投稿元:
レビューを見る
歳三と浮雲が旅の途中で出会った遼太郎。
彼らが関わる霊はなんとも悲しく恐ろしい。
人間の心というものは、、、
なんだかんだ言って遼太郎を放っておけない浮雲のツンデレぶりは微笑ましいというか、なんというか。
でも、そういって笑ったりしたら、浮雲にひどくへそを曲げられるのは間違いないw
歳三とあの女は、また会うことになるのだろうな。
あの恐ろしい絵師とも。
旅の目的地である京で、決着がつくのだろうか。
しかし、遼太郎がそうだったとは驚きだった。
投稿元:
レビューを見る
セカンドシリーズ第二弾(シリーズ通算では八冊目)。
赤眼の憑きもの落とし・浮雲が怪異を解決する、連作三話(+その後)が収録されています。
京へ向かう旅を続ける浮雲と土方さん。
途中箱根で出会った、遼太郎と名乗る青年と出会い、共に旅をすることになりますが・・・。
幽霊に憑かれやすい性質で、行く先々で様々な怪異を引き寄せてしまう遼太郎。
やんごとなき身分らしい彼の命を狙う者も現れて、どうも権力争いが背景にある様子です。
怪異の謎を解決しつつ、遼太郎を刺客から守る為に闘う浮雲たちですが、途中から宗次郎が加わったのは戦力的に大きいですね。
と、いうのも土方さんが前巻で登場した謎の美女(蘆屋道雪の傀儡)・千代に翻弄されてしまいがちで、今回も何度かピンチになっていました。
個人的見解ですが、千代が強いというより土方さんが彼女に惑わされてしまう(ていうか、魅かれている?)部分が弱点になっているので、例えば宗次郎なら割と簡単に千代を倒せるのでは・・と勝手に考察した次第です。
まぁ、今後も千代との対決は続くと思うので、ヤキモキしながら見守るしかないですな。
そして、終盤で遼太郎の驚きの正体が明らかになりますが、結局その後も旅を一緒に続ける模様です。
それにしても、まだ三島を過ぎたところなんですよね。
ストーリーのテンポは良いのに、旅の進み具合はかなり遅い感じで、一行が京に到着するのはいつになることやら・・・ま、気長に追い続けたいと思います~。
投稿元:
レビューを見る
浮雲心霊綺譚第1シリーズ6巻が終わり第2シリーズが始まりこれが2冊めだ。浮雲と土方歳三の二人の旅に遼太郎と称する徳川慶喜が図らずも絡んでの話しであり気軽に楽しめた。
投稿元:
レビューを見る
この作家さんの他のシリーズは気になっていたものの、まだ手を出せずにいたところ、図書館で目にした本書からスタート。
とっても読みやすくて良い。
最後に明かされる真実も今後を期待させます!
徐々に関連作品へ広げて行きたい!
投稿元:
レビューを見る
うーん。
合わなかった。
なんとか読み終わった。
怖くないんだもん。
誰が主役なの?
深みがないなーと思っちゃった。
投稿元:
レビューを見る
「火車の残火」と内容は大して変わらない。
病院の待ち時間が長くとっとと読み終わってしまった。
読み易いってことかな。
息抜きの娯楽本って感じ。
投稿元:
レビューを見る
旅の途中で出会った遼太郎青年と道中を共にすることにした浮雲と歳三。
訳ありの遼太郎が狙われて浮雲達が助けるパターンが続く3編です。歳三の因縁の千代さんも全編出てきます。江戸編に比べて翻弄されている感じです。
浮雲の憑物落としを全面に出していた江戸編とは異なり、旅の途中の怪異を自ら解決している感じがします。
宗次郎も加わり、三島まで来ました。京に辿り着くには後何冊くらいなんでしょう。
投稿元:
レビューを見る
「生首の陰」
闇の中で光る二つの瞳。
何が起きたとしても自分で選んだ道なのだから文句は言えないが、山賊と出会い命を奪われたのは不運だよな。
追われている身であるのなら、簡単に人を信用せず誰が何を言おうと一人で逃げることを優先すべきだろう。
「絡新婦の毒」
二人の想いは擦れ違い。
まるで妖に殺されたかのように血抜きや殺傷痕の隠滅等、手がかかる事ばかりだが全て一人でしたのだろうか。
証拠が一つもなければ騙されていたと主張しても信頼性がなく、悪い噂が広まれば支障をきたす事だもんな。
「黒龍の祟り」
連れ出された先にある。
家族の命を捧げてでも続けてきた儀式を簡単に辞める事など出来ないだろうが、いつか終わりを迎えるだろう。
偽名を使っていたのだから気付かれないのは仕方ないだろうが、事実を知った時どんな反応をするのだろう。
投稿元:
レビューを見る
浮雲シリーズ。旅を続ける浮雲と歳三は、謎の青年・遼太郎に出会う。そして各地で出くわす奇怪な事件の数々と、その陰で暗躍する怪しき存在。浮雲と対立するあの人物なのか、それとも遼太郎を狙う謎の刺客なのか。緊迫感のあるホラーミステリ連作です。
遼太郎、またしてもこれは歴史的に有名な人物なのだろうな……と思ったのですが、その正体はなかなかわかりませんでした。なるほど、時代的にはそうでしたか。実にびっくり。
お気に入りは「絡新婦の毒」。どう見ても妖怪の仕業にしか思えないようなあの事件をいとも簡単に、「干物」って!(笑) いやたしかにそうなのかもしれないけれどさあ。いいのかそんな表現して。恐ろしい事件のはずだったのに、一気に軽い印象になってしまいました。でも謎めいた事件の様相は好きです。