星のラブドール(1)【電子限定特典ペーパー付き】 みんなのレビュー
- ぴのきみまる
- 税込価格:77円(0pt)
- 出版社:徳間書店(リュウコミックス)
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紙の本
邪淫のリサイクル
2022/12/24 17:21
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
人間は生物である。
人形は道具である。
両者の間には生殖行動が成り立たず、性欲の解消を目的とした疑似行為を、人間が人形を使って体験しても、生命の価値や尊厳は損なわれない。
科学技術が発達し、人形が動き回るようになり、人間との会話が可能となっても、人形には意志が無く、使われなくなった道具は、所有者の意志で、廃棄処分されて、その役目を終える。
少女の姿をしたダミィは捨てられたが、彼女は壊れていなかった。
好奇心の旺盛な子供が彼女を見つけた時、何を思ったのか、ダミィは着脱可能な身体の一部を、少年に手渡し、その役割を調べさせる。
はるひとの両親は息子の性教育に積極的に取り組んではいないようで、ダミィと出会う迄、はるひとは動植物の繁殖に関して、興味や知識が乏しかった。
男性の性欲の充足方法を、身を以って知るダミィは、自慰も精通も経験していない無垢なはるひとに好感を覚えているようだ。
はるひともダミィに惹かれており、二人は逢瀬を重ねる。
はるひとが性的な事柄を大人や友人に質問すると、度々、話を逸らされたり、叱られたりするのだが、彼はダミィの難問を解く事に専心して、性の知識を深めて行く。
その過程は、性的な快感を伴わない、二人の肉体関係の進展の軌跡である。
はるひとはダミィの事で、母親に嘘を吐く。
人形にも感情がある。
はるひとが罪悪感を味わった時、彼の生命観は一新されるであろう。
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