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各都道府県から特色ある方言を一つずつ、写真と共に紹介。
目次
Part.1 北海道・東北・関東
Part.2 北陸・東海甲信・近畿
Part.3 中国・四国・九州・沖縄
Column、撮影協力&主要参考文献有り。
4ページ構成で、左に方言、右に写真。
続いて、左に方言の説明、右に方言関係の話や雑学。
『目でみることば』シリーズ、今回は方言。
各都道府県から特色ある方言を一つずつ紹介しています。
ん~なんか可愛いことばを多く選んでいるような~。
方言とは気づかずに使ってることばや独特のことば。
救急絆創膏、漢字ドリルや計算ドリル、黒板消し等を
表す、その地域ならではのことば。
「だるまさんがころんだ」の地域での異なることばなど、
写真を添えると面白く、楽しい内容になっています。
埼玉の「おっぺす」や京都の「おてしょー」が自分の故郷の
ことばでは無いと知りましたが、幼い頃に住んでいたのは
新興住宅地で、他地域からの移住者が多かったため、
その住民との関わりで覚えたのかもしれないと、思いました。
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全国47都道府県の方言が,ひとつずつ,写真と共に紹介されている。方言についての説明文も多くなくて,読みやすく,方言と仲よくなれる本だ。ある方言に関連して他の地方の言葉についても言及されることもあり,比較しながら読む楽しさもある。
何より,方言と写真のコラボというのが面白い本である。
市民図書館よりお借りした。
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おかべたかしさんの本が好きなので、読んでみた。
毎回、思うがいつも「へー!」と言ってしまう。
「なんもなんも」(北海道)は、優しさに満ちあふれていて、とても好き。
意味→いいえお気になさらずに。使いたい言葉。
愛知県の「ときんときん」も愛知県民に聞いてみたい!(笑)
面白い。
好き。
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大好きな見比べシリーズ。
今回は1県にひとつを取り上げて
その「方言」を視覚化しようとする試み。
例えば、新潟県の「飴が泣く」のページに
個包装の袋の中で溶けてしまった飴。
山口県の「たわん」のページには
棚のものを取ろうと伸ばした子供の手。
(届かない、ということだそう)
おふたりのコラムで
各地の「他になんて言うの」な方言たちは
ソウルフードならぬソウルワードだと。
本当にそうですねぇ。
宮城県の「うるかす」なんかも、いいなぁ。
ご飯粒のついたお茶碗を水につけておくこと
ですって。
ほら、説明したらこんな長い言葉が
「うるかす」で表現できるんだもの。
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「本書は、日本各地の方言を取り上げて、そのことばが使われる地域で何を意味しているのか、どのような状態を表しているのかを写真で「見てみよう」という試みの本です。
一例を挙げると、沖縄県の方言として「ぜんざい」を取り上げています。このことばに対応する写真は、一見すると「かき氷」です。それは、沖縄の「ぜんざい」が「かき氷スタイル」で提供されるが故なのですが、他県民からすると、このことばと写真の差に「え?」と思うのではないでしょうか。このギャップを楽しんでもらえたらなと思っています。
このように方言を写真でみること。そして、全国の方言にまつわる興味深い話をコラムで紹介することで、この本は構成されています。
この本を作るときに意識したことが、ふたつあります。
ひとつは、各地で「今でも使われていることば」と使っている人が「方言だとは思っていなかったことば」をできるだけ選ぶということ。幅広い世代の人に楽しんでもらいたいので、できるだけ今でも使っていることばから選ぶようにしました。また「方言だと思っていなかったことば」は、今でも使うことばである上、そこに驚きもあるので積極的に紹介しました。
もうひとつは日本各地の方言を紹介すること。本書では、北は北海道から南は沖縄県まで、方言に関する全国47 都道府県の話題を取り上げて解説しています。北から南まで順番に配列していますが、順番通りに読む必要はありません。気になるところから読んでいただければと思います」。
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先の尖った鉛筆のこと
名古屋弁と三河弁ミックスの私は
「ときんときん」と言います
すごーく尖っていたら「とっきんとっきん」です
知らなかった!それは全国共通じゃなかったのね!
「他県ではこんな風に言うんだなー」がいっぱい
楽しく読めました
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数年前だったか。東京女子大篠崎ゼミの「方言チャート」などが話題になった。
ちょっとした方言ブームが来たように思う。
本書はその意味ではちょっと出遅れたせいで、二番煎じ感を持たれそうな気がする。
取り上げられている語例も、どこかで見たなあ、というものも多い。
とはいえ、きれいな写真と合わせた紙面は見ごたえがあり、間違いなく楽しい本だ。
やはり方言で楽しいのは擬態語・擬声語だろうか。
今回私が初めて知ったのは、佐賀の方言では擬音語は三回繰り返すということ。
「雨がざーざーざーと降る」といった具合に。
それ以外にも、擬態語はまったく想像もつかないものが多く、方言の奥深さを感じる。
それから、「現地の人は言わない方言」という観点も面白かった。
名古屋の「えびふりゃー」。
鹿児島の「おいどん」「ごわす」。
その辺りはなんとなくそうじゃないかと思っていたが、富山の「きときと」も現地の人はあまり使わないらしい。
京都の「おいでやす」は舞妓さんが使っていたもの。
でも、これだけ有名になると却って観光業を中心に土地の人が使ったりする逆説的な事態が生まれたりして。
やっぱり方言は面白いなあ。
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知らない方言がいっぱい!
それを見せる、という写真が秀逸。
そうかぁ、こんなふうに見せてくれるのだ。
と、楽しみながらページを繰った。
この方言を持って、全国に旅したい。
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「行けたら行く」は、行くつもりがないときの返事だとよく聞いていたが、主に西日本でそうだったんですね。
東日本に住んでいる私は、もし行けなくなったらゴメンね、という"行きたい"が優先する時に使っていた。
子供の頃は「まん真ん中」はよく使っていたが、これは東京の方言だったのですね。
いまは皆「ど真ん中」と言うようになったみたいですけど。
岡山県の方言には何が選ばれているか興味があったが、「しわい」と「チャラ書き」だった。
どちらも初耳。普段岡山で生活してないと聞く機会がないかも知れない。
本書では未採用でしたが「ぼっこー、きょうてーのー」は実際に岡山で聞いて意味を知りました。
面白いと思ったのは、佐賀の「きゅーのしゃーは、きゃーのしゅー」。
何言ってるのか全く想像もできないけど、佐賀の人は本当に分かるの?
昔、長崎の爺さん婆さん集団の中に放り込まれたことがあって、まるで意味不明の外国語だった記憶が蘇りました。
日本人同士の会話でも、方言翻訳ができるポケトークが必要です。
「目で見る方言」という本なので、取り上げた方言に写真が添えられています。
いいな、と思ったのが山形県の「どだなだず」。これは「どないやねん」という意味らしいです。
1歳くらいの子が大きな字で「どだなだず」と書かれたTシャツを着ていてとてもカワイイ。
方言にはその土地の暮らしが感じられて、その場所を訪れたような気分になりました。
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それぞれのお国言葉方言を見ると思わずクスッと笑えて癒やされています。岐阜県の画びょうを「がばり」というのも懐かしく感じお可笑しかった!