紙の本
普通に生きる。
2001/11/27 22:09
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投稿者:ハレ - この投稿者のレビュー一覧を見る
いつもの古谷実のマンガだと思って買ったので、一瞬戸惑ったが、すぐにそんなことは忘れてしまった。何だろう、この主人公は。まず、中学生なのに若さがない。「普通に生きたい」のに、母は出て行くは、変なバケモノは見えるは、はっきり言って全然普通じゃない。
主人公だけでなく、登場人物がみんな、「どこかズレて」いる気がする。それゆえ、不気味な空気のようなものを感じる。
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本当に稲中書いたんですかい?と問いたくなるほどの衝撃を受けました。笑えません。
人の生き死にって誰かに委ねられたものだったり、自分勝手に決められるものなのかなぁ。あぁ重い。
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これぞ現代社会の「不条理」を見事なまでに切り裂いた作品。「私」や「世界」とは一体なんであるのか。その答えを探し求める主人公が最終的に起こした行動とは?それを見せつけられた私たちはもう一度、「私」や「世界」について考えさせられる。そしてぶつかる「不条理」。そこから逃れられる方法は?この作品の主人公が中学生だなんて・・・。
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稲中とはまた違った古谷実の世界がすごい。かなり重いです。住田君には共感できるようでできない。読んだあとの脱力感がすき。読み返すほどに面白いです。全4巻。
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遣る瀬無い、遣る瀬無い…
普通ってなに???
こんな人生のぞいてみるのもよいかも。
今までの古谷実とは違う。
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いつもの古谷作品に期待を持って読むと、いろんな意味で笑えませんよ・・・てな感じの1冊。
生きていくうえで、人が見て見ぬふりをしている、闇の部分をとことん描いています。読み終わった後に、心に考える何かを残してくれる作品です。
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ギャグ漫画を描く人が次にものっ凄いシリアスなものを描くのはよくあること。でもここまで描かなくても。衝撃的なはずなのに、こんなにもわかる。
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こういうマンガは珍しいと思う。難しいテーマに取り組んだなって思いました。著者が(こうした作品を書き始めたのが)「早すぎました。ごめんなさい」と書いてたような。ラストは雑誌掲載時のものと違うのです。最終回だけ買ったヤンマガしばらく捨てられませんでした。
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完全にシリアスです。稲中描いてた人とは思えません。ですが根底に潜んでいる作者の「負」の部分が前面に押し出されてのこの作品ということでしょうか?ある日突然少しのお金を置いて失踪してしまった母親。残された主人公は(あれ?これって映画「誰も知らない」に似てるぞ)ことあるごとに出現する死神?の姿を見ながら、死ぬまでの時間をぬるく過ごす。生きていればいいことあるよ、なんてキレイごとも通じない、本当に追い詰められてしまった人々の悲しいストーリー。
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病気になるマンガNO.1。
読んだことない人は一生読まない方がいい。
でも、読んだことある人とは、小一時間盛り上がって話してしまうに違いないマンガ。
トラウマ。
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稲中とかのギャグ作品とは打って変わった救いようのない漫画です。
んが、なぜか自分は最後まで読んで、すごいがんばろうと思いました。
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重い、暗い。と思いながらも何回も読む。「普通」は平均的な場所にありながらも均整を取るのは難しいものなのかもしれない。
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堕ちてるとき、もっと堕ちたい時に読む。誰の心にも住んでいる怪物、不幸から生まれた怪物に、彼は負けてしまったのだろうか・・・。どうしようもなく遣る瀬無くなるのは、他人事に思えないから。
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立ち読みで2巻まで読んでしまったのを後悔したマンガ。なんか小心者・佐藤は、読んでる時になんか罪悪感というか、そういう感じの胸のドキドキ感があって、ちょっと大変だった。ほんのちょっとエロ・グロ。佐藤と同じく影響受けやすい人とかは注意が必要かも。でも内容は結構気になるので心臓強いかた、どぞ。
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最後まで「死」に呪われた少年。2巻で起こる父親殺しの衝撃。鳥肌が立った。吐き気がした。救いようの無い暗黙の世界がそこにあった。(笑いゼロ)