ハッピーエンドはどこですか　本なんか大っきらい、なのに!? みんなのレビュー

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投稿者：百書繚乱　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

小学校３年生のころに母をなくした一葉(かずは)
児童書作家だった父も６年生の年明けになくなってしまい、中学入学にあわせて叔父の・(とん)ちゃんといっしょに暮らすことに

一葉は大切なものがいつも「本」に奪われてきたと思い

「わたし、本なんか、大っきらいなんだから!!」

けれど、クラスメイトの八雲くん、漱(すすぎ)さんに文芸部に誘われる

「一葉さんは、本当は、本が好きなんじゃないの？」

揺れる一葉の気持ちは……

《自分にしかできないこと、してみたい
　あなたに捧ぐ新シリーズ！》──はさみこみリーフより

デビュー作『一年間だけ。』(全12巻)が３月に完結したばかり
元書店員の小説家 安芸咲良がリリースする新シリーズ、2023年４月刊

　　わたし、ハッピーエンドの物語を紡いでみたい。
　　わたしが、世界でいちばん不幸な子でも……。

一葉、八雲、漱、・にくわえ、龍之介、寛、信夫、鏡花と、登場人物の名前はすべて文豪から

作中作はデビュー前に書いて投稿サイトに載せていた作品とのこと

本好きにはたまらないしかけがいっぱい