紙の本
現在の在宅医療
2023/05/30 21:48
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
命のゴールまで住み慣れた家や過ごした場所で生きることは、人としての尊厳に係ることだと思う。病院に入院するということは、今でも病気を治すことが第一目的となる。病院での治療を止めるということはクスしい決断かもしれない。しかし、余命と向き合い、「生き方の質」を高めるための選択だと、在宅医療を前向きに考えたほうがいい。「生きる質」を高めることが、笑顔で長生きにつながるかもしれない。私には、在宅医療にかかわる時間はないので、少なくとも邪魔をしないように医療を続けていきたい。
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偶然出会った本で、本当に安心を得られました。
人生に正解はないけれど、不安だと楽しめないし負の連鎖になりがち。
お金の問題、健康の問題、最後はどこで…周囲の手助けを受けながらも穏やかに旅立てたらと思うそんな希望が叶いそうだと心から思える内容です。
穏やかな日々の生活の中で旅立つためにやってはいけないこと、最後の時はどのくらい生活費が必要かいくつかのケースが掲載されていてとても参考になります。
自分の時、家族の時、色々な目線で考えることができました。
ネガティヴに考えてしまいがちな内容だけど、これはいつその時が来ても大丈夫そうだと背中を押してもらいました。
小笠原文雄医師の他の著書「なんとめでたいご臨終」も読んでみたくなりました。
オススメです!
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6月に父をなくしました。一人暮らしで私は離れているので、特養に入ることができ、安心していましたが、熱が出て肺炎と言うことで、病院に診てもらわなければならなくなりました。その選択が良かったのかどうか、疑問に思ったままでした。この本を読んでいたら、私の選択も変わっていたのでしょうか?父も家で過ごしたいと言っていました。でもそれは叶えてあげられませんでした。ごめんなさい。
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前著と同じように実際の患者さんのエピソードがたくさんのっている。前著に出た人のその後もある。数日と言われた人が8年も生きた例も紹介されている。こうしてみるとやはり病院は死ぬ場所としては不自然だと納得する。いままであまり疑問を持たなかったほうが不思議な気がしてくる。どういう役割の人がチームに加わるのかやコストの問題についても詳しく書いてある。在宅のほうが安くつくとのこと。おまけに気分的に延命になり、本人も周りも満足となれば選ばない手はない。