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ノートを時々読んだことがあるけど、一冊の本でまとめて読むのは初めて。笑っちゃうし泣きそうになるし忙しい。ファービーの話はマスクしててもニヤニヤしながら読んじゃったよ。お母さんの話はどうしても涙が出そうになる。
ディズニーに行くときの夜の車中とか、思わず自分が子供のときの記憶まで蘇ってきて、気づけば岸田さんの家族の話を読みながら自分の家族のことを考えている、という感じだった。
ウェブ媒体でも本でも、読後にあったかい気持ちになるのは同じだな〜。また機会があれば本の形で読みたい。
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独特のセンスでシリアスに陥りそうな話も絶妙におもしろく読めるのがすごい。赤べこの話など、世の中にはいい人いっぱいいるなあ、とダウン症の弟さんを中心に、世界が明るく見える話たちもよいのですが、甲子園球場で一人ホットコーヒーの売り子をした話が個人的にはツボ。逆境をこんなにおもしろおかしく書ける上に最終的に勝利する著者さんやっぱすごい人だわ!これからも家族で快進撃を続けてもらいたいです。
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筆者の家族構成を知っていく中で、このタイトルと内容のダブルパンチに心温められます。タイトル買いして間違いじゃなかった本です。
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“生まれるときに、親を選ぶことはだれにもできない。でも、パートナーを選ぶことはだれでもできる。自分で選んだパートナーこそが、家族の最小単位だ。
家族は選択できないものから、選択できるものになっている。自分によい影響を与える人の存在は、自分で選ぶことができる。”
早くに父を亡くし、車椅子の母と知的障害の弟との日々の暮らしを綴ったエッセイ。
BSでドラマ化されておりそちらも大変良い。
中々重めの内容かと思いきや、著者の持ち前の面白いことに貪欲な性格と物事を客観的に捉えた語彙力高めの文章のおかげで楽しく読めてしまう。
ジブリの小ネタも多くジブリファンとしてはそこも良い。
好きなエピソードのひとつは『黄泉の国から戦士たちが戻ってきた』
電車で読んでいたら激しく肩を震わせていたことだろう。
面白いだけでなく、障害をもつ方々の生活や時々ハッとさせられる言葉もあり学びもある内容となっている。
ブログのように軽い読み心地で普段本を読まない人にもおすすめの1冊だ。
こんな人におすすめ .ᐟ.ᐟ
・家族がテーマの作品が好きな人
・面白いエッセイが好きな人
・さくらももこが好きな人
・ジブリが好きな人
・前向きになれる話が好きな人
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奈美さんのパワフルで気にしぃなところが大好きです。それにしても引きが強いというか、物事が面白い方へ転ぶのは天性ですね。
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愛とは何か、の答えがここにある。
タイトルがなんだか辛くて、気になりながらも未読だったのだけど、文庫になったので手に取りました。一気に読みました。
解説にあった「知らんけど」は祈りだ、という部分に、赤ベコになるくらい同意。
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甲子園でホットコーヒーを売った話がめちゃくちゃ面白かった
いや、普通に辞めようよ(笑)と思ったし、たぶん同じ状況になれば私は勿論の事、大体の人が辞めると思うのだが、
天候とかで出勤日を決めたり、SNSでなりふり構わなかったりと抗い、最終的に勝つとか驚愕
これは境遇で培った精神力によるものなんでしょう
お父さん、お母さん、弟さん
家族ひっくるめて岸田奈美さんなんだろう
家族とはそういうものかもしれない
岸田家
あっぱれです
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noteの有名な文章はネットで読んでいたが、まとめていろんな話を読んだのは初めて。障害者の家族、ヤングケアラー、とかではなく、彼女自身がリアルにそこで生きているところがよかった。その上で考えさせられることに繋がる、「味のある」エッセイであった。
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大好きな書籍の文庫化。
持ち歩きやすくなって、一層、人に勧めやすくなりました。
「かきたし」もあって、お得感もあります。
何回読んでも「好きだなあ」と思います。
初読の方は、思いがけず吹き出してしまったり、あるいはぼろぼろ涙がこぼれてしまうかもしれないので、ひとりでゆっくり過ごせる時間に読むことをお勧めします。
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弟さんの障害やお父様を早くに亡くされたことやお母様が車いす生活になられたことにより大きな苦労をされていると思いますが、それらの点以外は著者は普通の一般的な温かい家庭で育たれたのかと思います。(つまりスペシャルな才能を持っているとかエリートな教育を受けた方というわけではないということ。)
そのような、自分と変わらない普通(と感じられる)の方がご自身やご家族の日常をブログに書くこと通して多くの人の共感を呼び、作家としてデビューを果たし、ドラマ化までされるということから、ものを書くことがもたらす可能性の大きさを感じました。
書かれている出来事はご家族の障害などに関連したことが多いですが、障害が身近な人でなくともイメージできたり共感できる内容に感じられ、いい意味で障害が特別なことではないと実感できます。
また、ご自身についても笑いも交えながら飾らない人柄として書かれており、身近な友人のような親しみを感じます。
その一方で、些細な出来事から深い気づきを見出される様子とか、あたりまえのことを最大限に面白くとらえるユーモアから特別な感性を感じます。
これらの素敵な感性を持たれた背景には、ご家族メンバーがみな温かい家庭であったこと、ご家族のことで苦労や悲しい思いをされたこと、などが当然あると思いますが、それだけでなくたくさんの書くことを通してご自身を客観視しながら自分磨きというか人柄としての味わいを深めていかれた影響があるのだろうなと想像しました。
こんな読書感想なども含めて、私も自分がした体験や抱いた感情に、書くことを通して向き合っていきたいと思いまいした。
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好き、とても。
「はじめに」で泣いて、一穂ミチさんの「解説」で泣く。
泣いて笑ってまた泣いて顔が忙しい。
表情筋は確実に鍛えられた。
沢山の辛い経験をされた岸田さん。
何度も涙を流して来られたんだろうと書かれていない部分を想像し胸が詰まる。
そんな岸田さんが紡ぐ言葉は愛に満ちている。
カメラマンの幡野広志さんの言葉も刺さりまくる。
本の中から「なんくるないさ~」「ケンチャナヨ」などの励ましの言葉が今にも飛び出して来そう。
元気な人も心が折れている人も手に取って欲しい。
文章の端々に散りばめられた優しさに触れれば笑顔になれる。
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不思議なリズム感の文体が、最初はしっくり来なかったけれど、読む進める内に、まるで隣で実際に著者が話して聞かせてくれているような感覚になるエッセイ。
世間一般からみたらどこか欠けているのに、いや、欠けているからこそ、心が澄んだ人たちのエピソードに、何度も笑ったりホロリとさせられた。
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ドラマ「家族だから愛したんじゃなくて、愛したら家族だった」
【出演】河合優実,坂井真紀,吉田葵,錦戸亮,美保純,福地桃子,奥野瑛太ほか【原作】岸田奈美,【脚本】市之瀬浩子 他【演出】大九明子
七実「家族の死、障害、不治の病、どれか一つでもあれば、どこぞの映画監督が世界を泣かせてくれそうなもの、それ全部うちの家に起きてますけど」
いや~七実たちの生き方、最高。錦戸亮が「なんだか、かっこよかったです」ってTweetしてたけど、ホンマそれ。なんだか、かっこよかった。
視聴者、演者を信頼し、皆に平等な大九明子 演出が色んなとこで光っていました。錦戸亮もあんま出てなかったけど全然OK、アタマとラスト&遺影で父の存在充分感じたし。何度見ても発見がある素晴らしいドラマと出会うきっかけくれて感謝です!
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先にドラマを見始めていたので、知っているエピソードがほとんどだったけど、それでも笑えるし、泣ける。
解説の一穂ミチも書いているけど、家族に障害があるけど…的なものと思って敬遠したら、もったいない気がする。
知らんけど。
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Spotifyのラジオきっかけに出会った本。
岸田さんの声から馴染み、本を読んだのでより一層、そのままお話しを聞いてるかのような感覚に。
涙がぐわっと出そうになっても、笑えちゃう話ばかりで岸田さんの強さと愛に、勇気と優しさをもらいました〜