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ドイツの法曹ミステリー。
いや、タイトルは「最終法廷」だし、主人公は弁護士なんだけれど、法廷内が舞台ではなく、むしろ「探偵ミステリー」という感じかも。
不可思議な事件、依頼人の死。仕事のない貧乏弁護士フェルナウが、奇妙な事件の真相が知りたいと調査を始め、その謎がどんどん大きくなっていく。すべて謎が解けた、と思いきや、いろいろなドンデン返しが波のように押し寄せて、うわーー、どうなっちゃうのーー?的に面白いミステリーでした。
超美人の検察官や、弁護士事務所の相棒(ちょっと変人?)や、ケチな犯罪者の依頼人や、たくさんの登場人物たちが出てくるのだけど、なんとなくみんな愛すべきキャラクタ。
どうやら本国ではシリーズ物として書かれているようだし、ドラマ化もされているらしい。
確かに、キャラクタたちが生き生きしているし、なんというのか、ちょっとヌケていて、ツッコミながら見られるドラマになりそう(もしかしたらかっこいい感じになっているのかもしれないけどー)。
ところで、最近、法曹ミステリーを立て続けに読んでいるから、その方向からこの本を手にしたと思われるかもしれませんが、実は、
「表紙買い」
なのでした。表紙を描いているのが、光嶋フーパイさん。
そう、ノルウェーのミステリー、警部ヴィスティングシリーズの表紙を描いているイラストレーターさん。
警部ヴィスティングシリーズを手に取ったのも、表紙の男性が超イケオジだったからだったわけで、結局のところ、光嶋フーパイさんが表紙を描けば、私という読者が釣れるというわけですね(笑)。
質の良い海外ミステリーのお仕事が光嶋フーパイさんにいっぱい流れますように〜。