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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
分野としては、恋愛モノ…に該当しますよね、この小説。でも、なんだか恋愛にしては違うようなインパクトがありました。子役から出た女優さんって確かに伸び悩んで、消えちゃう人多いけど……。
共感できないけど
2023/10/27 18:45
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
暗く寂しい内容で、好きなタイプではなかったけれど、読みやすくてさらっと読了。
これくらいの分量だから読めたところがあるかもしれない。こういう話が長編だと辛い…
「私にとっては何一つ共感できるところがない」と感じたということが自分にとって発見だった。
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1時間ほどで読み切れるボリューム。淡々としていて、読み進めやすい。そして、最初から最後までこの本は好きじゃなかった。面白いと思える描写もなく、響く言葉さえも。年齢を頑なに言いたくない???とか最後まで謎だったし、精神的に不安定な世界だとしても、惹かれる人物が誰1人いなかった。魅力的じゃなかった、残念
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島本理生さんの、感情は激しいけど物静かな展開のこういう話がすき。
テーマが一貫してて似たり寄ったりな感じもするけど、こういうのをずっと書いてほしい。
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短いので、さっと読めます。
内容は重ためなのでちょうど良い長さだと思います。
結局、オランウータンはなんだったんだろう、柏木さんは…
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※
表面的には大人の恋愛小説のようだけど、
自身の奥底を深く掘り下げていく作業の
ような物語に感じられた。
年齢も性別も違うけれど自らと鏡写しのように
似ていて、まるで欠けた半身のように隙間を
埋め合える人。
徐々に深みに嵌り込んでいく没入感から、
一転して水面に向かって即座に駆け上がる
切り替えの早さに驚ろかされました。
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読んでいるときより、本を閉じてから、
胸が苦しくて、泣いてしまいそうになる。
正しいからこそ、後悔するのかもしれない。
正しく、必要とするってどんなだろう。
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そういう恋はこんな感じ。
虚無とか空虚とかあるけど、
それだけじゃない。
多分経験した人にしか分からない
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ストーリーは理解できた。独身男性と不倫をしていると思ってたら、実は相手も既婚でしかもサバを読んでいた。夫にバレたから、別れた。
それだけの話だけど、私には理解しにくい感情が綴られていた。一生かけても理解できないかもしれない。結婚しているのに、私を捨てると思っているのはよく分からない。私は結婚していないから「男は捨てる」に共感できるが、結婚してからもそう思い続けているのは寂しい。沙良は一般人にはない経験をたくさんしているからこそ、日常生活でなにか起こるたびにすごく色んな感情が出てきて、生きづらそうだと思った。
・男はいつだって私を捨てる。たとえ最初はこちらの立場が上だったとしてもそんなことは関係ない。寝てしまったら、やっぱり対等ではいられないのだ。
・私は最善の選択をした。それはむしろ正解が一つきりの選択問題だ。それでも。正しいからといって、人は後悔してはいけないわけではないのだから。
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14歳で女優としてデビューした沙良が辿る栄光と挫折。夫がいる身でありながら、バーで出会った柏木に惹かれ関係を持つ。
ありきたりなドロドロ系かと興味を失いかけたが、そこに至るまでに彼女は地獄を見ている。ただ、本文167ページと短く、フォントもでかめだからというわけでもないだろうが、その痛みや苦しみはあまり伝わってこなかった。
恋愛(といえるのかも微妙だが)すると人は変わるというが、本当だろうか?
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過去作品が面白かったので読んでみたが最後まで盛り上がりポイントを見つけられないまま終わり。刺さる人には刺さるのかなぁ。もっと浮き沈みのある作品の方が好み
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憐憫-かわいそうに思うこと、憐れむこと。
「同情とか憐憫は否定されがちな感情ですけど、決して悪いことじゃない。人間の中に間違いなくあり、愛情の中に必ず入り込んでくるものなので、そこを否定しない小説を書いてみたかったんです」とインタビューの言葉に惹かれて読了。負の感情を否定しなくてもいいんだと心が軽くなった。
切なく不安定な心情が自分好み。読んで良かった。
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主人公の沙良が、ひと目ですぐに魅了された男性、柏木さんは私の中で高橋一生さんのイメージ。
柏木さんは沙良にとって、恋や愛情の相手ではなくて、深いところまで一緒に下りてきてくれる人。
彼が分かっている、ということを私は分かっている、ということを彼が分かっていること。
それが成立する間柄の、なんとささやかで贅沢なことだろう。
だからこそかけがえがなくて、出会うのも恐ろしければ失うのも恐ろしい。
洪水のような憐憫がいっぺんに押し寄せる、とはどのような感情なのか、すこし想像できる気がした。
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こういう繊細な心情の描写が綴られる話は感想を書きづらい。
読んでいる間も楽しい訳ではないが、ページを繰る手はあまり止まらない。
柏木の正体が何だって別に構わないし、沙良の恋愛がどうなろうがどうだっていいと思いながらも彼らの行く末を覗き見している気分。
何一つ本心を語らない男とそれを聞こうとしない女で、どうにも互いにそんな自分に酔っている男女のような気がしてならないのに、静かに2人の時間が過ぎることを願ってしまう。
あらすじだけ書いてしまえば、沙良が自分好みの人と出会って心地よい時間を過ごすが、最後は別れるという単純なものだが、なぜ柏木に惹かれたのかを明確にまとめていく沙良の心情は結構難しいと思う。「この人は自分だった」という沙良の結論も大事なところなのに私には難しい。
沙良は柏木に「家族のようなもの」を求めているのだと私は思ったが、違うんだろうな。
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すぐに読み切れるボリューム。
可もなく不可もなくという感じで特に刺さらなかった。
柏木さんのような人に惹かれる気持ちはわかる。