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優しい気持ちになれる一冊でした。
動物を飼うというのは命を預かるということをしっかり心に刻みたいと思いました。
本棚に並ぶ、今は亡き愛犬の写真を見ながら、楽しい思い出も最後の辛い日々も共にあればこそ。
もうペットを飼うことはできませんから、こうした作品を読ませていただくとやはりうれしいです。
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ペットとの、残り少ないお別れまでの日々を描いた短編集ですが装丁通りの雰囲気。
猫、ミニブタ、犬。共に過ごしたこれまでの暮らしを思い出しながらのお別れの日々は、切ないけどとても温かさに満ちていました。
つぶらな瞳、ちょっとした仕草や表情、他愛ない毎日の1分1秒までもが愛おしい大切な時間。
これはもう悲しみと愛情、動物への感謝にあふれて涙なしでは読めない。
誰もがきっと後悔だったり、過去と未来の「もし」を考えてしまう。
そこにいるだけで家の中を明るく照らし、家族に笑顔と元気、癒しや安らぎをくれる家族の一員である動物。
人間より短い「命」を預かる責任を、改めて感じました。
最期の時までをどう過ごし、どう迎えるかーー。
最後の温かい一行に涙が溢れました。
本当にそう♪
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動物を飼うというのは、
命を飼うということなんだな。
動物を飼ったことのない私には
恐ろしくて仕方がない話だった。
一方、こんなに愛しい存在がいることには
強く憧れる。
涙が止まらなくてしんどい。
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動物を飼ったことはないですが、動物の最期を見届ける、感じられる物語でとても学ばせて頂きました。
ペットを飼ったことがない方、これから飼おうとしている方には是非手に取って読んでもらいたいですね。ある意味、残酷で切なくてお金のかかる事です。
保護犬、保護猫、殺処分…大変多い世の中ですからね。最期まで看れるという責任を持って飼って欲しいです。
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表紙が可愛いな~と思って借りてみた。
ほのぼの。でも、〝送る話〟だったので、少し重い。少しエネルギーがある時に少しずつ読み進める。
P64
サクラちゃんは、丸々としたピンク色のミニブタだ。
→息子と一緒にここを読んでふふっと笑う。
P123
「ダメダメ。人間ってそんあに甘くはないものよ。そのときどきにしか味わえない幸せがあるの。」
「小さい頃は、あんまり太り過ぎないようにとようどいい感じにすくすく成長して欲しくて。大人になったら、部屋を滅茶苦茶にしないお利口なブタさんになって欲しくて。そして今は、もうここで美味しいものを食べていてくれるだけでいいわ。」
→亜希さん、いいのう。しみじみとこころに響く。
P231
『君は獣医の仕事を勘違いしている』
『動物病院の獣医が最後にできることは、時間を稼ぐことだよ。』
『獣医の仕事は、大事な子とのお別れの時間をちゃんと作ってあげることが大事なんだよ。』
→そうだったのか!
動物を飼ったことがないけれど、それぞれの飼い主とそれぞれの〝君〟との関わり方に新しい世界を見た感じだった。この表紙みたいに、君をおくるときは、こんな爽やかであたたかい気持ちでおくれますように。
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題名からある程度は想像していたが君と言うのは飼っている動物だろうと予測はしていた。それとのお別れだった。涙脆い獣医師さんさらには飼主さん達の涙なみだのお別れであった。全編で4話あって素敵でした。
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ペットは可愛い。でもそれだけじゃない。生きている限りお金がかかり、迷惑をかけて時間を使って、臭くて、死んでいく。私はペットを飼ったことはない。飼いたいなあと思うことはあるけど、命を養うには想像以上の覚悟が必要なのだと突きつけられた。可愛いだとか、感動だとかそんな薄っぺらいものだけではないリアルがある。読んでよかった。
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全4章。1章に1匹のペットとの出会いとお別れ。
私も2匹の犬をおくったのでどの章も泣きながら読みました。
でも読んだあと暗い気持ちとかにはならず、おくった2匹の犬を思い返すことが出来ました。
そして、これからペットと過ごそうと考えてる方、今一緒に過ごされてる方、おくった方に読んでほしい本です。
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この本を読むと動物との接し方が少し変わります。
動物は飼い主が一緒にいてくれたらそれで幸せ❣
感動と涙でした❣
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いいお話しでした。ますます動物が飼えなくなる。親の介護のことまで考えさせられました。生きるものを最後まで看取ることの大切さを感じられる作品でした。
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泉ゆたか「君をおくる」、2023.4発行。野良猫のぶーさん、ミニブタのサクラちゃん、チワワのクッキー、アメリカンショートヘアのタタン、家族同然の動物たちとの別れを描いた4話。連作的なつながりも呈しています。獣医さんの心配りも温かいです。
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一緒に家族として暮らした動物たちを看取るお話…それぞれに泣ける。第一章の女性に第四章では新しい家族ができていて良かった。そしてツインテールの女の子。ささやかな回収が優しくて嬉しい。
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ペットとの別れを描く四篇の物語。
動物を飼うことは可愛いだけじゃなく、責任と覚悟が伴うことを教えてくれる。
全部の物語に出てくる
泣き虫の獣医がいる動物病院と
小学生くらいの少女。
一篇目と四篇目の話の繋がりなど、なかなか愉快。
でも全体としてはあんまり好みじゃなかったです。
全ての物語を繋ぐ獣医さんがあまり魅力的じゃなかったからかなぁ。
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家族の一員であるペットとの出会い、そして別れ。
優しくあたたかな物語の中に、命を預かることの厳しさや覚悟もしっかり描かれる。
愛情を注いだつもりでいても、看取りの後には後悔がゼロではない気がする。
我が家のペットは幸せだっただろうかとふと考えてしまうことがあるのだ。
そんなことを思い出しながら読んだ。
心を動かされるペットとの物語。
飼うことを放棄したリリー(クッキー)の話が一番印象的だった。
命の重みを感じた。