紙の本
次作も楽しみです。
2023/03/07 12:16
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
師団坂法律事務所に依頼にあった事件を個性の強い弁護士軍団が依頼人の弁護に今日も全力を尽くす。
第一話 毒樹の果実・・・有名人が薬物で逮捕、逮捕した警官が自殺。何故?
第二話 シンデレラの靴・・・20年前の未解決事件が解決?
第三話 バベルの塔・・・外国人の証言の信憑性は?
第四話 歪んだレンズ・・・被疑者が愛したのは、被害者?
第五話 女神の右手・・・鷹野の恋人を殺害した犯人の刑は?
どの作品もよかったですね、私は個人的にはシンデレラの靴が長年会っていなかった娘への愛、初めて見る孫への愛を感じて一番良かった。
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シリーズ3作目。
ドラマの続編が決まったようなニュースを聞いたら、すぐ続編が出た気がする。
前作で恋人を殺した犯人の弁護を引き受けることにした鷹野。
その話の続きかと思ったが、どちらかと言うと今作は師団坂法律事務所ルーム1のメンバーたちをそれぞれ主役にした連作短編集。
鷹野の相棒的存在の芽依から始まり、元刑事の梅津、元裁判官の桐生とメインの登場人物を変えて、事件が進むがそれぞれが壁にぶち当たると、鷹野が登場し、窮地と思われていた状況が一変すると言う、お決まりの展開でいまいち面白さにも新鮮さにも欠ける。
最終章で鷹野の話に戻るが、ドラマも控えていることだから、きっと間を置かずに続編が出るのだろう。
いつも書いているけど、ドラマ化ありきになると原作が一気に色あせてしまうのが、残念。
もっと鷹野と南野の確執を丁寧に描いて欲しい。
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師団坂法律事務所シリーズ第3弾!
5作の短編集。
正義とは何かを考えさせられました。
鷹野さんにとって苦悩する作品だと感じました。
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弁護士 鷹野和也を中心に弁護士メンバー4人の弁護活動を描く短編集。5作品のどれもそれぞれ個性のある弁護士を主人公に覚醒剤所持で逮捕の有名俳優、歩道橋で女性を転落させたとして殺人容疑で起訴された男、死刑囚の再審請求など、加害者側の弁護を引き受ける彼らの心情や事件の真実が暴かれ短編集だが、面白かったです。2023年4月18にち読了。
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鷹野率いる、師団坂法律事務所ルーム1所属の弁護士たちが事件に挑む。
『毒樹の果実』 有名俳優・泉駿介の覚醒剤所持使用の容疑で逮捕される。違法捜査の疑いが…
『シンデレラの靴』 歩道橋での転落死、20年前のクリーニング店主殺人事件との関連は…
梅津が刑事時代に担当した事件だった…
容疑者は違っていたなんて…
梅津の家族にも幸せが戻るか⁇
『ハベルの塔』 18年前の新小岩派遣会社殺人事件死刑判決の再審請求が。目撃証言に通訳のミスが…
そんなことがあるのか…
『歪んだレンズ』 ストーカー殺人事件。容疑者として、逮捕された男は、『犯人は顔に大きなホクロが口元まで並んで3つある男』と否認するが…
一方、鷹野は、恋人・久美子を殺した殺人犯・南野の無期懲役を勝ち取ったが…
結局、大きなホクロの男はいなかったのか…
なんかスッキリしない…
『女神の右手』 少年時にも殺人を犯し、鷹野の殺された恋人・久美子が弁護を担当した男が、同僚の殺人罪で逮捕される。本人は否認するが…
南野に対する怒り、どうしたら…
そんな⁇
連作短編集、すっきりとさくさく、読める。
まだまだ続くのか…
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NHKでドラマ化された正義の天秤シリーズの最新刊である。ドラマ放映が再開(シーズン3とでもいう感じか)されたタイミングで、本作を読み始めた。相変わらずのテイスト(いい意味で)であり、どんどんと読み進めることが出来た。ドラマの配役が時々にイメージとして頭に浮かぶのは致し方ないとして、ドラマが想像以上に原作に忠実だったのは驚きだった。これからの放映が楽しみだ。
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先日(2023年4月から6月)ドラマの第2弾が放送されたものの原作シリーズ3作目。何作かはそのドラマの第2シーズンでやったものなので記憶に新しい。これで終わりってことはないんだよねえ・・・
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シリーズ、第三弾。
師団坂法律事務所に勤務する元外科医の弁護士・鷹野 和也。ほか佐伯 芽衣達個性的な面々が活躍するリーガル・ミステリー。
・毒樹の果実
・シンデレラの靴
・バベルの塔
・歪んだレンズ
・女神の右手
本当の正義とは、真実とは?
それぞれの話に、表には出てこない真実が隠されています。
一気読み必至です。
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シリーズ3作目。お馴染みの面々の活躍と鷹野の恋人の久美子を殺した南野のその後を描く。
作者の他作品であった「応報的司法」「修復的司法」という言葉をこのシリーズで思い出した。応報的は、刑罰を与えるのみ、修復的は被害者家族が加害者の出所後の更生を手助け交流する意味だった。
シリーズ3作目では南野に対して苦悩する鷹野が描かれ、ホント更生とはなんなのか?救いはあるのか?悶々としましたね。
個人的には、修復的司法は無理だし現実世界では厳しいかなと思う。一番は犯罪の無い世界ですね。
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師団坂法律事務所の刑事事案担当には、今回も様々な依頼がくる。
被疑者を弁護するのだから、正義とは何かをより考え悩んでしまいます。
真実を導くために考え悩み、弁護士といえども人間で感情もある。
それでも自分の信じた道を進むだけです。
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師団坂法律事務所ルーム1の5人の弁護士がそれぞれ事件を扱う短編。法廷場面はかなり割愛され、被告人との接見や弁護に向けての証人探しなどに重点が置かれ少し物足りなさを感じた。ルーム1のリーダーの鷹野弁護士は殺された恋人の弁護士久美子への思いを引きずり苦悩が痛々しい。それでもその犯人の南野を弁護するところは久美子の全ての犯罪者は治療されるべきという意志からなのだろうか。全体的にグレーは黒だが疑わしきは罰せずの流れだった。検察側の無罪論告もあり99%検察側の勝訴ではなかった。