獅子帝の宦官長 寵愛の嵐に攫われて【イラスト付き】【単行本書き下ろしSS付き】 みんなのレビュー
- ブラウザ
- iOS
- Android
- Win
- Mac
- 予約購入について
-
- 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
- ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
- ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
- 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |
紙の本
濃厚で狭い世界
2023/08/07 05:49
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
タイトル通りのお話ですね。
基本が後宮の中で事柄がすすむせいか
わりと閉塞感のある物語
(後宮の中のことすらそんなに描かれていない)
登場人物が少なめなので余計そう感じるのかも
その代わり色々と濃厚
特に後宮の女子たちが逃げ出すような皇帝ですからねぇ
イルハリムは宦官で奴隷の身ですので
皇帝のダダ漏れな気持ちには気がつかない
ただただうつむいて仕えながらそれでも惹かれていくのだ。
イルハリムは良くあるような「何も知らない」わけではない。
自分の身体の扱われ方も、欲望の受け方も
そこから得られる快感もすでに知っているのだ。
だからこそ、皇帝の激情もうけとめる事ができるし
そこに皇帝もまずは惹かれてしまったのですよね。
どちらも立場は違うけれど孤独だった
そんな二人がお互いを伴侶とするお話でした
奴隷・解放奴隷・自由民の地位変更はなんとなくするりと入ってくるのですが
イルハリムが寵妃はともかく最終的にその地位になるんだぁと
皇帝の権力の強さはともかくこの国は思った以上に
フレキシブルな国だなぁって変なところで感心してしまいました。
とはいえ、国がどうこういう話ではなくて
本当に狭い世界の話でそれ故に濃厚な世界でした。
2 件中 1 件~ 2 件を表示 |