紙の本
男性ホルモン
2023/01/28 11:53
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投稿者:マルタン - この投稿者のレビュー一覧を見る
主に男性向けの内容でした。食事、運動を見直し、気力体力が上がる方法がためになります。コンビニなどの食事は避けて、ホルモンの材料になるものを食べる。サプリメントも活用する。
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心身の不調に大きく関係するホルモン「テストステロン」について、深く知ることができる本です。
意欲や行動力、決断力、意志の強さなどは、テストステロンの量が大きく関係しているようです。
加齢やストレスで大きく減少する特徴があり、肉体的な不調だけでなく、精神的にも大きな影響が出ることに注意が必要です。
テストステロンの特徴や、減少したときの回復方法などを教えてくれます。
維持、回復に必要な方法の多くが、健康法として多く紹介されていることからも、このホルモンがいかに重要であるかがわかります。
肉体的に調子が悪い、精神的に意欲が出ないが、原因がよくわからないと悩む方が読むと、その解決のヒントがあるかもしれません。
【特に覚えておきたいと感じた内容の覚え書き】
「歳をとると、テストステロンの大敵であるストレスに対する抵抗力が弱くなると言われる。ストレスを感じたら、いったん手を止め、目を閉じ、ゆっくりと呼吸すると、全身に酸素が行き渡り、血液やリンパの流れも良くなり、副交感神経優位になり、ストレスが軽減する。」
「リーダー的な立場の人は、テストステロン値が高い傾向にある。ボランティアや町内活動、サークルなど、コミュニティで自分の役割を持つと、自分が社会に貢献していると感じ、分泌が増加する。対面で会うもののほうが、外に出る機会が増えるので効果的。」
「一番近い存在であるパートナーとの関係が良好で、日頃からしっかりコミュニケーションが取れていると、テストステロンに良い影響があるし、異変にも気づきやすい。まずは『ありがとう』『ごちそうさま』と言うことからだけでも、関係は変わってくる。」
→この本に書いている多くのことは、別の本でも教えていたものが多かった気がしますが、それを科学的に分析すると、どれもテストステロンの値が大きく影響していることに驚きます。測定できるということなので、値を調べてみるのもよいかもしれません。
【もう少し詳しい内容の覚え書き】
・意欲や行動力、決断力、意志の強さなどは、男性ホルモンであるテストステロンが大きく影響するが、男性だと加齢で分泌が少なくなる。ストレスによって減少の度合いが加速するのが特に厄介。
○「ホルモン」はじつは人生の司令塔
・ストレス状態が長く続くと、脳からの司令が「テストステロンを作るな」に変わってしまう。不足すると、骨や筋肉が弱くなる、筋肉でできている血管も弱って血流が悪くなる、動脈硬化が起こって狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・腎機能障害のリスクも上がる。血流が悪くなると、内蔵脂肪や肥満にもつながる。うつ病を発症している人を調べると、テストステロン値の低い人が多い。
○健康はテストステロンで決まる
・20代のいちばん低い値である8.5pg/mlを下回ったら「男性更年期」と診断し、治療開始となるという目安が設定されている。ホルモン注射は即効性があるが副作用の恐れもある。
・補中益気湯、柴胡加竜骨牡蛎湯、牛車腎気丸、八味地黄丸といった漢方薬で体質改善し、治療後も自分で一定のテストステロンを作り出せ��ことを目標にすることもある。個々人の症状や体質にあったものを選びたい。
・食事の内容の見直し、質の高い睡眠、運動習慣を持つなどの生活習慣の改善に取り組むことでも、テストステロンを作り出せるようになっていく。診断をきっかけに自身の生活習慣を変えれば、ピンチから、これから先を健康に生きていくチャンスに変わる。
○テストステロン体質に変える健康習慣
・歳をとると、テストステロンの大敵であるストレスに対する抵抗力が弱くなると言われる。ストレスを感じたら、いったん手を止め、目を閉じ、ゆっくりと呼吸すると、全身に酸素が行き渡り、血液やリンパの流れも良くなり、副交感神経優位になり、ストレスが軽減する。
・リーダー的な立場の人は、テストステロン値が高い傾向にある。ボランティアや町内活動、サークルなど、コミュニティで自分の役割を持つと、自分が社会に貢献していると感じ、分泌が増加する。対面で会うもののほうが、外に出る機会が増えるので効果的。
・一番近い存在であるパートナーとの関係が良好で、日頃からしっかりコミュニケーションが取れていると、テストステロンに良い影響があるし、異変にも気づきやすい。まずは「ありがとう」「ごちそうさま」と言うことからだけでも、関係は変わってくる。
○心の不調は自分では気づきにくい
・周りの人が接していて、「今まで好きだったものに興味を示さない」「話しかけても上の空で生返事しか返ってこない」「以前よりイライラしていることが多い」「だるい、疲れたと頻繁に言う」といったことがあれば、病院(泌尿器科)の受診を勧めてみる。
・テストステロンを増やすために周りの人ができることとして、良いところをみつけてどんどん褒める、外に連れ出す、一緒に身体を動かすなど、周囲が働きかけることで、回復も早まるし、回復後にテストステロン不足に陥るのを防止できる。
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テストステロンホルモンの重要性を述べた本。テストステロンは男性に多いホルモンであるが、男は20歳をピークに下がっていきだんだん気力、体力が落ちていく。逆に女性は閉経を過ぎるとテストステロンが増えて元気になると。なかなか面白かった。なるべくテストステロンを減らさないよう、本書の指南書に従って行動して行こうと思う。