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エッセイは普段あまり読まないのだが、岸田さんのエッセイはおもしろおかしくそして感銘すら受けるエッセイの一級品であった。
中でも引越しの冷蔵庫話は抱腹絶倒のお話で1番印象に残った。あなたも読んで感動し楽しんでください。
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今までとは違う感触の、岸田さんの本です。
より深みを感じるエッセイでした。
無力感のお話
祈りについてのお話
本を勧めるということのお話
が特に印象に残りました。
誰にでもは勧められないけれど、「この人に」はあるな、と思いました。岸田さんとヤンデル先生のエピソードを読み、本好きの友人と久しぶりに会いたくなりました。
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作者の文章が面白く、笑ってしまうところもあり、お父様の話のところは涙したり、章によっては共感して何度も読み返したり…感情が忙しく動かされる作品だと感じました。
読んでいる中で、自分の感情や過去の記憶と向き合うことが多かったので、時間をおいてから、また読み直したいと思います。
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岸田奈美さんの文章は読んでいると心のどこかに染み込んでくるような感覚がある。
そしてその感覚はとても心地よい。
私はとても好きな文章です。
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人生初エッセイ。今までもこれからも、私にとっておそらく経験しないであろうことなのに、何だか自分の中にすっと入ってきて、サラッと出ていく感じがするお話ばかり。いい意味で!
このエッセイを読んで色んな感情が湧いてきて不思議な経験した気分。
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読み口は、ユーモアが溢れてて軽く
読みやすいエッセイ。
なんだけど、
岸田さんの家族のことや過去のエピソード、
辛いことも沢山経験した上で、
それらを笑いに変えているのが勇敢だった。
クスッと笑って元気が貰える。
自分の感情を見つめてみたくなる。
そんな本。
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岸田奈美さんのエッセイには、笑いと愛と哀と救いがある。
自分の人生に一度でも起きたら卒倒しそうなエピソードが、岸田奈美さんからは週一くらいの勢いで飛び出てくる。
なのに、そこに悲壮感はない。
少なくとも、文章には出てこない。
裏には悲壮感も含めた様々な感情が込められているのはしっかり感じるのに、重くない。いい意味で。
岸田奈美さんとはサイン会で一度お会いしただけだが、その人当たりの良さは爆発的に発せられていた。
そのキャラクターそのままの文章に、ある種救われているのかもしれない。
特に最終章がよかった。
下手したらエッセイ全体の評価にかかわるかもしれない吐露が、この本全体の救いになっている。
“読みたいものを書く”を超えた、書くことへの渇望をも感じた気がした。
岸田奈美さん、ますます推す。
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エッセイ集。著者は31歳。若い。
なんでこの本を入手しようとしたか思い出せないけど、
これが案外、いい。
文章に無理がない。力みがない。わざとらしさがない。流れるよう。
ススーッと頭の中に入り込んでくる。
家族、特に両親が頻繁に出てくるが、なんとも素直に受け入れられる。
エピソードが自然。なんてことはないけど、読ませる。
早くに父親をなくしてるわけだから、なんてことない、ってこともないか。
秋っぽい、はぴんとこないけど、愛に満ち溢れている気がする。
いい本。
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NHKドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった」が、原作以上に感動しました。
その作者の3作目?、見た目笑えるけど、苦しいことがあってが故なので、深さも感じます。
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言葉にしなかった、言葉を見る人
この話は心底沁みた。これだけで星5
父に褒められた記憶があまりなかった
母からは何かあると祖父母にも褒めていた
照れて言えなかったのね
私には私の。母には母の記憶がある
すごく素敵な作品だった
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著者の文章は、ネット上ではよく目にしてきたが、書籍でまとめて読んだのは初めて。
場所に紐づけて書かれているが、住んでる地域の近さもあってか、岸田家の面々が生きてきた場所や環境が具体的に想像できる話も多く、すれ違っていたかもしれない家族の物語として沁みるものがあった。
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『家族だから愛したんじゃなくて、愛したのが家族だった +かきたし』で、すっかりファンになった岸田奈美さん。
本作も良かった。
1991年生まれ、まだ32歳の若さで、途轍もなく辛い経験をされて来た奈美さんから紡がれる言葉は、真摯で温かく時に切ない。
お父様を13歳の時に亡くし、車椅子のお母様と、ダウン症の弟さんとの暮らしが大変な事は想像に難くない。
けれどそこに悲壮感はなく、苦しみさえ笑いに変える奈美さんから元気を貰える。
ひとつひとつのエピソードに笑いと涙と愛がある。
人間力が高い彼女を素直に見習いたいと思える一冊。
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岸田さんのエッセイ、ほんまにすき。言葉や言い回しがめっちゃすきで、スッと入ってくる感じ。
重い内容も絶妙なユーモアセンスでしんどくなく読める。才能ってすごい。
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岸田ファンの友人からのプレゼント。
今回2冊目
笑って泣いて
泣いて笑って
過去のシーンの振り返り
その土地土地の思い出を書いているけど
1番好きだったのは
遺書が化けて出た
ドキドキと笑いと
snsのあるある
相変わらず、表現力楽しすぎ
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「愛したのは家族〜」を読んで、岸田さんのファンになり、2冊目を購入。今回は号泣はありませんでしたが、やはり彼女の言葉はいつも大事なことに気づかせてくれる。自分が見つけた素晴らしいというものを、好きな人にシェアして分かち合うことが、自分の喜びにつながるんだよね。
未来を明るく生きるために、未来のことを考えない、病気を持っている人たちはそんな選択をするんだとらいう気づき。
「家や人を失った傷は、他人が優しく寄り添うことはできても、1ミリの誤差もなく共感することはできないと思う。」
そうだね、全く同じ気持ちにはなれない。でも一緒に悲しむことはできる。気持ちがわかる、なんて軽々しくは言えないけど、見て見ぬふりも出来ない。
「すすめずらい本をすすめたいと思う関係性こそが、わたしが、喉から手がでるほど欲していた他人との絆ではないか。共感されなくたっていい。読まれなくたっていい。ただ、その人の本棚ぬあるというだけで、心の占有面積のどこか片隅にあるというだけで。」
この一文もよく分かる。欲張りなことは言わない。でも、ほんのちょっとでも、自分の感動をあなたと分け合えたら最高に幸せだし、そんな本もらったな、という記憶が残ったならに十分だと思うことが最近の自分にもありました。
母には受け取る才能がある。父には、差し出す才能がある。これもいい、表現だ。人の長所を見つける才能が彼女にはあると思う。
そんな自分自身のことが嫌いだと、最後に告白している。嘘をついていたことも。とても正直な人だと思う。自分を好きになりたいから書く。みんな誰しも、自分を好きになりなりたくてあがく時があるのかも。私もせめて、自分が好きな自分でありたいと日々思っている。
2冊目を読み終わって、やっぱり他人とは思えない感覚があるのだけれど、きっと多くの読者が同じように彼女に親近感を覚え、応援したくなっちゃうんだろうな。