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茶々が狂ってから戻るまでの合間を描いた9巻も、酷いバイトが目白押しである。
・探偵助手(伝説の心霊スポット「廃脳研」の探索)
・軍手落とし
・コンビニ店員
・図書館スタッフ
一見すると普通のバイトから、なんじゃそらなバイトまで実に裏バイトらしい。
初志に立ち返るというか、「軍手落とし」や「図書館スタッフ」は実に裏バイトらしい裏バイトだった印象だ。
特に「軍手落とし」は現実の
「なんでこんなところに軍手が落ちてるんだ?」
という不可解さを奇々怪々な裏バイトに仕立てていて、シュールな楽しさがあった。
(ちなみにだが、実際はゴミ収集の方の軍手が落ちてるケースが多いらしいと聞いたことがある)
全体的にテイストは実に裏バイト的。
ただ、しみじみとした恐怖や、しみじみとした嫌感が強めで、ここ最近のインパクトやスケール感はあまり感じられない巻ではある。
その辺も加味して、今回は星四つ半相当と評価したい。
今回も楽しませていただいた。良い具合に気持ち悪い気持ちになれて大変嬉しい。