紙の本
手放してみてわかること
2022/12/09 15:26
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投稿者:302 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ふたりの生活だと相手のことも考えながら食事を作ったり外食に行くが、それを手放しひとりになって、自分のためだけの食事を楽しむ毎日が書かれている。
ひとりの食事を楽しみながらも、ふたりの食事の良さを互いに思い出す時間は、その後の関係に必ずプラスになるだろうと思う。
紙の本
読み手の意識
2023/05/15 20:21
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投稿者:ぷりしら - この投稿者のレビュー一覧を見る
ストーリーとしては可もなく不可もなく。が、料理作りだけを描く小説と思えば結構楽しく読める。劇的な展開など期待せず献立日記を楽しむ感覚で読むのが吉。
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イナダさんのミニマルレシピと文章の大ファンです。小説を書かれているとのことで発売を楽しみにしていました。
ちょっとずつ大事に読み進めながら、20年近く前にハマりにハマっていた(そしてスッパリ足を洗った)菊地成孔さんの「展望レストラン光峰」がときどき脳裏に浮かびました。
令和版、30代?アラフォー?女性版光峰って感じ。
最高です。一生読み返すと思います。
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サバランの食べてるもので人がわかる、みたいないい方を思い出しながら読んだ。こういう時に原典に当たりたくならないのがこの話のいいところかも。
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どんなレシピ本より簡単でわかりやすいフード・ラブ・ストーリー。
主人公は30代の女性フリーライター。
同棲を解消しアジトと呼ぶ殺風景な部屋で一人暮らしを始める。
部屋に積み上がった段ボール箱を片付けるわけでもなく彼女の生活は淡々と始まった。
レンチンしたレモンを絞って作る簡単ポン酢や、どんぶりで作る肉じゃがなど、料理の固定観念が次々と覆されて、これなら私でも出来ると妙な自信が沸く。
食べる事を追求した彼女の27日間が描かれるが、ちょこっと登場する元カレが良いアクセントになっていた。
食の自由さと楽しさを味わえる一冊。
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なるほど。料理人の作家さんなのか。
最初はパンを焼いてジャムを塗るとか、ご飯を炊いて海苔の佃煮…とか言ってたので、簡単だけど美味しいご飯みたいな事かと思っていると、料理はだんだん本格的になってくる。そして美味しそう。
読んだ後、この作家さんの料理本も検索してしまった。
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料理すること、それを食べること、日常すぎてあまり気にも留めないそのいちいちに言葉が吹き込まれていて、深く首肯するばかり。面白いね、ことばって。
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ご飯好きなので面白かった〜!
ご飯つくりたくなった
生きることと食べることは強く結びついている というかほぼそのもの
食を豊かにすることは人生を豊かにすることだなと思った
と同時に食は生きた軌跡だなともおもった
おろそかにすることもあるけど、大切にしていきたい
そしてこんな小説を書けるようになりたい
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「食」に特化した小説。
主人公だけでなく、友人のアサコも食通で、彼女の「普通の人はご飯を食べながらご飯以外の話ばっかりするのよ」と言うセリフに感銘を受けた。
少しおしゃれなお店で食事をする時なんかは、感想を言い合ったりして食事を楽しみたいなと思った。
主人公はタイ料理や、フランス料理、インド料理、ロシア料理など馴染みのない料理にも詳しくて、料理の名前も知らないお店には入りづらいものだけれど、興味をそそられた。素直に美味しくない描写も書かれていて、その店の料理が合わなかったとしても、一緒に行って、一緒に食事ができたら楽しいだろうなと思った。食事を楽しむって素敵だなと思える1冊だった。
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引っ越したばかりの主人公が、荷物を片付けつつ毎日、頑張らない料理をこしらえていく。
何気ない料理のコツが勉強になる。
途中からラブ的要素も加わって読みやすく、ちょっとした料理の知識が増える。
作者のはじめてのストーリー本。勝手に男性が主人公だと思って読み続けていたが、意外にも女性だった。
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今回の旅のお供。細かく見たら私とは違う食の好みもあるが、総じてそうそう!と心で手を叩きながら、幸せな気持ちで読み進む。さらに最後のオチにとても幸せな気分で読了。
調味料をできるだけ増やしたくない感じとか、ビュッフェの『何を食べないか』とか、美味しい塩でサラダを食べるとか、合わせ味噌とか、レモン汁と酢と醤油で食べるとか、パリジェンヌになって、鶏肉を野菜と煮込んで、チーズとワインとか、湯豆腐の昆布出汁とか、友達が来るとエスニック料理を仕込むとか、大草原の小さな家の料理とか、ソース焼きそばを買って塩焼きそばにする感じとか、何より、お酒と料理を合わせる感じに激しく同意!一方、パクチーは大好きだし、カレーはまだそこまでの域に達してないし、パスタに至っては真似したい!