田玲子、『笹の雪』山本一力、備考:2017年3月講談社から刊行。文庫化みあたり、一部を加筆・修正、
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結局、真相は、藪の中。なぜ浅野内匠頭は、吉良上野介に斬りかかったのか。ここまで資料が何も出てこない事件も珍しい。
諸田玲子の「与五郎の妻」が特に良かった。泣けた。