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調査は母集団をどうするか、設問をどうとるかによって結果が変わってしまう。
日常目にする調査結果も結果以前のバイアスが原因で、真実と異なる方向へミスリードされることがあるということを知ることができる一冊
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妙に母集団が少ないとか誰に聞いたらこんな結果になったんだろうとか、うさんくさい世論調査のたぐいは数々ありますね。その嘘を看破する本。確かブルーバックス『統計でウソをつく本』というのがあったが、あれと合わせて読むとよいかも。
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世にはびこるほとんどの「社会調査」はゴミであるという刺激的な主張。調査する側の都合の良い、もっともらしい結果を提示させるためのテクニックが満載。調査される我々がそれを見抜く技術を身につけるべきだと痛感させられる。ポイントは結果ではなく設問自体にあるというのは目からウロコの気分。
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どんな統計であっても、問題意識を持って取り組まなければ本質が見えてこない。ただ、今までこの結果は変じゃないか?って思っていた統計の作り方がわかった。
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社会学を志す人が最低限理解していなければならないことを、ごく簡単に、しかし分りやすく書いている。新聞を中心とした実例が数多く取り上げられ、その調査のどこがまずいのかを具体的に示してくれる。新聞の世論調査に疑問を感じる人はこれを読んで頭を整理しよう。
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?世の中のいわゆる「社会調査」は過半数がゴミである。
?始末が悪いことに、ゴミは(引用されたり参考にされたりして)新たなゴミを生み、さらに増殖を続ける。
?ゴミが作られる理由は様々あり、調査のすべてのプロセスにわたる。
結局はよく言われるように、新聞を始めとするマスコミが書いていることを鵜呑みにするのはいけないということである。
まぁまずはその情報ともっと接しなければ、真も偽もないよね。ダメな自分。
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キーワードはリサーチ・リテラシー。今の社会はたくさんの情報が飽和している。中には自分にとっては必要ではない情報であったり、ただのゴミのような情報がある。
そのたくさんの情報の中から有益な情報を自分で取捨択一してインプットしなければならない。
こんな心がけが生まれる一冊。
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マスコミや学者の垂れ流す「社会調査」の大半を「ゴミ」として、正しい社会調査の方法を説明した本。新聞や雑誌などからみじかで楽しい事例を豊富に引用し、それらをばっさりと切り捨てていく様は痛快で、同時に勉強になる。大変口が悪いが内容は確かだと思われる。相関関係と因果関係の混同の話はおもしろくて、たとえば灰皿が多い家庭では肺がん発生率が高いからといって、灰皿が肺がんの「原因」だとは言えない、というような話がされる。こういう間違いは日常的に結構していると思う。この前H高校で教えていたとき、生徒が学習院大学を併願で受ける理由として就職率の高さを挙げていたが、就職率がいいのは(学習院を出たら実力が付くとかブランド力が上がるとかではなく)学習院が幼稚園小中高大と有力者の子息が行くお坊ちゃま大学であるからに過ぎないのではないか、と思った。
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いわゆる社会調査というものがどれだけデタラメなのか、よく分かった。
そのうえ、なんと言っても口調が愉快。痛烈な文体は読んでいて面白かったし、さくさく進むのが心地良い。
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挑戦的な書き口が好感、世の中が如何に都合の良い調査結果を出しているか解る。少し専門的な後半は着いていけない。
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授業の課題図書でしたが、非常に内容が面白い話でした。新聞などで見るアンケートなどの秘密(?)が暴かれている感じでなるほど、と思わされる部分が多くありました。私などは、ずっと騙されてきていたのだと痛感しました。今後、学ぶ上で、バイアスのかからない調査が難しいのだということも痛感した本です。入門書としてオススメです。
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政府・官公庁・社会運動団体・マスコミが発表する社会調査の大半はゴミである。我々はいかにしたらデタラメ社会から脱却できるか
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2007/7 図書館から借りて読んだ。初・谷岡一郎。アンケート調査の調査段階、およびその分析、発表において「やってはいけないこと」が網羅的に、具体例を引きながら書いてある。新書だがぺらい感じはしない。この値段なら買ってもいい。言っていることはおおむねごもっともだった。
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最高。
すばらしい。
世の中にいかに都合のよいようにつくられた統計がはびこっているかを教えてくれる。そういう事例ばっかり集めて批判している本だからそう思うのも当然だが。
それでも一読の価値あり。やはり物事を鵜呑みにして思考停止してはいけないね、と思わせてくれる。そうは思ってもあんまり実践できてないわけですが。。。
新聞の読み方を学ぶ本としてもよいと思う。少なくとも毎日記者が講談社現代新書に書いていたやつよりは。
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マスコミ等でよく利用される「社会調査」の過半数はデタラメということを、豊富な例を使いさまざまな角度から検証しています。その上で、その手口を見抜き、ウソに引っかからないようにするにはどうしたらいいのかを教えてくれます。とても勉強になりました。
もう新聞の数字を鵜呑みにすることはないでしょう。