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東京都S区の分譲住宅「畝目4丁目プロジェクト」。
念願の新居に越してきた住人たちに不穏な出来事が襲いだす。小見出しに日付がふってあるのでこれがカギになるのかな。ぞくぞくと人が死んでいくのだけれど、主婦同士のやりとりがちょっとツボにはまって笑えた。サクッと手軽に読み終えた。
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真梨さんのグロテスクさに挑戦しようと手に取る。東京S区は高級なイメージ、そこに分譲された5区画。過去に往年のスター・未唯紗英子がいた場所だとか大量の死体が出た場所だとか。5区画に引っ越してきた住人のマウント合戦。引っ越し挨拶の品物で相手を牽制しあう。さらに色んな目撃情報が、、、変死体、ごみを漁る少年、狂犬病、体調不良者続出。何なんだこの内容?残念ながら話しが飛んでしまい、集中力を無くしてしまった。また、5区画の大量死亡の原因は〇〇〇〇〇!ぶっ飛んだ原因で真梨さんの本ってこんなんだっけ?と楽しめず読了、、②
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引越しの挨拶に高級な付箋はいらない。
建売の家のご近所付き合いは大変そう。
ハムでみんな死んじゃうとか信じられない。
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真梨幸子さんの作品にしては
イヤミスなんだけど、マイルドな感じでしたー。
「未唯紗(みいさ)アパートメント」という物件が壊され
その跡地に建て売り住宅が5軒建つ。
その住人たち、それぞれの目線から話が進んでいく。
引っ越しの挨拶に一万円近くするエルメスの付箋。
変な異臭騒ぎ。
そこからの死体発見。
そして、狂犬病騒ぎ。
まさかの引っ越してきた住人が死んでしまう。
この地域でいったい何が起きたのか。
そして、そもそもの未唯紗アパートメントであった
と言われている大量殺人とは…。
いつものように複雑に絡み合うんだけど、
まぁーマイルドだったかなー。
なんか、それが原因でそんなに死んじゃうんだ!?
と思ったり、
そんな考えの人たちって本当にいるの?とか
そういう風に思っちゃったー。
さっくり読めるイヤミスって感じかなー(*´▽`*)
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のほほーんとした雰囲気のままアレよアレよと言う間に次々と人が死んでいく。ある地区での過去と繋がった狂気と謎が絡み合ってよくできていた
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いかにも真梨幸子な話だった。同じ分譲住宅地での女性陣の腹の探り合い。ほんと周りに住む人がこんな人達だったらほんと嫌。でも隣家の人が引っ越してった今、もう近所で知ってる人いないもんなー。まぁ戸建はもっと怖いけど。しかし大物政治家一人の力でこんなに情報を消せるものかね。今までもそういう小説はたくさん読んできたけど、これが現実にもあるのならほんと恐ろしいというかなんというか。でもどうせ全てのことを知ることはできないし、真実なんで人によって変わるんだから、まぁそれでいいのかも。とにかく、やっかいごとに巻き込まれず、人生を終えたいわ。
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「畝目4丁目プロジェクト」で都内の分譲住宅に引っ越してきた住人たち。しかしクセアリの住人たちと、大量殺人事件が起きたという曰く付きの土地…。
最初の方のご近所トラブルいざこざは、真梨さんらしさ満載、って感じでした。後半は一気に事態が急展開で、話についていくのに苦労したけど、この後味の悪さがやっぱり中毒性あるなー。
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時期に合わせて積読していた本。
そして真梨幸子さん読むの2冊目でした。
真梨さん独特の雰囲気を感じました。
後半から話が急展開してついていくのに必死でした。
でもとても面白かったです。
本当に大物政治家がそんなことしてたら嫌だな~、いやでも今の政治だとありそうだな~とか思って読んでしまいました。
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読みやすい本です(^^)
真梨さんにしてはそこまで登場人物も多くなく、とても読みやすかったです。
終わり方が「結局それ?!」って感じでしたが、全体的に分かりやすかったです!
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タイトルに合わせて、
エイプリルフール、そして桜の咲く季節に読み始めた一冊。
よくあるご近所付き合い、ご近所トラブルから始まった日常ミステリーなのかと思いきや、そこから繋がっていく様々な視点の物語。
誰もが皆、表面を取り繕って生きている。
そんな人間の心、嫌〜な部分が垣間見えるような
真梨幸子さん独特のイヤミス作品。
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憧れの東京23区生活。それが持ち家ならたとえ川崎市と境界を接するS区だとしてもかまわない。
S区で売り出された5軒の分譲住宅。そこに越してきた5つの家族。希望に溢れる新生活のはずだったが……。
かつて大量殺人事件が起きたという噂があったアパートの跡地に建てられた住宅群で起きる不気味な出来事とその真相を描くサスペンス群像劇。
◇
窓口から名前を呼ばれ、三浦奈緒子は慌てて返事をして立ち上がった。
ここは川崎市T区役所。今日は転出届を出すため窓口で順番待ちをしている。
川崎に住んで6年。翌々日の4月1日から念願叶って多摩川の向こう側に転居する。ついに憧れの東京都民になれるのである。
奈緒子が趣味で描いていたウェブマンガが評判になり、そこそこ売れたことと夫に遺産が入ったことで思いきって新居購入を決断した。購入費用は5500万円。奈緒子たち夫婦にとって安くはない買い物だが、都心の外れとは言え23区内の分譲住宅にしては格安だった。
そして4月1日。胸踊らせて新居に入った奈緒子たちだったが……。( 第1話「Chapter1 A区画 三浦邸」) 全7話とエピローグからなる。
* * * * *
東京都S区 ( 世田谷区? ) の建売分譲住宅地で繰り広げられる人間模様を描くサスペンス作品です。
まず主要人物から。
この新築分譲住宅は5軒あり、当然のことながら5組の家族が越してきます。
東京23区に住むことや戸建への憧れを抱き転入してきたのは、ひと癖ありそうな人たち。書店員兼漫画家とデリバリー配達員の夫婦。専業主婦と医師。虚栄心の塊のような妻に振り回される夫と娘。そして元女優。
人間模様をややこしくしているのはすべて女性という設定です。その人間模様の嫌らしさの描写が続く序盤はイヤミスの面目躍如といった展開でした。
次はサスペンスミステリーにつきものの事件。人の死です。
最初から凄惨さを匂わす展開。何かの死を連想させる強烈な腐敗臭。そしてその腐敗臭を放つ家で見つかった死体。物語は一転して緊張感を孕みます。
さらに、主要人物たちが毒殺されたような死に方をしていく終盤。顔を見せない殺人鬼が ⁉ とホラー色が強くなるのですが……。
真梨幸子さんがイヤミス作家であるとは知らずに読んだので、覚悟していなかったぶん疲れてしまいました。( イヤミスが苦手なのです。)
でも、そんなイヤミス要素がお好きな人なら楽しめる作品だと思います。
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面白くて一気に読み進めました。
最初5組のご近所トラブルによるサスペンス、若しくは土地の呪いによるホラー?と思っていましたが5組の家族全員が死んでしまい「えっ?!」
かつて未唯紗アパートであった大惨事の犯人が、二転三転し最後にやっと真犯人が分かりました。
でも、本当に依子さんが犯人?
依子さんが連絡した翌日に里山先生が死んで、恐児は高飛び。
誰か黒幕でもいるんでしょうか?
あと、5組の家族全員ボツリヌス菌で死んでるけど、田上さんの義理の両親は死んでないのはなんでだろう?
確かハムを贈っていたよね?
まだハムを食べてなかったんだろうか?
謎も残るけど、最後までどうなるんだろう?とドキドキしながら読めました。
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読み始めたときは、曰く付きの土地故の悍ましい出来事が待ってるぞぉドキドキ、と思っていたのにまんまと期待を裏切られた(いい意味で)。
確かに曰く付きではあったけれど、怨念とか呪いとか全く関係ない理由で死んでいくし、それがまさかボツリヌス菌だとは思いもしなかったし、まんまとはめられた…。これも何かの因果なのか…って考えてしまった。
曰く、についてもまさか薬漬けマンションだとは思いもしなかったし、お母さんがやった、と思ったら、娘だった、と思ったらおばさんだったし、最後まで展開読めず、後半は夢中になって読んでしまった。
とにかく、見栄張りとマウント合戦はろくなことにならないし醜いし生産性がないので身の丈にあった生活が一番だなぁと学んだ。(そこ?)
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すごく面白かった一冊。
家を購入することから始まり、隣人関係からの、ここまで発展する!??と、予想外の展開にすごくドキドキした。
作者の発想の豊かさが伺える。
個人的に小学生のふたりの会話がすごくツボで、今どきの小学生ってこんな大人な会話ができるのかな〜とか、ふと、自分の小学生時代を思い出せるいいきっかけになるいい一冊だった!!!
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昔、有名なアパートメントがあった場所にできた新興住宅地に引っ越してきた5組(実は4組)の家族のそれぞれの目線で物語が進行していきます。
憧れのS区(たぶん世田谷区)に引っ越してきたヒモの旦那を支える書店員兼エッセイスト、早口でまくし立てるパーソナルエリアが狭い主婦、ブランド志向で元タレントのネグレクト気味の主婦、有名人の母を持つ専業主婦、大きな一戸建てに一人暮らしする美人(実は映画撮影できていた女優で住んではいない)。
話の中でも出てきますが、住んでる住所にそんなにこだわる?と思いました。でも、たしかに住所(地区名)だけで地価の違いがあったりするのも事実です。
駅近ならS区の郊外よりK市(たぶん川崎市)の方が私も良いと思うのですが、世の中そうではない人がいるようです。
殺人事件かとおもいきや映画撮影だったり、狂犬病とおもいきや別の病原菌だったり、二転三転してあれ?どうして?と思うところもありましたが、最終的にはあっという間に読み切ってしまうくらい面白かったです。
しいて言えば、もう少し他家族(メインの登場人物以外)と昔の未唯紗アパートメントの話を深堀してほしいなぁと思いました。
私はこの新興住宅地がいくら安くても、住みたいとは思いません