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投稿者:ゆかの - この投稿者のレビュー一覧を見る
人の人生を狂わせた人間には、これくらいの罰が必要。やりすぎ、行き過ぎ、そう思う人はきっと虐げられたことのない人なんじゃないかな。幸せですね。
自身がどのような経験をしてきたかによって、感想というか感じ方は結構変わると思います。
自分には重く響く最後でした。
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キュートな仮想キャラクター舞璃花が企てる復讐劇! 可愛さの裏に潜む、闇深い業… #舞璃花の鬼ごっこ
■きっと読みたくなるレビュー
AItuberという現代風なキャラクターが主人公となり、社会からはみ出した落伍者たちと協力しながら復讐を企てる物語。
全体的にライトな表現や文体で気軽に読めますが、内容はなかなかハードでGOOD!
そしてキャラクターがいいですね~ 特に怜奈の業が深い深い。
さらに負けてきた者たちの悲痛な叫びが耳をつんざき、読者を嫌な気分にさせてくる。今までの先生の作品より、かなり露骨で冷たい表現も増えてきて、個人的には大好物です。
特に復讐メンバーたちの描き方が上手で、詳しい説明をしなくとも人物が目に浮かんでくる。何か欠けてしまっている人など、バランスがうまく取れない人を描くプロ。人間を見抜く洞察力があるんでしょうね。
復讐劇としても、現代風でいやらしさ抜群。
もし自分がやられたら…と思うと、怖すぎて打ち震えましたよ。勘弁してくれ。
そして謎解きの面白い部分は、やはり舞璃花の正体や事件の動機。
中盤あたりから、誰が舞璃花なんだ? どういう背景なんだ? と勘繰り始め、いつも間にやらストーリーに没頭ですよ。
終盤の展開、復讐劇は遂げられるのか。そして真相が判明したとき… 私は本の装丁の可愛い女の子キャラを眺めて、ただ物悲しくなったのです。
■推しポイント
完璧な人間なんて、世の中にはいない。
頭脳明晰で仕事もできるけども、異性にはやたら弱い人。
求心力やリーダーシップはあるが、人の気持ちが分からない人。
分析力や技術力はあるが、コミュニケーション力がない人。
思いやりや優しさは誰よりもあるが、いざという時に頼りがいのない人。
誰しも強み弱みがあるからこそ、人生の何かのタイミングで絶好調の時もあれば、絶不調の時もある。
しかしどんな状態であっても、その時の自らに正しく向き合うことはまではできるはず。逃げずに覚悟をもつ、真剣に生きるとはそういうことだと信じています。
本作の登場人物全員が、未来のために自分自身に向き合って欲しいなと願いました。
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いじめやネットを使った犯罪代行など深い闇を現代の若者?が触れているTwitter、LINE、Instagram、aituber などキーワードがでてきて、今どきだなとかんじた。三人の被害者(いじめ、アシッドアタックの被害者・加害者)の気持ちを考えるととても胸がいたい。ここに出てくる登場人物はいま社会が持ち合わせている危険な問題をもっている。自己投影をすると危険だな…。
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一気読みしました。
自分の発した言葉や行動がどれだけ周りの人達に影響を与えるのか。
すべて自分で責任を負うしかない。
ネットが発達し過去のこともほじくり返され、本当か嘘かもわからない。
自分の居場所も見つからない。
やるせないです。
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結末に震えるやつだった
カゾク でやる鬼ごっこ もひやひやしながら一気に読んでしまった
あー怖かった。