紙の本
牧野の植物観察エッセイ集
2023/05/04 21:21
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:E司書 - この投稿者のレビュー一覧を見る
植物学の父といわれる牧野氏の植物採集エッセイ。植物に興味がないと若干重いエッセイに感じるが、現在、牧野を題材にしたテレビ小説とリンクしながら読むと筆者の辿ったきた人生感や思想感が理解でき面白い。現在の時代背景と違った時の登山を知れるのもこの本の魅力のひとつでもある。
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朝ドラで話題の牧野富太郎の山にフォーカスしたエッセイ集。北海道から九州・大分県の山とそこでの植物との出会いを楽しげに語る。氏の描いた植物画や山のデータが添えられている。読みやすく植物への思いが伝わる。
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百名山とは、また一味違う山行。牧野さんの足跡訪ねてみるかな。朝ドラに合わせたんだろうな…山渓やるな。
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植物学者である牧野富太郎の著書を、山というテーマでまとめ直したエッセイっぽい体裁の本。ちょうど朝ドラの主人公だったので気になって購入。植物については詳しくないので読みにくかったが、学術っぽい部分は読み飛ばしても十分に面白かった。文章もライトでユーモアがあり、何となく牧野富太郎の人柄を知れたような気がした。
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朝ドラ中の積読からようやく年内に読了。 紀行文かと思いきや、然に非ず。フィールドワークの記録が綴られ、「純粋さ」のもう一つの面である幼児性。とも評価される彼は、山では無くあくまで植物を追い続けた。その姿が垣間見える。
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題名通り牧野富太郎と山に関するエッセイを収録。富士山をああしたい、火の玉がどうの、ページ数が足りないなどやたら少年っぽさが溢れる。植物以外の知識も豊富で嫌味はなく、あっけからんとした語り口が軽妙。ただなんじゃもんじゃの話ちょっと待て
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いいねぇ、ヤマケイ!
あえて博士が「植物採集に行った山」や
「山と私のおもいで」について
書いたものをまとめて
ハンディな文庫本で出してくれた。
学会誌に出すような真面目なものから
植物愛好家に向けた随筆
講演会で話したものなどがあって
やっぱり後者のほうがおもしろい!
朝ドラのモデルになった
植物学者たちの名前がちらほらと登場して
ニヤニヤしながら読みました。