紙の本
遺体鑑定医の作業
2023/03/06 10:17
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投稿者:kotep - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本を読んで遺体鑑定の言葉の意味がよくわかりました。何故、自殺と他殺の違いが判るのか、死因が何かということが理解できました。いろいろな死体があるのにもかかわらず、いろいろな作業が必要なんですね。ちょっと驚きと自分の無知さを思い知らされました。次作は千夏の過去or鑑定医になった経緯が明らかにされるのですかね。今からちょっと楽しみになりました。
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現役の弁護士や医師の作家さんはいらっしゃるけど現役の解剖技官は初めてお目にかかりました。
解剖シーンがシャープで良い意味で淡白な感じがリアリティがある。ドラマティックじゃないところが本来の仕事の現場という感じがして臨場感があります。
まだ続きそうなので楽しみです!
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法医学に携わってる作者さんなので、遺体の解剖シーンがリアル。
ミステリというよりかは異状死体がどうしてでてきたのかを暴く話で、内容は難しいけどどういうふうに検死をするのかの参考になるのかも。
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著者は法医学教室で現役の解剖技官を務めているという経歴のため、異常死体の描写や解剖シーンはかなりのリアリティがあります。
事件そのものはそんなに複雑でなかったり、犯人に辿り着くのは警察が行い、解決の報告にて決着がつくというスタイルなので、話自体にそんなに山や谷はみられなかったです。シリーズ化されるのか、急に人物背景を掘り下げるところがありますが、この1冊ではその情報が活かしきれていないです。
デビュー作も図書館にあるか気になります。
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4話の短編集のようです。まだ2話しか読んでいませんので、現段階での感想です。
天才遺体鑑定医の加賀谷千夏による執刀で死因不明の遺体の死因が判明するストーリーです。遺体の解剖については詳細が描かれているのですが、その解剖に至るまでと、解剖後に死因が判明した後のストーリーが薄く、物語性が乏しい気がします。解剖がメインで、そこだけがクローズアップされているような気がします。
同じ様なテーマですと、中山七里さんの法医学ミステリーを読んでいますが、こちらは事件があり、その背景や背後にある人間模様や、物語に登場する人物の成長具合、大どんでん返しのある物語の結末等がしっかりと描かれているので読んでいても面白いのですが、この作品には解剖技官の久住さんの成長については少し描かれているけれど、それだけなので何か物足りない感じがします。
短編集でもいいのですが、解剖以外にもしっかりとしたストーリーがあったら良かったと思いました。
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現役の解剖技官の方が書いたお話。
ミステリー作家さんではないので、トリックはなし。事件を解決することより、解剖をして、遺体に何が起きたのかを書いた作品だと感じた。通常の殺人事件などを扱った作品では、描かれない視点から描かれているのが面白かった。
また、この作品は短編集で、話によって視点となる主人公が変わっていくのも面白かった。
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現役の解剖技官の方が著者だけあって、解剖の様子がとてもリアル。医療業界で働いてる人間としては法医学も興味があったのでこんな感じなのかと想像しやすかったです。話は短編4作品で淡々と進んでいく感じ。