紙の本
絵画の中のお茶会
2023/03/09 19:59
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:咲耶子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
絵画の中のお茶会の様子から、当時の風俗を探る。
ドレス、食器や道具、主人と使用人、ピクニックへなどなど。占いまであるのね。
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アガサ・クリスティのポワロシリーズやマープルシリーズのテレビドラマが好きです。
特に、食事の場面。
朝食や夕食にお茶の時間、食器や料理に目が釘付けになります。
悲しいかな、紅茶が飲めなくなり(烏龍茶や杜仲茶も)本を読みながらのティータイムは出来なかったけど、60枚の絵の知識豊富な解説は面白かったです。
受け皿で飲んでいた事は、林望先生の本で知っていたけど、絵画で見ると思っていたような滑稽感も無く、ロマノフ朝時代の優美な美しさに感動しました。
時間の流れ方が違うなぁ~。としみじみ感じました。
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書店でカバーの美しさにひかれて立ち読みしたら、紅茶文化に関わる美しい絵画がたくさんのっていて、面白そうなので、思わず買った。
値段は少々張るけれど、花布、見返しの紙など、細部に至るまで美しい装丁を考えれば、納得。内容も、紅茶に関わるトリビアが満載。読んでとても優雅な気分になった。
紅茶がそれほど好きというわけではないけれど、本書を読んだ後、専門店に行っておいしい紅茶が飲みたくなった。
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紅茶が辿った歴史や文化を60のキーワードと名画で解説。
“アトホーム”から始まり“ロタンダ”までの五十音順の
キーワードで、各4ページにカラー画像の絵画、部分拡大と解説。
参考文献、図版提供一覧有り。
欧米の絵画に描かれた、紅茶に関する60の歴史や文化を解説する。
それらの絵画は紅茶文化の貴重な資料です。
紅茶を中心にした歴史や人物、当時の社交の場での紅茶とマナー、
女主人の役割と家政本、紅茶に関わる衣食住と文化等を、
絵画の中から探し出し、分かり易く解説しています。
ルノワールの、徒弟時代に絵付けをした子ども用の茶道具。
テート・ギャラリーと角砂糖の関係。
ディケンズやサッカレーの作品に登場するティーガーデン、
ヴォクソール・ガーデンの当時の賑わい。
英米の児童文学に登場するバター付きパンについて。
雑学として愉しむのも良し、絵画を愉しむのも良し、
描かれた茶器を愛でるのも良し。お供はもちろん、紅茶です。
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紅茶の文化や歴史を60の絵画と巡ってみよう!という本。紅茶が好きで興味本位に読んでみたけど面白い。アトホームという私がその時代にいたら発狂するようなおもてなし文化やアールグレイはグレイ伯爵、貴方のマドレーヌは?という素敵な言い回し、と勉強になる。
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京都にある京セラ美術館のショップにて購入。
「何気ないお茶のシーンには、メッセージが隠されている」
名画に関する知識はもとより、紅茶に使われる用語に関する説明も豊富で、満足度大!
美術館で購入したというプレミア感も相まって、大切にしたい一冊となった。